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『おもろい女』通し稽古・会見
2004.09.03
写真/段田安則(左)、森光子

段田安則(左)、森光子
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 昭和初期に活躍し、漫才界の頂点をきわめながらも、ヒロポンに溺れ、若い命を散らした天才漫才師ミス・ワカナの壮絶な半生を描く『おもろい女』が6年ぶりに再演される。78年に初演された同作は、翌年には芸術祭大賞も受賞した森光子の代表作。今回は、長年にわたって故・芦屋雁之助がつとめてきた相方・玉松一郎役を段田安則がつとめるなど、フレッシュな顔ぶれにも注目が集まる。

 会見に現れた森光子・段田安則の“夫婦”は、共に関西生まれということもあり、写真撮影にも劇中の漫才シーンを再現しながら応えるなど、いかにも息の合った様子。実際のワカナ・一郎は“しゃべりまくるワカナとボーッと突っ立っているだけの一郎“という「カカア天下型」の笑いで人気を集めたというが、こちらの二人は「仲良し・ごちそうさま型」とでも呼ぼうか。段田が「森さんはかわいらしくて、間もよくて、楽しくご一緒させて頂いています」と言えば、森も「(雁之助の後任を)よくぞ二つ返事で引き受けてくださって。漫才のシーンも皆さん褒めてくださるんですよ」とうれしげに言う。
 「かつての名優の方の名作を演じるということは初めての経験です」という段田は「雁之助さんは天国で『なんだお前は』と仰るかもしれない。でも、一生懸命つとめることで、報いたいです」とさわやかにコメント。気弱な中にも年上の亭主としての包容力を感じさせる一郎像に期待が高まる。
 「オリンピックの次は『おもろい女』です」と笑顔で述べながらも、実際に麻薬(ヒロポン)を打つ芸人の姿を目にしてきたことに触れ「そんな細かいところも見ていただけると」とつけ加える森の様子には、ワカナの死の当日にも共演し、その実像を知るものにしか持ち得ない強い想いが宿っているようだ。その迫力を味わえるということもまた、『おもろい女』の“名作度”を構成する要素なのかもしれない。





公演データ
2004.9/1[水]− 10/31[日]
芸術座
STAFF 作=小野田勇 補綴=小野田正 演出=三木のり平 本間忠良
CAST 森光子/段田安則/赤木春恵/米倉斉加年/山田まりや/西川忠志 ほか



チケット発売中

全指A席12,500円/B席6,000円

お問い合わせ=東宝テレザーブ ?03-3201-7777

東宝=http://www.toho.co.jp/




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