特集:猫田家「ミーコのSFハチャメチャ大作戦〜ベルンガ星人をやっつけろ!〜」  - 特集ページ - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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猫田家 第2回公演「ミーコのSFハチャメチャ大作戦〜ベルンガ星人をやっつけろ!〜」脚本:佃典彦 演出:岩井秀人 出演:小熊ヒデジ/猫田直を特集します!

vol.02 猫田直×小熊ヒデジ(+ちょっと岩井秀人) インタビュー

ストーリー

昭和後期にデビューしたニューミュージックの旗手、中原ミーコ率いる三人組フォークグループ<SST>。大ヒット曲「夏の小さな三角形」は日本国民なら誰もが知っていた有名な曲。
今日もこの1曲で地道に活動を続けるミーコ(Vo)、ヒデ(G)、キンちゃん(Ky)。
ある日、キンちゃんが松本市でのライブを目前に姿を消す。
いろいろな思いが錯綜する中、ヒデの後頭部にナゾのミステリーサークルが……!

ワケも分からない場所へ―。

写真/小熊ヒデジ(左)と猫田直

謎だらけ(?)の台本も完成!
稽古場にお邪魔して、猫田直、小熊ヒデジにインタビュー取材。この魅力的〜な組合わせが誕生したのは飲み屋の片隅だそうな。
演出・岩井秀人と作・佃典彦の攻防もあるようで?

―まだ稽古がはじまったばかりだそうですね。小熊さんは名古屋を離れ東京に長期間滞在することになりますが。

• 小熊 楽しいですよ……(笑)。劇団とか、生活とかと切り離されて一カ月はこの芝居だけっていう気持ちになれる。すごいねぇ楽しいですよ!

―うれしそう……(笑)。このキャスティングが生まれたきっかけは?

• 猫田 流れのままに……という感じなんですけど。二年前に、小熊さんから「やらないー」って言われたんですよね。「もちろん、やりたいやりたいーー」ってすごく思って。でも自分の「KUDAN Project」じゃなくて「猫田家でやろう」って言うので「なんで……?」って思いましたけど(笑)。

• 小熊 打ち上げだよね。ちょうど横浜で寺十(吾)くんと二人芝居やってるときに来てくれて。男との二人芝居をやってたから、男女の二人芝居もやってみたいなって思ったんでしょうね。彼女のことは知ってたし、一緒にやりたいなって思ってたし。たまたま隣に座ったし(笑)……ということだったと思います。ずっと楽しみに待ってたんですよ。いつごろ出来るかねえって話はその後、ちょこちょこしてたし。実際に決まってうれしいんですよ。

―作家はどういう経緯で佃さんに決まったんですか?

• 小熊 猫田さんから「佃さんはどうだろう?」って出てきたんだよね。

• 猫田 やるって決まってから、すごく探したんですけど、結局、ふわ〜んと思いついたのが佃さん。佃さんもあまり少人数っていうのはやったことがないんじゃないかな。

• 小熊 佃さんが書く二人芝居っていうのにも興味があったんだよね。

―最後に演出の岩井秀人さんが決定したんですね。

• 猫田 他のメンバーがまぁ大人じゃないですか。しかもクセがあるなぁと思って。無難な人だったり、大御所だったり、売れてる人であったり、ずーっと考えてたんです。で、一昨年ぐらい、初めてハイバイを観に行って、演出が緻密でどうでもいいことに細かいというか、捨てていいとこ捨てないみたいな。へんなこだわりがあったり、追究する面白さみたいなのをすごく感じて。その日に「初めまして、やってー」って(笑)。「えー、いいっすよー」みたいな。どんな企画かも知らずに。後日すぐ「あのことなんですけど」っ電話して。いっぱい考えた割には、感覚的にやりた〜いって思った人で決まりました。たぶん、これから苦労すると思うんですけど(笑)。

―不思議な組み合わせで、何が起こるか想像がつきません。

• 猫田 劇団とかだと完成形が大体分かるじゃないですか。毎回模索しつつも、劇団のテイストっていうのがある。私のプロデュース公演では“読めない企画があり”にしたい。どんな場所にいても模索はするんだから、ワケも分からない場所に皆さんと一緒に……地獄まで……(笑)、いえ、天国まで行きましょうと。そこまで行ったら、すごく突き抜けている場所って見つかるんじゃないかって。分かる場所を辿るんじゃなくて。こんなところ知らなかった〜っていうところに行きたいなぁって。勝算もない場所なんだけど。勝算とかっていうんじゃないところを見つけていきたいんです。

写真/小熊ヒデジ(左)と猫田直

―作家に対して、リクエストなどはあったんですか?

• 猫田 小熊さんとも最初に「どんなのがやりたいー?」って話をしてて……誰だっけ? スーダラ節の人……。

• 小熊 植木等ね。

• 猫田 そうそう、植木等の「スーダラ節」みたいに、どんな時代であっても底抜けに明るくしか見えないものを提供したい、あれにすごく興味がある、っていう話をしてて。結局明るいだけでなにも掴めないかもしれない。でもそれをポンって置くことによって、意外と心を打たれる時とかもあったりするかもって。で佃さんに「底抜けに明るいお芝居ってできないかな」って言って。やっぱり飲んでる時だったんですけど、“え、そんなに簡単に”っていうぐらい早い返事で佃さんが「じゃあ、デュオにしよ、デュオ。下手でもなんでもいいから」って。飲み屋でポンと思いついたことをそのまま台本に突き通してきました。

• 小熊 (台本読んで)佃くんてちゃんとリクエストに応えるんだーって思った。ちゃんとプロデューサーのリクエストに応えてるんだって思ったなぁ。確かに楽しい台本ですよ。

―フォークグループ「SST」の中原ミーコ(猫田)、ヒデ(小熊)が繰り広げる物語ですが……。なんだか、とにかくっ!いろんなことが巻き起こりますね(笑)。えーっていう展開で。タイトルからして遊びまくってるし。

• 猫田 「ミーコの」も「SF」も「ハチャメチャ」も「大作戦」も「ベルンガ星人」も「やっつけろ!」も全部の単語がおわーって感じで。これが全部くっついたーっ(笑)。佃さんはとことんやってくれてるんだろうな、題名からって。うれしかったですよね。

• 小熊 岩井くんがね、大変だよね。

• 猫田 みんなで集まった飲み会があって、岩井くんが「大丈夫かなーって」言ったら、佃さんが「最“低”傑作にするんだから」って説得してました。岩井くんも納得して……“最低傑作”で納得する岩井さんも心ある人だなぁって思いましたけど……「納得できない!」っていう選択肢もあったんですけどね。諦めてくれたんだと思います(笑)。

―(横で書き物をしている岩井氏に)何かおっしゃりたいことはありますか?

• 猫田 ぶちまけたいことありますか?

• 岩井 いい加減なものがきたので、いい加減にやろうかと。

(一同大爆笑)

• 岩井 電話で佃さんが「(好き勝手に)やっちゃって、やっちゃって」みたいなことを言うんですけど、なんかねー。

―かなり自由に、縦横無尽に書いているホンですもんね。これができるか〜って挑発されてんですよ、きっと。

• 岩井 できねーよ!って感じですね。

―作家と演出家の闘いもみどころですね。

• 猫田 一番のん気なのがあたしたちで。

• 岩井 これからが大変ですよ!

【公演情報】

猫田家『ミーコのSFハチャメチャ大作戦〜ベルンガ星人をやっつけろ!〜』

2007.11/21(水)〜12/2(日) アトリエヘリコプター
• 住所:東京都品川区東五反田2-21-17 >>地図はこちら >>上演時間はこちら

【スタッフ】 脚本=佃典彦(B級遊撃隊) 演出=岩井秀人(ハイバイ)
【キャスト】 小熊ヒデジ(てんぷくプロ/KUDAN Project)/猫田直(tsumazuki no ishi)

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