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ミュージカル『ミス・サイゴン』第2次製作発表
2004.05.10
写真/ミュージカル『ミス・サイゴン』第2次製作発表

写真提供=東宝株式会社



 今よみがえる究極の愛! あの伝説のミュージカルがこの秋ついに復活する。『レ・ミゼラブル』を世に送り出したキャメロン・マッキントッシュ(製作)、アラン・ブーブリル(作)、クロード=ミッシェル・シェーンベルク(作曲)の最強チームが手がけた第2弾として、89年にロンドンで開幕。日本には92年に上陸し、帝国劇場を約1月半も閉場、改装して実物大のヘリコプターを飛ばすなど話題をさらい、当時としては異例の1年半のロングランを記録、11万人を動員した。ベトナム戦争時、陥落間近のサイゴンを舞台に、エンジニアの経営するバーで出会ったベトナム人の少女キムと、アメリカ兵クリスの激しく悲しい愛が描かれる。
 8月からの待望の再演に先駆け、オーディションで1万2千を超える応募者の中から選ばれた総勢80名あまりのキャストがほぼ全員つどい、第2次製作発表が開かれた。報道陣や関係者に加えて、抽選で招待された一般オーディエンスも参加してのにぎにぎしい会見となった。


 「ベトナム戦争を背景としているが、この作品は戦争を描いた作品ではない。子供の未来に命を捧げる母の愛を描いた、どの時代をも超越した普遍的テーマを持ったミュージカルだ」というクロード=ミッシェル・シェーンベルクのコメントが読み上げられたのち、雛壇に勢ぞろいした全キャストが紹介され、メインキャストのあいさつが続いた。
 エンジニア役:市村正親「12年ぶりにまたエンジニアをやらせていただきます。あとでまた締めの挨拶もありますんでこのくらいで」。筧利夫「キャスト、スタッフ、舞台装置、スケール感と、今後これ以上のミュージカルは100年間は作られることがないであろうという『ミス・サイゴン』です。コッポラの地獄の黙示録か、日本の『ミス・サイゴン』かといわれるくらいですので(笑)、開幕を楽しみにして下さい」。橋本さとし「この壮大なカンパニーに参加できただけでも光栄です。帝劇は初めてなんで、迷子にならないように気をつけたいと思います」。別所哲也「自分では今までこういう役をやったことないので、挑戦だと思って頑張ってみようと思います」
 キム役:笹本玲奈「『ミス・サイゴン』の本当に美しいメロディーを歌わせていただけるなんて本当に幸せです」。知念里奈「お客様に喜んでいただけるキムが演じられるように頑張りたいと思います」。新妻聖子「本当に夢のようです。今の私の力を全部出し切って頑張りたいと思います」。松たか子「非常に大きな役で、無事初日を迎えられるように、キムへの道はまだまだ遠いんですが、一生懸命頑張りたいと思います」
 クリス役:井上芳雄「クリスという役は易しい役ではないと思うんですが、今の自分で体当たりして頑張ります」。坂元健児「前回の『ミス・サイゴン』5回観て感動しました。この作品で役者としてどんどん脂を乗っけていきたいと思ってます」(石井一孝は欠席)
 ジョン役:今井清隆「先ほど(デモンストレーションの)リハーサルを観ていて、初演の感動がよみがえってきました。12年前よりも悪くなったと言われないように頑張りたいと思います」。岡幸二郎「新しいカンパニーに入るということは自分自身非常に不安でもありますが、楽しみでもあります。どんなカンパニーになるか、どんな作品になるか、自分でも楽しみに、稽古場に通って素晴らしい作品を作っていきたいと思います」
 また、デモンストレーションとして本編より「火がついたサイゴン」(男女アンサンブル)「我が心の夢」(平澤由美・新妻・女性アンサンブル)「世界が終る夜のように」(新妻・井上)「命をあげよう」(新妻)「ブイ・ドイ」(坂元・男性アンサンブル)「アメリカンドリーム」(橋本・男女アンサンブル)の6曲が披露され、会場を沸かせていた。
 会見の最後は市村が「今、ミニコンサートを聞いてますと、11年前に橋本君と同じような汗をかいたなと感動に打ち震えております。初演から12年ぶりの再演で、この若々しいメンバーの中で参加できたということは、非常に幸せです。セットが大がかりなために、なかなか再演が果たせなかったんですが、次はいつになるか、それこそわからないと思います。そういう意味では非常に貴重な今回の『ミス・サイゴン』、ぜひ多くの方に観ていただければなと思ってます。この地球はいまだに戦争の火が絶えません。平和への祈りを込めて、一生懸命この4カ月間みんなで演じていきたいと思ってます」とのあいさつで締めくくった。
 7月からは日本最大規模の東宝撮影所の第七ステージで、イギリスから輸送された大道具を建て込んでの万全の稽古が行われるという。





公演データ
2004.8/10[火]−11/23[火・祝]
帝国劇場
STAFF 製作=キャメロン・マッキントッシュ 作=アラン・ブーブリル 音楽=クロード=ミッシェル・シェーンベルク 翻訳=ノブコ・アルベリー 訳詞=岩谷時子
CAST 市村正親/筧利夫/橋本さとし/別所哲也(五十音順) ほか


8・9月分発売中、10・11月分は7/24(土)前売開始

全指S席13,500円/A席9,000円/B席4,000円(8/10〜14プレビュー公演 全指S席12,500円/A席8,500円/B席3,500円)

お問い合わせ=帝国劇場 TEL.03-3213-7221

東宝ホームページ=http://www.toho.co.jp




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