

前列左より水谷八重子、藤村志保、瀬戸内寂聴、有馬稲子、星由里子、後列左より平野啓子、幸田弘子、李麗仙、上原まり
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作家・瀬戸内寂聴訳による「源氏物語」の朗読が、三度再演されることとなった。全54帖の大河絵巻を女性の視点から現代語訳した瀬戸内版源氏物語は、分かりやすさから幅広い読者層を獲得し、ベストセラーとなっている。その“寂聴源氏”を、照明や音響などで現代的な演出を加え、舞台で朗読するというこの公演。朗読者は、前回に引き続き有馬稲子、水谷八重子らのほか、女優の星由里子、李麗仙、琵琶奏者の上原まり、舞台朗読で活躍してきた幸田弘子、平野啓子らが出演する。
また、朗読の前に出演者本人による「源氏物語」にまつわるトークも行われる。

「朗読ではあまり(お客さんが)入らないんじゃないか」と心配だったと言うのは、訳者の瀬戸内寂聴さん。それが、東京・地方公演ともに盛況で、今では出演した女優さんたちが朗読の仕事にはまりつつあるという。この仕事がきっかけとなって、独自に朗読公演を行うようになった水谷さんは「一つの役で終わらずに、(物語全体を)俯瞰で見ているという、女優の身では絶対にあり得ない面白さがある」と、その魅力を語ってくれた。
8人の出演者が自分の応接間にお客様をお招きして、耳元で囁く、というのが演出家・竹邑類さんのコンセプトだとか。人の声に耳を澄ましながら時を過ごすなんて、こういうことでもないかぎりなかなか出来るもんじゃあない。
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