

中村勘九郎
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外観イメージ図
メトロポリタンオペラハウスに隣接した広場に登場する中村座。テントの側面部分には何かしら絵が描かれる予定。
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場内イメージ図
客席は欧米風に椅子。掘り炬燵をイメージした作りになるとのこと。
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江戸時代の歌舞伎小屋の空気を再現した、ちょいとイナセな劇場「平成中村座」のノボリが、ついにNYの風にはためくこととなった。一座を率いるは、ご存知・中村勘九郎。旗揚げの制作発表の時から「NYもイイねぇ……」と夢を語っていただけあって、「言ってみるもんだねぇ」とうれしいお顔。居合わせた記者からも口々にお祝いの言葉が飛び出す、めでたい会見となりました。

新橋演舞場での『空想 万年サーカス団』に出演中の勘九郎は、NY公演決定の知らせに「今日は朝から落ち着かなくてさ、今出てる芝居がサーカスの話で、最後に『おいら、あきらめないよ、いつか必ずここにテントを建てて…』っていうんだけど、これがNYの話と重なって、なんだかジーンときちゃったよ」とあいさつ。来年の勘三郎襲名を控え、勘九郎としての40年を締めくくる時期の大舞台に「親父(勘三郎)が生きてたらうらやましがるかなぁ」と感慨深げな様子もみせた。
NY公演の演目は、NY側のスタッフの希望と、会場となるリンカーンセンターの“サマー・フェスティバル”への参加であることから、02年大阪・扇町公園でも上演した『夏祭浪花鑑』が選ばれた。昭和35年の初訪米から数えて15回目となる訪米歌舞伎だが、そのために劇場を建てることはもちろん、世話物の通し狂言の公演は初めてで、「生きた歌舞伎を」と、出演者もスタッフも相当の意気込み。祭りのシーンには多くの日系人俳優が参加するほか、中村座ではおなじみの五軒長屋風売店もNYへのお引っ越しを決定(浅草の職人のボランティア!が参加)した。
また、昨年のコクーン歌舞伎『夏祭〜』のラストシーンと同様の演出をするため(劇場の搬入口を開けて現代の街を走るパトカーを見せる)、アメリカのパトカーもすでにブッキング済み。これも、ニューヨーカーの反応やいかに?と気になるところだ。
ちなみに勘九郎によれば、本番にはブライアン・ストークス・ミッチェル(『ラグタイム』『ラ・マンチャの男』)ら、ブロードウェイの友人たちが駆けつけるだけでなく「七之助が行きますから、向こうじゃ(映画「ラスト・サムライ」の)エンペラーが来るって言ってるらしいね。ま、トム・クルーズも来るそうです(笑)」。舞台の上はもちろん、客席もゴージャスな“夏祭”が期待できそうだ。
なお、NY公演に前後して、ボストン、ワシントンでも歌舞伎公演が行われる。こちらも勘九郎はじめ橋之助、七之助らが出演するスター勢ぞろいの公演となる。
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