

前列左より江波杏子、松井誠、浅丘ルリ子、近藤正臣、田中美里、後列左より披岸喜美子、高畑淳子、江守徹、熊谷真実、大門伍朗
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泉鏡花の実生活での恋物語を、『天井桟敷の人々』以来2度目となる浅丘ルリ子主演・江守徹演出の組み合わせで上演。死別
した母と同じ名を持つ恋人すゞと鏡花との関係を、鏡花の名作を劇中に取り入れつつ幻想的に描いてゆく。
数々の泉鏡花作品の主人公を演じてきた浅丘ルリ子が、鏡花本人に多大な影響を与えた実在の女性・すゞを演じる。鏡花役には浅丘とは5度目の共演となる近藤正臣。鏡花の師である尾崎紅葉役を、演出も手掛ける江守徹が務める。ほか、田中美里、松井誠、熊谷真美らが出演。鏡花の友人と尾崎紅葉の愛人の男女二役を松井誠が演じるというのも面白い。

浅丘さんという女優の存在が光った。近藤さんは「浅丘さんとの舞台は、とても嬉しいのです」といきなり告白するし、すゞの友人役の熊谷さんも「稽古と公演2ヶ月間、愛して止まない浅丘さんと心を込めて一緒にいたい」などと感極まったご様子。「石原裕次郎さんを見て『アー!』っていう、それに近いものがある」と浅丘さんの魅力を語る江波さんの言葉が印象的だった。
役者が観客を惹きつけるのはある意味当然としても、役者が役者をこれだけ魅了してしまうというのも凄い。「ただただ、命がけで鏡花さんに尽くしてやりたいと思う」と語る浅丘さん。チームワークと江守演出で、鏡花の世界をいかに描くのかに注目!
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