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シアターガイド×アーティスト シリーズ Vol.5

地球は舞台!世界一周中のイシコがつづる見物記

セカイ・ゲキジョウ―The World is a theater―

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写真/「Synfunia」が上演された特設テント

ベルリン在住の舞台女優I氏から、中国をテーマにした舞台を観に行かないかと誘われた。アートも演劇も中国ブームらしい。そういえば本屋で毛沢東の顔写真が表紙の本が平積みされているのを見かけた。

「舞台だけじゃなくて、テレビドラマも中国を扱ったドラマが結構あるから中国人の俳優は仕事があるのだよねぇ。でも日本は人気がないから、私にはほとんど仕事がない!こうなったら中国語を覚えて中国人になりきろうかなぁ」
と彼女は笑った。結局、僕はこの芝居に行くのを止めた。

「馬鹿野郎!まさにその舞台に行ってこそ、セカイゲキジョウだろうが!」

という読者の声が聞こえそうである。しかし、考えてもみてください。2時間以上、ドイツ語だけのストレートプレイ。確実に寝ます!これでゴーリキシアターなるいかにも質実剛健なストレートプレイが行われている劇場も候補からはずれた。何とでも言ってくださいまし。僕は軟弱な舞台鑑賞でございます。

となると何を観るか。大々的に広告している「ブルーマン」。ドイツ人のブルーマンの反応を鑑賞するのも悪くない。もう一つは「マンマ・ミーア!」。アバの曲をドイツ語で聞くのも悪くない。

写真/街のいたるところに貼られている「Synfunia」のポスター

「何でドイツまで行って、日本で観られる舞台を選ぶんだよ!」

はい、はい。何とでも突っ込んで…。でも、そうですね。だったら、街のいたるところに貼られている赤い髪の男の顔が描かれた「Synfunia」で手を打ちませんか。ドイツ制作のようだし。読み方?わかりません。

ベルリンの壁崩壊後、急速に開発が進められた「POTSDAMER PLATZ」に設置された特設テントが劇場のようだ。約60ユーロ(約9,000円)を支払って、テントの中に入るとロビーにはバーカウンターが設置され、客席はサーカスとほぼ同じ円形状に造られている。

ショーはサーカス的な要素はもちろんだが、オペラあり、バレエありと盛りだくさんのショーである。しかし、ところどころでミスが目立ち、シルクドソレイユの二軍と言われたら信じてしまいそうなショーでもある。

と思いながら観ていると、ショーとショーの転換中、客席に座っていた男が、いきなり内股で舞台にあがっていき、セットを勝手にいじり始めた。ストーリーテーラー的な歌手が出てきて彼を追い払う。しかし、実は、その観客はサクラで多才なパフォーマーだった。

ところどころでキャラクター設定もされていてトータル的には面白いショーだったのだが、800名弱の劇場が半分しか埋まっていないのが気になった。翌日、散歩中にディスカウントのチケット屋を覗くと「ブルーマン」と供に、このショーのチケットは半額で発売されていた。

イシコのあしあと

• 今回訪れたのは、[ドイツ]ベルリンです。


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プロフィール

イシコ
(本名:石原英一)

1968年岐阜県生まれ。静岡大学理学部数学科を卒業後、女性ファッション誌編集長、ウェブマガジン編集長を経て、ホワイトマンプロジェクトを始動。代表を務める本人はもちろん、さまざまな分野で活動する友達たちとともに、白塗りをして、国内外を問わず、子ども向けのショーから地球温暖化防止活動の冊子や映像制作、ワークショップまで、幅広くさまざまなコンテンツづくりに取り組んでいる。本業のライターやブロガーとしては「散歩の達人」(交通新聞社)、「verita」(カフェグルーヴ)などの連載、1カ月ブログシリーズ「スーパーサイズミー(寿司編)」、「カンヌ映画祭ブログ」などがある。「古本カタログ」(晶文社)の中に収録されたコラムは2004年の広島県立大学の入試問題に出題されている。

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