

下段左からコシノミチコ、コシノジュンコ、コシノヒロコ、コシノアヤコ、上段左から高知東生、牧瀬里穂、萬田久子、池畑慎之介、赤木春恵、不破万作
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一般女性が洋服を着ることなど、夢のまた夢――。そんな時代だった昭和初期に洋装店を開業し、数々の困難を乗り越えながら、3人の娘を育て上げたコシノアヤコ。そんな母を見て育ち、世界的なファッションデザイナーへと昇りつめた娘たち。女性のファッションに命を賭けた4人の半生を描く感動作『コシノものがたり』が、2005年1月、明治座にて上演される。コシノブランドによるあでやかなミニファッションショーに引き続き、これまた素敵な衣裳に身を包んだ主演女優陣が、コシノアヤコ、ヒロコ、ジュンコ、ミチコとともに登場した。

<主演者らのコメント>
・赤木春恵(コシノアヤコ役)
「長年、(ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で)白い上着を着ているのですが(笑)、この舞台では今日のような素敵な衣裳を着させていただくということで、本当にうれしく思っております。アヤコ先生は強くてたくましく、世界的に有名なお嬢様方を3人もお育てになって、見習わなければと思っておりました。少しでも近付くことを目標にがんばりたいと思います。近付くといえば、実は本名の名前は先生と同じなんですけど(笑)」
・コシノアヤコ
「赤木さんとは、初めてお会いしたときから姉妹のように仲良しですので、私の役を演じていただくのはありがたいことです。(「渡る世間〜」と違って)今回はいいおばあちゃんになっていると思うので(笑)、喜んでいます。洋服を着たいと思い始めた小学4年生のときから今まで、一つのことをずっとやってきたということが私の誇りです。子供たちも私の背中を見ながら、いろいろと感じたんだろうなと思っています」
・池畑慎之介(コシノヒロコ役)
「コシノ家の方々とは子供のころからお付き合いがあります。35年前、『夜と朝のあいだに』でレコードデビューした時には、ジュンコ先生にすべての衣裳を作っていただきました。なので、今回はジュンコ先生の役なのかなと思っていたら、年の順という理由でヒロコさんの役になりました(笑)。本当にこの家族は明るい。そして口が悪い(笑)。関西っぽくて男らしい女の家族ですが、似せるということではなく、生き方を描いた楽しいお芝居として観てもらいたいです」
・コシノヒロコ
「歩み続けてきたファッションという世界、これは私たちの人生そのものなのですが、それを素敵な俳優さんたちに演じていただくことになって夢のようです。池畑さんと似ている点はまず顔(笑)。そして私は、(呉服屋を営んでいた)祖父母にかわいがられ、伝統芸能など日本の和にたくさん触れさせてもらったのですが、池畑さんも、お父様がお家元ということで和の中に育ち、古典から新しいものを掘り下げていらっしゃったと思う。私たちも古いものを感じながら洋という世界に振り変わった。そういう相通じるものが自然と出てくることを期待しています」
・萬田久子(コシノジュンコ役 ※若いアヤコと2役)
「この舞台のお仕事をいただく前からコシノ家とは仲良くさせていただいてます。特にジュンコさんとはプライベートでも親しくさせていただいてます。この役をいただいたときには、夢のようというかどうしようかと思いましたけど、ジュンコさんのかわいさとか強さとか、酔っ払いぶりとか(笑)、いろいろと私の中ではジュンコさん像ができていますので、思いっきり演じたいと思います」
・コシノジュンコ
「ファミリーにとってこんなに幸せなことはないと思います。世の中に3姉妹なんていっぱいいると思うんですけど、仕事で忙しい母にほったらかしにされた状態で育ちながらも、親の背を見て子は育つで、結果的にみんな仕事をしないとだめみたいな環境なんです。萬田さんとは飲み友達でもあり、一緒にいてとても楽。気性はよく似ています。でも、ご覧にように美人過ぎて(笑)。そこ(の違い)は目をつむっていただいて、今回のお芝居を楽しいんでもらえたらと思っています」
・牧瀬里穂(コシノミチコ役)
「ミチコさんのカッコよさと繊細さを私なりに演じることができたらいいなと思っています。あとは…(出演者のめんめんを見て)…お姉様方に負けないように、稽古を含めて2カ月間、がんばります。お手柔らかにお願い致します(笑)。それが今一番ドキドキしていることですから。うそです!(笑) お正月らしい楽しい舞台ができたらいいなと思います。」
・コシノミチコ
「美しい彼女に私の役をしていただけるということで、これから私のイメージも変わるかなという期待を持っています(笑)。私はテニスプレイヤーだったので、2人のお姉ちゃんと違って最初は、『ファッションはしないだろうな』と思っていました。私とお姉ちゃん2人とは違うんだと。性格がカジュアルですから、その辺の始まりとか性格とかの違いを彼女が演じてくださったらいいなと思います」
・高知東生(ジュンコの夫・鈴木慎一役 ※アヤコの夫・武一と2役)
「僕の場合、理屈抜きで、ここにカミさんが8人いるようでな気がして、倒れそうだし早く帰りたいなと(笑)。舞台は初めてなので、諸先輩方の胸を借りるつもりで地を出さず、芝居でがんばりたいと思います」
・不破万作(アヤコの恋人・大本信二役)
「私は今日までコシノ家とはいっさい関係がなかったのですが(笑)、さきほどジュンコさんに『おじいちゃんに似ている』と言われたときはホッとしました。精一杯つとめさせていただきます。よろしくお願いします」
舞台の最後には、4人のデザインによるファッションショーも展開される予定。衣裳総額は1億円以上にものぼるとか。4人の半生に笑って泣いて、華やかな衣裳に目を奪われて……。初春にふさわしい華やかな舞台になりそうだ。
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