

左から浅見れいな、須賀貴匡、小沢真珠、津田寛治、星遙子
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映像・演劇の枠にとらわれず、公演ごとにスタッフとキャストを集めて作品づくりを行う「劇団たいしゅう小説家」の新作に、25歳の気鋭・堀江慶が演出家として登場。映画監督、俳優、劇作家、演出家として旺盛な活動を続けている彼が、チェーホフの『三人姉妹』を日本の21世紀末を舞台にし、大胆に翻案する。堀江のほか、出演者の小沢真珠、津田寛治、須賀貴匡ら映画、テレビドラマなどで活躍する役者陣を交えて、都内で制作発表が開かれた。

19世紀末の田舎町を舞台に、気品と教養をそなえた三人姉妹と町に駐留する軍隊の将校らの悲喜こもごもの人間模様を、緻密なせりふを通して描いた原作は、日本でも多くの劇作家、演出家を魅了している人気作だ。今回、そうした作り手の一人に仲間入りする堀江は「未来を描きたい」と、近未来の北海道に舞台設定を変え、セリフを現代風にアレンジした。「読みやすく、スッと世界に入っていける」と台本を読んだ出演者一同の評価も上々のよう。陸軍中佐役の津田は、「堀江君の世界が反映されて、原作とは根本から違う。観たことのない『三人姉妹』になると思う」と堀江への信頼と期待を伺わせた。姉妹の次女役の小沢は、チェーホフの名作というプレッシャーを感じつつも、「女優として成長できる作品。中佐と不倫の恋に落ちる役なので、今からドキドキしてます」と、照れながら語った。三女(浅見れいな)に恋する中尉役の須賀も「個性的な役者の方たちと共演できるのが楽しみ」と、気負いはない。
今年はチェーホフ没後100年。先行きの見えないまま20世紀を終えてしまった今、彼らがどのような新「世紀末」を描くのか、期待しよう。
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