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第26回・菊田一夫演劇賞授賞式レポート 2001.04.18
     
  (1)まず受賞者をあらためて発表し、それぞれ賞状などが手渡される。写真は『熊楠の家』での演技が評価された下山田ひろのさん。   (2)その後、受賞者の御挨拶。『エリザベート』キャストを代表して一路真輝さん。同作品の著作権を貸与してくれた宝塚歌劇団への謝意を表した。  
   
     
  (3)『渡る世間は鬼ばかり』と来ればこの人、泉ピン子さんである。「生涯無縁の賞だと思っておりました」と感極まったご様子。   (4)『あかさたな』と『功名が辻』で受賞した渡辺徹さん。「しばらくは印籠のように(受賞を)振りかざしていきたいと思っております」  
   
     
  (5)挨拶が終わって、全員で乾杯!   (6)最後にみんなそろって記念撮影。右側、『エリザベート』御一行が賑やかさが目立つ。  
   
     
  (7)式典後に個別の撮影。こちらは『ピカドン・キジムナー』『グリークス』の演技で受賞の寺島しのぶさん。本誌コーナーStagePeopleにも御登場いただいた。   (8)春日野八千代さん代理の植田紳爾さんと、松本悠里さん。故・菊田一夫氏の写真をはさんで。  
   
       
  (9)大賞だけに贈られる高級オルゴールをかこんで。シャッターチャンスを逃してしまったが、小池先生がずいぶんとはしゃいでおられた。      



 4月16日。帝国劇場にほど近い丸ノ内の東京會舘にて、第26回菊田一夫演劇賞の授賞式が行われた。
 やはり一番目立ったのが、見事大賞を獲得した『エリザベート』のみなさん。一路さんをはじめ内野聖陽さん、山口祐一郎さんなど、日本人離れした長身のキャストの方々が居並ぶと、それだけで絵になってしまう。
 受賞コメント1番手は、ただ一人のスタッフとしてその中に挟まれている小池修一郎先生。「昨年の今ごろには稽古が始まっておりましたが、その時には、このような日を明るく迎えられるという保証も自信もなく、ただひたすらそれぞれに緊張の日々を過ごしていたと思います」まじめな話のその後に「賞金の使い道等について、すでに後ろで謀議を交わしているようなメンバー」と同席したキャストを評しつつ、「みなさんの熱意と、前向きに舞台に向かってゆく姿勢にささえられて、受賞できた。(この結果は)ひとえに集まったみなさんの才能と、その努力の結晶ではないかと思っております」と、感謝の言葉で締めくくった。
 続いて泉ピン子さんのご登場。『渡る世間は鬼ばかり』の小島五月の演技での受賞だ。「アカデミー賞みたいにいっぱい書いてこようと思ったんですけど、ただ感謝(の気持ち)だけです」と現在の心境を語った。「賞状を立てて持っていたら、横で(渡辺)徹に“遺影じゃないんだから”って言われまして(笑)。ついこのあいだ母を亡くしたものですから」「招待状はもう生涯いただけないと思っておりましたので、サランラップに包んで、(両親の)お線香のところに置いて参りました」と、時折声をつまらせながら亡き両親を偲ぶ。語るごとに会場の人々の意識を引き込む力はさすが。最後に「これからもっと頑張りますから。大賞とるように頑張ります。ありがとうございました!」と深々と選考委員に頭を下げて、盛大な拍手を背に壇上を後に。
 そして渡辺徹さん。『功名が辻─山内一豊の妻─』の山内一豊、『あかさたな』の大森鉄平、2つの役での受賞となった。「私の場合は、個人でいただきましたので、『エリザベート』のように賞金で揉めることはありませんので、よかったなあと思っています」と、会場の笑いをさそう。「これから芝居を目指される方にも、私がとれたということで励みになるのでは」と畏まったコメントの後に、「ここ当分はちょっとテングになっていると思いますけど(笑)、優しく見守っていただきたいと思います」と本音を白状(?)して、会場を和ませた。
 その他、『ピカドン・キジムナー』の秀子と『グリークス』のエレクトラ役の演技で寺島しのぶさん、『熊楠の家』松枝役の下山田ひろのさんが同演劇賞を受賞。特別賞は永年の宝塚歌劇・日本舞踊への貢献を評価されて、春日野八千代さん、松本悠里さんが受賞した。
 演劇というジャンルのことを忘れてしまいそうになるほど、豪華な受賞者の顔ぶれ。それ自体が舞台作品であるかのような、華やかな授賞式だった。




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