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「グリークス」制作発表 5/29(月)
The Greeks
2000.07.01
写真/「グリークス」

前列左より尾上菊之助、麻実れい、平幹二朗、白石加代子、渡辺美佐子、田辺誠一
後列左より中嶋朋子、久世星佳、南果歩、藤木孝、安寿ミラ、寺島しのぶ、宮本裕子
 10本の有名なギリシャ悲劇を一つの作品として構成した「グリークス」を、蜷川幸雄の演出で上演する。3部からなるこの作品、通 しで上演すると9時間にも及ぶ大作。イギリスの演出家ジョン・バートンと、翻訳家ケネス・カヴァンダーまとめたもので、日本では文学座がアトリエの会として1990年に上演している。今回は、平幹二朗、麻実れい、白石加代子ら、多彩 な顔ぶれ。また、シアターコクーンの客席を舞台を囲む形に作り替えるのも楽しみだ。

 とにかく凄い出演者の顔ぶれ。ひとりひとりでも十分に主役を張れそうな方ばかりだ。蜷川さんは「ギリシャ劇には、家族や愛情の問題、神々のことなど現代にも通 じるテーマが満載。ワイドショーを見る感覚で見てもらってもいいし、そこからもう一歩哲学的な何かを読みとってもらってもいい」と語った。 9時間の通し公演については、平さんが「役者は休める場所がいくつかあるので、一番大変なのはお客さん」とのこと。その上、コロス役として、主要なキャストがさりげなく出演する場面 も予定されているらしいので、ますます気が抜けない公演になりそう。




公演データ
9/5[火]― 24[日]
シアターコクーン
STAFF 原作=エウリピデス、ホメロス、アイスキュロス、ソフォクレス 編・英訳=ジョン・バートン、ケネス・カヴァンダー 翻訳=吉田美枝 演出=蜷川幸雄
CAST 平幹二朗 田辺誠一 尾上菊之助 渕野俊太 田代隆秀 錦部高寿 吉田鋼太郎 高瀬哲朗 合田雅吏 瀬下和久 菅生隆之/藤木孝 麻実れい 白石加代子 南果 歩 安寿ミラ 久世星佳 寺島しのぶ 中嶋朋子 宮本裕子 香月弥生 小林さやか 川本絢子 市川夏江 立石涼子/渡辺美佐子 ほか

土日通し券/平日セット券全指S席27,000円/コクーンシート15,000円、各1・2・3部券全指S席10,000円/コクーンシート5,000円

お問い合わせ=BunkamuraチケットセンターTEL.03-3477-9999、Bunkamuraインターネットホームページ

出演者コメント

平幹二朗
「蜷川さんとは13年ぶりの新作で、武者震いがしました。たくさんの俳優さんが出演しますが、男優は少ないようで、まなざしのキラキラしたたくさんのお姉さん、お嬢さんたちばかりで、恐怖の震えが来るようです(笑)」

麻実れい
「蜷川作品には初めての出演で、やっと夢がかなうと少しドキドキしてすます。運命に翻弄されながらも強く生きていく女性の役をしっかりと演じようと思います」

白石加代子
「私の演じるクリュタイムネストラは怖い女で、以前、私がよくやっていたような役です。以前は怖い部分だけを強調してやっていたので、今度は、前半の夫には従順で、子供には慈愛に満ち溢れた優しい女性の部分を膨らませて、素敵に見ていただきたいです」

渡辺美佐子
「蜷川さん演出は初めてです。最近は灰皿を投げないとのことで安心しています。この年になって初めての俳優さんたちや、初めての演出家に挑めるのはラッキーですね。蜷川さんは、俳優として出ているのを見ている数少ない観客の一人。その時は赤フンひとつで……、今はこんなに立派になって……(笑)。稽古場でびくついたりしたら、この姿を思い出そうと思います」

田辺誠一
「9時間という上演時間をきいてびっくりしました。でも、たとえば飛行機に乗って9時間だと、成田からハワイまでしか行けないですよね。でも、劇場では遠くヨーロッパまで何千年も旅出来る。今の生活にも通じるものがあると思うし、忘れていたものがたくさんあると思うので、がんばりたい」

尾上菊之助
「初めての現代劇で、こういう舞台に出れるとは思ってもいなかったので、緊張でドキドキしています。歌舞伎で苛められるのには慣れているので、もう一度鍛え直してもらって、お芝居の楽しさを再確認したいです」

藤木孝
「31年前にアテネの劇場で、大地に口づけをして、素晴らしい俳優にして下さい、と祈って来たことがあるんです。素晴らしいキャストやスタッフの皆さんと、ベストを尽くしてがんばります」

南果歩
「蜷川さんの演出も、共演の皆さんも舞台では初めての方ばかりです。多少アカもついているけれど、一年生気分でがんばります。蜷川さんには「避けてただろ」と聞かれて「はい」と答えました(笑)。でも、今回、いい形でご一緒出来てうれしいです。」

安寿ミラ
「待望の蜷川作品に出られて光栄です。私の演じるヘレナという役は、戦争を引き起こした美女で、蜷川さんには「はったりでいけ、はったりで」とのことですので、目いっぱい美しくいたいと思います。」

久世星佳
「蜷川さんの演出は『リチャード三世』につづいて、2度目。前回は、2日に1度は怒られていまして、その時に「馬鹿、変態、センスねえなあ」などなど、罵倒の言葉を言い尽くされました(笑)。今回は下女の役で、宝塚組でも最下級生なので、稽古場でも下女のような扱いを覚悟しております(笑)」

寺島しのぶ
「私の演じるエレクトラは、情熱的な役で、白石さんの演じるクリュタイムネストラを殺そうと企てる悪い女ですが、情熱的で、気に入っています。弟(菊之助)と蜷川さんはギリシャに行ってしまうので、いい所をかいつまんで、いんな話を聞きたいです」

中嶋朋子
「蜷川さんとは初めてです。キャストも豪華な皆さんで、見るほうとしても楽しみたいです。自分がちゃんと感じることを伝えていくことが大事。是非見に来て下さい」

宮本裕子
「生け贄にされる役とのことで、大変、光栄です(笑)。生け贄にされるようないい女になりたいです。白石さんと、平さんの娘の役なので、すばらしい両親を持てて光栄です」



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