特集:大日本プロレス『リア王』  - 特集ページ - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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vol.02対談/登坂栄児(舞台監督)×MEN'Sテイオー(フランス帝王役)

写真/試合の様子:MEN'Sテイオーは屈指のテクニシャン
▲MEN'Sテイオーは屈指のテクニシャン

• 佐々木 最後の試合で6人出てくるとしたら、6通りの終り方もしくは7通りの終り方があるというふうに、考えてもらってもいいと思います。だから誰が勝つことによって、まあ、プロレスの場合も往々にして勝った人間が最後にマイクを取ることが多いので、そこでの主張が、配役の主張になってくる。もしくは、リア王自身の、試合を見てからの主張になるかもしれない。、それはお客さんの空気なのかもしれません。七つ、もしくは八つのエンディングが待ってる、というふうにも思うし、まだ誰も分からないんです。

• 八代 ロールプレイングゲームのように紹介していただけると。

• テイオー 実際その6通りから7通りの結末が台本に書かれてないんですよ。丸投げされてるっていうことだし、僕らもやってみなきゃ分かんない。本当にエンディングはないんで、だから終ったときの感覚でしょうね、本当にね。

• 登坂 そうですね。

• テイオー 勝ったヤツが吼えるのか、負けたヤツが吼えるのか、リア王が出て来て何か言うのか、本に何にも書いてないですから。

• 八代 あとは大日本さんにお任せします。

• テイオー 「お任せします。以上」ですから「ええ?!」みたいな。「ああ、そうなの?」みたいな。だからもう、全く関係ないヤツがいきなり出て来て何かしゃべるかもしれないですし。感性でしょうね。

―あくまでも、『リア王』が入口だけど、出口は『リア王』ではないぞ、みたいなことなんですか?

• テイオー 出口は本当どこいくか分からない。『ロミオとジュリエット』の方に行っちゃうのか、どこに行くかはやってみないと分からない。

• 登坂 実は今回主催者の方とは別の意味でテイオー選手にすごく肩入れをしてるんです。テイオー選手に最後に出てきてほしい。テイオー選手がメインで活躍するような試合になればと思ってて、主張しなくとも彼が持ってるプロ魂を選手にもお客さんにも伝えられたらなぁって思うんですよ。もうここはぜひっていう思いはあります。

• テイオー その話聞いてなかったんですけど(笑)。

• 佐々木 いやいや言いましたよ(笑)。

• 登坂 八代さんがギリギリまで待って今の流れを見て台本を考えてくださっている。本当だったら要らないことかもしれないんですよ。今回は特別なものとしてやってくださいって言われれば済む話なんですけど、結果として当日の舞台には日の目を見ないかもしれないし役に立たないかもしれない関係ないところでも詰めていく。そのスタッフの気持ちを今の若い選手に伝えたいです。テイオー選手は、試合じゃないところでもプロなんですよ。この取材でも、試合でセコンドにいるときも、控え室でもトイレでもプロとして戦ってる。

• 八代 そういう意味では、私たちは玉は一式投げたっていう感じなんで、皆さんがどう返してくれるか、すごい楽しみですね。

―あと本番までどういうお仕事というか、演出とか。

• 八代 音響の長さの整理とかくらいですか。大日本のテーマって、試合の後にかかる曲があるんですけど、あれを聴きながら帰るといい気分なんですよ。コレを、『リア王』の世界にいろいろ面白いアレンジをしてもらってるので、大日によく来てるお客さんにはそういう部分も楽しんでいただけるんじゃないかなと。音楽がかりながらマイクになったりすることもあると思うので、レスラーの方たちが曲にどう引っ張られるかも楽しみですね。演出というよりはこっちも音楽でプロレスをしかけてくっていう、そのくらいの感覚なんです。

• テイオー そんな、ジャズのセッションみたいなこと言われても、うまく投げ返せませんよ〜(笑)。

• 八代 でもいい音楽がかってる中でマイクをするってことは普段はないじゃないですか。音楽ってすご人の心に影響のあるものだから、絶対にレスラーと言えど引っ張られるかなぁと思ってるんですよね。

• テイオー そうですね、でも葛西なんかはおそらく「カット・オフ・ミュージック」って言うと思います。

一同 (笑)

実は、この大会の模様はCSのシアターテレビジョンとサムライチャンネルの両方で放送されることが決まっている。史上初の試みである。シアターテレビジョンは演劇的な視点で、サムライはプロレスの視点でこのイベントを追う。おそらく全く違った構図が切り取られるだろう。改めて見比べてみるのも一興かもしれない。