新国立劇場『鳴神』『俊寛』記者会見
2003.04.04
「現場では指揮者と演出家はしばしばもめるようですが?」との質問に、團十郎が「学生時代聖歌隊員の経験があるだけで(笑)素人ですから」、指揮の秋山が「いや、僕は昔、聖歌隊員になれずピアノ伴奏をしていましたから」と和やかに応酬する1コマも。
左より、ノヴォラツキー次期芸術監督、市川團十郎、佐々木典子、腰越満美、秋山和慶
2004年1月〜2月、新国立劇場で日本の古典を題材としたオペラ2作品が同時上演される。作品は間宮芳生作曲・台本の『鳴神』と故清水脩作曲の『俊寛』。ともに歌舞伎作品としても知られる作品だ。演出に歌舞伎俳優の市川團十郎が決定し、配役の発表と併せての記者会見となった。オペラとしてはNHKからの委嘱が発端で作られた両演目。『鳴神』は吉田玉男、吉田文雀らが操る文楽人形で74年に初演され、テレビオペラの国際コンクール、ザルツブルグ・オペラ賞のグランプリを獲得、『俊寛』は、64年ラジオでの放送初演を経て、翌年に第6回NHK音楽祭・創作歌劇の夕べで舞台初演され、話題を呼んでいる。
オペラ演出初挑戦となる市川團十郎。「(歌舞伎とオペラは)違うので悩んだが、素人としてぶつかる。何もせず文句も言われないより、何かして文句を言われたい」と抱負を語った。また、オペラと歌舞伎の発達が歴史的に同時期であるといった共通点や、逆に、西洋の神が天にいるのに対し、日本の神は地にいるため動きにも違いがあること、西洋生まれのオペラでは、日本人による作品であっても、言葉の頭にアクセントがつく独特の“オペラなまり”があることを指摘し、「今回は歌舞伎風に」と明言。市川家のお家芸『鳴神』では日本的な音を加える旨を作曲の間宮から了解済みであることや、『俊寛』では人間の悩みを普遍的に描くといった構想も述べ、「おおまかなプランだが」と前置きしつつも意欲は十分の様子。稽古の時間をしっかり確保し、指導してゆくとの團十郎の発言に、出席した歌手佐々木典子と腰越満美(ともに『鳴神』で上人を誘惑する雲の絶間姫役)も「頑張ります。きわどいシーンもありますが色気を出すように」とコメントした。
公演データ
2004.1/30[金]−2/1[日]
新国立劇場オペラ劇場
STAFF 作曲・台本=間宮芳生(『鳴神』) 作曲=清水脩(『俊寛』) 指揮=秋山和慶 演出=市川團十郎
CAST 福島明也 甲斐栄次郎 佐々木典子 腰越満美 直野資 黒田博 ほか
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11/23(日・祝)前売開始
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S席12,600円/A席9,450円/B席6,300円/C席3,150円、当日学生席半額/当日Z席1,500円
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お問い合わせ=新国立劇場TEL.03-5352-9999
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新国立劇場ホームページ=
http://www.nntt.jac.go.jp
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