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左から蜷川幸雄、野村萬斎、麻実れい、東儀秀樹
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02年に大きな話題となった、蜷川幸雄演出×野村萬斎主演のギリシャ悲劇『オイディプス王』が、再びシアターコクーンに登場する。東京・福岡公演を経て、何と7月にはアテネへと向かうこの大規模プロダクションが、本場ギリシャでの公演を控え、不安と期待の入り交じる“どきどき”な心境を語った。

これまでに松本幸四郎(76年、当時市川染五郎)や平幹二朗(86年)の主演でも同作品の演出を手掛けてきたニナガワだが、「何度やってもなかなか納得のいかない難しい作品。今回は“私とは何か”ということを一つのテーマに、装置などは極力抑えて、俳優の肉体を武器にがんばりたい」と再演に向けて気合い十分だ。アテネ公演は、パルテノン神殿の下にある野外の古代劇場、ヘロデス・アティコスで行われるが、「いつもは屋根の近い能舞台なので(笑)野外は大変かもしれないが、自然を凌駕するのではなく、味方につけるように演技したい」(萬斎)、「野外は初めて。舞台に立つ人が非常に小さく見えるので、普段の舞台より様式で見せる演技をする必要があるかも」(麻実)とアテネ公演を意識した発言が続く。また、初演で音楽を担当した東儀秀樹が、アテネ公演では新たに舞のシーンに出演する。「“日本人がやるギリシャ悲劇”なので、むしろ無国籍な感じの作品にしたい」(東儀)。
なお、01年よりギリシャでは、古代オリンピック精神にのっとって、文武両道の祭典を目指した「カルチュラル・オリンピアード(アテネ芸術オリンピアード)」を開催中。世界各国のさまざまなジャンルの文化交流が、公演や展覧会、シンポジウムなどの形態で行われている。『オイディプス王』は“日本代表”として、そのフェスティバルに参加する。
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公演データ
2004.5/17[月]−6/13[日]
シアターコクーン
STAFF 作=ソフォクレス 翻訳=山形治江 演出=蜷川幸雄 音楽=東儀秀樹 美術=中越司
CAST 野村萬斎/麻実れい/吉田鋼太郎/壤晴彦/川辺久造/三谷昇/菅生隆之/瑳川哲朗 ほか


※6/18(金)―21(月)福岡・メルパルクホール、7/1(木)―3(土)アテネ・ヘロデス・アティコス劇場でも公演あり

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