Theater Guide Online/WATCH FOR!


「鹿鳴館」製作発表 5/31(木)
2001.06.11


平幹二朗と佐久間良子
 来年5月ル テアトル銀座にて、三島由紀夫の代表作が久々に上演されることになった。文明開化に揺れる明治の華やかな社交場“鹿鳴館”を舞台に、男女の愛憎劇が濃密に描かれる。しかしなんといっても今回の話題は、主役の影山伯爵夫妻を佐久間良子と平幹二朗という、実生活でも夫婦だった二人(17年前に離婚)が演じること。それぞれすでに経験済みの役だが、共演という形はもちろんこれが初めてだ。初演は杉村春子と中村伸郎、再演では初代水谷八重子と森雅之という大顔合わせだった作品だけに、三島ロマン劇の命とも言える伯爵夫妻のこの配役、一体どんな効果を生み出すのか。演出はここのところ引っ張りだこの山田和也が手がける。

 “別れた二人”の久々のツーショット会見ということで、こじんまりした会見場は報道陣で満杯。司会の中根公夫プロデューサーは二人の離婚会見の時にも司会を務めたそうで、「『鹿鳴館』は以前からやりたかった実にロマンチックな作品。二人にこそぴったりと話を持っていったが、快諾を受けて私自身驚愕している」と不思議な縁に感慨無量の面持ち。さて当のお二人は「もう長い年月が経ったので昔のことは断ち切って、一役者として向かい合いたい」(佐久間)、「人生では共演に失敗したが、こうして芝居で共演できる日が来るとは感動している」(平)と穏やかな表情。それぞれが第一線で活躍を続けている余裕もあるのだろうが、これこそ「時の浄化作用」(平)というやつか。最後にやはり飛び出した「これをきっかけに再婚は?」という質問に、口をそろえて「それはありません」と息もピッタリ(?)。公演は約一年後とかなり先の話だが、この二人の存在感に負けないキャストを鋭意選考中とのことだ。




公演データ
2002.5/17[金]―6/2[日]
ル テアトル銀座
STAFF 作=三島由紀夫 演出=山田和也
CAST 佐久間良子 平幹二朗 ほか


2002年1月下旬前売予定

全指S席10,000円/A席8,000円/ボックス席(二人)16,000円



< 記事一覧





Copyright 2000 Theater Guide ご意見・ご感想はinfo@theaterguide.co.jpまで
UP

Theater Guide Online