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戦後歌舞伎界の頂点を極めた名女形・6代目中村歌右衛門さんが、3月31日午後6時47分、慢性呼吸不全のため東京都世田谷区の自宅で亡くなられた。84歳だった。1日夜の仮通夜には中村芝翫、中村富十郎、松本幸四郎ら歌舞伎俳優が続々と弔問に訪れ、稀代の名優を失った悲しみを新たにした。
通夜は2日午後6時から、自宅にて営まれる。喪主は長男の中村梅玉。次男の中村松江とともに、同じく2日に初日を迎える4月歌舞伎座公演に臨む。
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中村歌右衛門[なかむらうたえもん]

本名・河村藤雄。屋号は成駒屋。1917年1月20日、5代目歌右衛門の次男として生まれる。22年に新富座『真田三代記』の内記役で、3代目中村児太郎として初舞台を踏む。16歳の時に6代目福助、24歳で芝翫、34歳で歌右衛門を襲名。以後も映画やテレビドラマには一切出演せず、舞台一筋に芸を磨いた。
64年、史上最年少の46歳で日本芸術院会員に選ばれ、68年には人間国宝に、72年に文化功労者、79年に文化勲章を受章。5年ほど前に体調を崩してからは入退院を繰り返し、ここ最近は自宅で療養を続けていた。96年8月に出演した舞踊公演『関寺小町』が最後の舞台となった。 |
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