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「毛皮のマリー」製作発表 1/24(水)
2001.02.07


左より若松武史、及川光博、美輪明宏、麿赤兒、菊池隆則

>> 製作発表スナップショット
 寺山修司が美輪明宏のために書き上げた作品『毛皮のマリー』が、初めて美輪本人の演出により上演される。演劇実験室「天井桟敷」第3回公演として、1967年に新宿アートシアターにて上演された同作品。以後、寺山急逝のため追悼公演となった83年、ドイツ人演出家ハンス・ペーター・クロスによって94・96年に上演され、今公演が5度目の再演となる。初演当時は美術を横尾忠則、衣装をコシノジュンコが手掛けたが、今回は主演・演出のみならず美術も美輪明宏があたる。衣裳デザインは、映画「乱」でアカデミー最優秀衣裳デザイン賞を受賞したワダエミが担当。
 美輪演ずる美貌の男娼・毛皮のマリーと、壮絶な近親愛と憎悪の物語を繰り広げる美少年・欣也役は、今回が初舞台となる歌手の及川光博。その他、18年ぶりに美少女・紋白に挑む天井桟敷出身の若松武史、94年・96年に引き続いての出演となる麿赤兒(下男・醜女のマリー役)・菊池隆則(名もない水夫役)らが参加する。

 過去の再演を評価しつつも「どこかに“違うな”というのが残っておりまして、いつかはと思い(構想を)暖めていた」という美輪さん。歳も同じで、映画や音楽でも同じような作品に触れて育った寺山修司とは「一卵性双生児のように」意見が合ったのだとか。初演時に寺山氏と話していた内容が今回やっと実現することについて「“こういうことがやりたかったんだな”と言うことがお解りいただけると思います」と、感慨深い様子だった。
 それにしても“濃い”配役だ。左の写真をご覧あれ。純白の毛皮の美輪さんの両脇にはスーツ姿の及川さんに和服の麿さん、さらに革ジャンの若松さん、Tシャツ1枚の菊池さんが居並ぶ。服だけ見ても個性がはっきり。このうち麿さんと若松さんは女性の役だって言うんだから、それだけでも面白そう、などと言っては失礼か。この面々だからこそ、寺山氏が提唱していた「演劇における見せ物の復権」に挑戦できるのだろう。




公演データ
2001.3/24[土]― 4/22[日]
PARCO劇場
STAFF 作=寺山修司 演出・美術=美輪明宏 衣装デザイン=ワダエミ 協力=九條今日子
CAST 美輪明宏 及川光博 麿赤兒 菊池隆則 若松武史 ほか

全指=8,400円

お問い合わせ=劇場 TEL.03-3477-5858

劇場公式サイト=http://www.parco-city.co.jp/play/

地方公演

4/25(水)
    
4/26(木)
東京亀有・かめありリリオホール/お問い合わせ=劇場 TEL.03-5680-3333
5/1(火)
    
5/2(水)
愛知厚生年金会館/お問い合わせ=キョードー東海 TEL.052-962-0511
5/4(金・祝)
    |
5/9(水)
大阪・シアター・ドラマシティ/お問い合わせ=劇場 TEL.06-6377-3888・サンケイ企画 TEL.06-6345-5062

5/11(金)

広島・アステールプラザ大ホール/お問い合わせ=CHUGEI TEL.082-281-3882

5/21(月)

北海道厚生年金会館/お問い合わせ=綜合企画サービスセンター TEL.011-642-3321
5/30(水)
    |
6/1(金)
福岡市民会館/お問い合わせ=ピクニック TEL.092-715-0374

上記以外に、仙台、新潟、鹿児島など8ヶ所で上演



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