

主演の上川隆也と中川晃教
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前列左から中島かずき、いのうえひでのり、後列左から杏子、高田聖子、秋山菜津子、上川隆也、中川晃教、高橋由美子、大塚ちひろ
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劇団☆新感線と東宝が初タッグを組み、あの帝国劇場でロック・ミュージカルを上演!と、異色の取り合わせで話題を呼んでいる舞台が、この冬ついにお目見えする。「ミュージカルをやるならこの題材で」という思いを以前から持っていたという新感線のいのうえひでのりが発案、同劇団の中島かずきが天草四郎の伝説に想を得て書き下ろす新作だ。舞台は江戸時代の徳川家光の治世、鎖国時代の九州は島原と天草。重税や飢餓に苦しみながらもキリシタンを信仰し続ける農民は、救世主「天の御子」が現れることを待ち望んでいた。彼らとともに立ち上がった2人の“SHIROH”は、果たして救世主になれるのか……。島原の“SHIROH”に上川隆也、天草の “SHIROH”に中川晃教を迎え、周りを固める役者陣も個性派、つわものぞろい。これまでとは一味違う、日本のオリジナル・ミュージカルの誕生なるか!?

高校生のころに『ジーザス・クライスト=スーパースター』を見て驚愕し、神と人間の話に興味を持ったという中島は「新感線という小劇場出身の人間たちと、東宝ミュージカルが合体し、果敢にミュージカルに挑戦したい。8割くらいは歌にして、“いのうえ歌舞伎”でやってきたような物語をどこまでドラマティックにミュージカルにできるか挑戦したい。歌入り芝居ではなく、歌でドラマが進行し、その中で物語がうねるのがミュージカル」と、これまでの新感線の舞台との違いを強調。ラルク・アン・シエルのコンサートを見て、カリスマ性の高いロック・ヴォーカリストは宗教家に近いと感じ、天草四郎の物語ならばミュージカルになると考えたといういのうえは「今まで“なんちゃってミュージカル”は幾度となくやってきたが、正真正銘のミュージカルは初めて。ミュージカルの殿堂である帝劇でやるのは、“ミュージカルの国”というよその国でやるような気分。不安もあるが、今までにないものができあがるのではないかとワクワク。中川君の『モーツァルト!』を観て、「彼がいれば実現できるかも」なんて話してたらとんとん拍子で実現できた」と未知への挑戦に意欲まんまんだ。
いのうえからのラブコールを受けた中川は、「新しい刺激を100%吸収できるように頑張る」と少しばかり緊張の面持ち。台本を読み込んでいる真っ最中とかで「神の声を持つ少年、それが僕の演じる四郎。歌で魂でみんなを先導していく人物」と役を分析、イメージをふくらませる作業を進めているようだ。本格的なミュージカル初挑戦となる上川は「いのうえさんや中島さんの意気込みなどをおうかがいするにつれて、自分が今この場にいていいのかとつくづく思い知らされています。自分のできることで貢献したい。(例えるならばこのミュージカルは)いのうえさんと中島さんが既存の料理を題材にして作るオリジナル料理だと思う。「肉じゃが」という料理を作る時に、今まで入れたことのないような具材を入れて作るように。その中で自分は唯一、ジャガイモのような存在だと思う。ただ、でき上がった時にどんな味になっているかは僕自身も想像がつかない」とユニークに形容。顔を合わせるのはまだ2回目だという2人だが、互いの印象について中川は「上川さんを初めて拝見したのはNHKドラマ『大地の子』で、感動しました。今回ご一緒させていただくということで本当に緊張してます。失礼のないように頑張らなくては。とても光栄です」。中川の出演した『モーツァルト!』を観たという上川は「僕は人の印象を一発でとらえられるほどのものは持ち合わせていない」と断りながらも、「これから彼の人となりを、稽古期間、本番を通じて十二分に味わっていこうと思っている。歌は抜群にお上手ですので、私にできないところを補っていただこうと、すでにおんぶに抱っこの気分です」。
新作ということでほぼ100%当て書きだという本作。役者の個性がどう料理されるかご注目あれ!
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