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2005年日本国際博覧会 瀬戸日本館
群読 叙事詩劇『一粒の種』〜響きあう智恵の記憶、わたしがはじまる。〜 制作発表
2004.10.22
写真/スタッフと出演者

スタッフと出演者
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写真/イメージ図

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 来年3月に開幕する日本国際博覧会「愛・地球博」の政府パビリオンの一つ、瀬戸日本館にて万博博覧会史上初の「群読」によるライブパフォーマンスが行われることとなった。プロデュースはNODA・MAPの舞台制作や、シス・カンパニーの代表として活躍する北村明子、脚本・演出は、演劇実験室◎万有引力主宰のJ・A・シーザーが担当。
 瀬戸日本館内の円形シアターで上演される同作は、悲劇におけるコロスや能楽の地謡などの“唱和によって感情を高める表現手法”をイメージしたもので、日本の祭礼や童謡、童話などから集めた言葉を約15分の朗読パフォーマンスにまとめたもの。
 アングラの盟主・寺山修司の天井棧敷の流れをくむJ・A・シーザーならではの魔術的ともいえる魅惑に満ちた演出が、“日本のことば”をどのように料理するのか楽しみだ。


 この日制作発表に出席したのは、2000人に及ぶ応募者から選ばれた67名のキャストと、スタッフ7名。プロデューサーの北村、作・演出のJ・A・シーザーを筆頭に、振付の謝珠栄、衣裳の前田文子、映像の奥秀太郎ら、日本の演劇界を代表する豪華スタッフは、顔ぶれだけでも演劇ファンとしては胸躍るめんめんだ(美術の小竹信節は欠席)。
 野田秀樹の舞台制作を長く務めてきた北村は、シーザーとの共同作業について「野田・寺山という作風の違いこそあれ、両者ともここ2、30年の日本演劇を代表する存在であり、その壮大な融合を狙いたい」と語るともに「心と体にしみこんだ言葉という智恵の力と魅力を世界に発信したい」と意欲をアピール。
 また、15分という短い上演時間の中にも「2時間、3時間ぶんのドラマのある舞台にしたい」というシーザーは、世紀の万博の目玉であったパノラマを引き合いに出し、日本人が積み重ねてきた歴史(言葉)を、「記憶のパノラマ、演劇を通した“テオトラマ”のような形で見せられれば」と、独特の世界観の一端を披露した。
 この日は出演者による群読のデモンストレーションも行われ、67名の声の共演の響きが小さなホールにこだました。日本館の円形シアターは、舞台の周りを客席が囲むだけでなく、その周りをさらに演者が囲む構造。縦横無尽に言葉が飛び交う空間で、その迫力はよりいっそう強められることになりそうだ。





公演データ
2005.3/25[金]− 9/25[日]
愛・地球博 瀬戸日本館 2階円形シアター
プロデュース=北村明子 作・演出=J・A・シーザー 美術=小竹信節 照明=小川幾雄 音響=尾崎弘征 映像=奥秀太郎 衣裳=前田文子 振付=謝珠栄



1回の上演は約15分/1日約20回 

愛・地球博=http://www.expo2005.or.jp/




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