

左から中村七之助、串田和美、中村獅童、中村勘九郎、坂東弥十郎、中村扇雀、笹野高史(“パネル参加”は中村橋之助)
撮影=松田直己 >>拡大
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今年も渋谷に「コクーン歌舞伎」がやってくる。94年以来2、3年に一度のペースで上演を重ねる公演も今回で5度目。若者が集う渋谷、さらに現代的なシアターコクーンという取り合わせの妙で、今やすっかり定着した人気公演だ。2年ぶりとなる今回は、第2回でも取り上げた『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』を上演。じりじりと暑い浪花の夏を背景に、男の意地と意地がぶつかりあう世話物の名作である。出演はご存じ・中村勘九郎を筆頭に、中村扇雀、中村橋之助、坂東弥十郎、中村獅童、中村七之助らパワーみなぎる花形役者と、コクーン歌舞伎や平成中村座にも参加している笹野高史ほか。おなじみ串田和美の演出で、装いも新たに登場する『夏祭』に期待大だ。

相変わらずエネルギッシュな主演・勘九郎。「コクーン歌舞伎はやっててホントに楽しくて、一ヶ月がアッという間。みんな同じ釜の飯を食ってるって思えるのがいい」と、今から楽しみでたまらん、といった様子。「イタリア人マフィアじゃないけど、一人の男を救うためにみんなが命がけで突っ張り合う物語。そんな“熱いもの”を出したい」と、意気込みも十分だ。また人気沸騰中の獅童が「観に来てくれた若い人をがっかりさせないだけのことをしたい。歌舞伎の刺激的な底力に共感を持ってもらえれば」と語れば、一番若い七之助も「スゴイと思ったり感動したら、素直な気持ちを出して欲しい」と、共々同世代に向けて熱いメッセージを発信。そんな中、「民間からわたくしが…」と笑いをとっていたのが笹野高史。勘九郎ふんする団七の舅・義平次役は昨秋の平成中村座公演でも演じており、泥まみれの“義平次殺し”の場は大きな見どころのひとつだ。
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