ヨーロッパ企画・諏訪の「ミュージカル道」- 特集ページ - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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シアターガイド×アーティスト シリーズ Vol.9

ヨーロッパ企画・諏訪の

ミュージカル道

昨年末に公開された映画版「レ・ミゼラブル」の大ヒットを受けて、巷ではミュージカル人気が高まっているのだとか。 そんな噂を知ってか知らずか、ヨーロッパ企画の諏訪雅が、突如ミュージカルをつくることに! とはいっても、諏訪自身にとってもミュージカル制作は初体験。そこに一から挑戦することになり……。

知ってますか? 2014年ですよ。まだまだだと思ってた2014に突入してましたよ。ミュージカル本番まで3カ月きってます! バタバタとしてきました。12月中旬、「そろそろチラシのことを考えなきゃいけないんだけど」と制作・井神さん。来た! 本チラシ! 仮チラシでごまかしまくっていたけどそうはいかなくなった。でも内容も決まってないしタイトルも決まっていない。仮でつけた『もう夕方か』のことを良いタイトルですねといろんな人が言ってくれる。「夕方ミュージカル観に行きますね」とか、もう浸透までし始めている。そこまで言ってくれるんだったら(仮)にするんじゃなかったと後悔。でも変える前提でつけたタイトル、内容もあんまり浮かばないし、変えるしかない。ふんわり歌が苦手な本多(力)君を主役にすることは決めたけど、それ以外のことはまったく決まってない。でもそれを材料にチラシを作る。とりあえずスケジュールを確認。ヨーロッパメンバーが全員が空いてるのは12月31日朝しかないらしい。ほかの客演さんたちは東京だったりスケジュール調整は困難だから、その朝にヨーロッパメンバーだけで写真撮影しようと決める。ヨーロッパメンバー男5人だけで写真を撮る。12月30日になった。

チラシ撮影前日。この日までにプランを決め込まないと間に合わない。写真撮影に必要なものを準備したり、ロケハンしたりしなくちゃいけない。でもタイトル浮かばない。タイトルさえ決まればチラシの写真は自ずと決まってくるだろうと思っていたら、まったくタイトルが浮かばない。12月30日昼、井神さんからメール「明日朝8時事務所集合でよろしいでしょうか?」→「はい」これにはひとまず「はい」と答えるしかない。夜になる。いい加減ロケ場所を決めなきゃいけない。どこがあるか、外がいい。パーッと空が抜けてる感じがいい、とかそれくらいのイメージ。でも時間がない。とりあえず出演者の一人、黒木(正浩)さんの住んでる家の屋上を使わせてもらうことに。なんとなく本多君を中心にみんなが楽器を持って歌ってる感じの写真にしようと思い始める。楽器集めをしに、夜の事務所に。事務所では翌日のカウントダウンイベントの準備をする面々で賑やか。事務所にあった楽器、ギター、リコーダー、ハーモニカ、タンバリン、鈴、小さいキーボード、変な民族楽器。そしてなんとなくその場にいたメンバーの西村直子に「こんなチラシどう?」とプランをきいてもらう。「あ、そういうチラシだったらみたことありますよ、ほら」とすぐにネットで検索して某劇団のそれっぽい画像を出してきた。「これと同じですけどねえ」と西村直子。僕は知っている。西村直子のこの反応は良くない時のヤツだ。

とりあえずプランを考えなおす。そしてなんとなく屋上より、公園っぽい広場とかのほうが良さそうだなと思い、ロケ場所を鴨川に変更。翌朝集合時間を迎える。久々に会うメンバーもいたりで朝なのにまあまあ盛り上がりつつ鴨川に到着。ぼんやりしたプランで、写真を撮っていく。撮影に使っていい時間は1時間。いろんなパターンを試しつつ、フルに1時間を使い写真撮影終了。300枚の写真から2枚を選び出し、そしてこれまたいろんな人の意見を取り入れつつ、1枚に絞り込む。

写真/ボツになってしまった写真

この写真はボツ。写真の良さではこれが一番だったのだけど、なんか大人しいとか、スルーしてしまいそうという意見も多く残念ながらボツ。 え、こういうことでしょ? この連載って。こういう素材のボツになったやつとか普段の公演では見せないけど、ドキュメンタリー連載なんだからいいんよね? まあいっか。

2014年、僕のお正月は決めた1枚の写真をずっと見つめながら過ごす。正月あけたらタイトルを井神さんに提出しなきゃいけないらしい。フォトショップを使いいろんなタイトルを打ち込んでみる。いろんなフォントで。しっくりこない。プロットをふわふわ書いてみる。なんか僕の中でミュージカルをやるってことが一つのスパイスになっていてそこばっかり広がるから、もう1個なんか足りないんだろうなあと思い始める。まあだからもう1個何か思いつけば「〇〇のミュージカル」とか、いいかなあと思ったり。

いや、これ、なんか思考の過程を書いていくのは恥ずかしいなあ。ちょっとまあ簡単に書いていくと、その後これにしようというのが1個見つかって、でもそのまんまタイトルにするとシンプルすぎたりするので京大吉田寮出身の小林欣也という男や、ヨーロッパ企画の作家・上田(誠)の意見などを参考にしつつ、ようやくこれというタイトルが決まる。それが1月7日。さらにそこからチラシ作業を早急に進めた。

それでは突然ですが、諏訪ミュージカル企画第一弾!
本チラシと本タイトルを発表します。

すいません、唐突で。

10

9

8

もったいつけて、カウントダウンからいってます。
ゆっくり下にスクロールしてくださいね。

7

6

5

4

3

観てる人いるかなあ。だんだん不安になってきた。

もうカウントダウンいっか。

これ! ↓↓↓↓↓ じゃん! ↓↓↓↓↓↓

公演告知バナー

はい、『夢! 鴨川歌合戦』です。ヤバイ、面白そう!

さて、ここから肝心の内容を決め込んでいかなきゃ!!

プロフィール

諏訪 雅
(すわ・まさし)

76年奈良県出身。俳優。98年に上田誠、永野宗典を誘ってヨーロッパ企画を旗揚げ。以降、全作品に出演。外部作品への出演やラジオパーソナリティーとしても活動。 また、webページ「ヨーロッパスタジオ」の編集長や、劇団公演パンフレット「ヨロッパ通信」の編集長も務める。さらに映像作品のディレクションやヨーロッパ企画DVDのプロデュースも手掛けている。