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2009

ユートピアの夢の行方を追う壮大な歴史三部作『コースト・オブ・ユートピア―ユートピアの岸へ』

ロンドン初演(02年)後、ニューヨーク(06年)、モスクワ(07年)でも上演され、ブロードウェイ公演ではトニー賞作品賞を含む7部門での受賞を果たした、トム・ストッパードの大長編『コースト・オブ・ユートピア』に、演出家・蜷川幸雄が挑む。19世紀のロシアを舞台に、それぞれのやり方で理想の社会を目指した思想家ゲルツェン、革命家バクーニンら知識人たちの挫折と葛藤、そして愛と孤独を描く歴史劇。30年以上にわたる壮大なドラマは全三部構成で、総上演時間はおよそ9時間! 大いなる“航海”を共にする船長・蜷川、阿部寛、勝村政信、石丸幹二、麻実れい、栗山千明のインタビューに加え、登場人物の紹介、長時間観劇に役立つ(?)ちょっとしたテクニックなど、観劇前に読んでおきたい内容盛りだくさんの大特集です。

ユートピアの夢の行方を追う壮大な歴史三部作『コースト・オブ・ユートピア―ユートピアの岸へ』

不朽の名作をもとにした“ミュージカル・ドラマ”『ジェーン・エア』

シャーロット・ブロンテの最高傑作を舞台化したミュージカル『ジェーン・エア』。『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアードが脚本・演出を手がけ、01年トニー賞5部門ノミネートを果たした本作が日本初演を迎える。19世紀のイギリス。逆境の中で自らの運命を切り開き、真実の愛を実らせたジェーン。強い意志を内に秘めたヒロインを演じる松たか子と、相手役のロチェスターを演じる橋本さとしに、作品にかける想いを語ってもらった。さらに、演劇的な要素の強い“ミュージカル・ドラマ”と呼ばれる本作を、日本でどう演出するのか、ケアードに聞いた。

不朽の名作をもとにした“ミュージカル・ドラマ『ジェーン・エア』”

3年ぶりの劇団公演!松尾スズキ インタビュー

この3年間、翻訳ミュージカルの初演出や小説、エッセイの執筆、自身の小説の映画化など多方面での活動で注目を集めた松尾スズキが、本拠地で送る“松尾的朝ドラ作品”『サッちゃんの明日』。下町の蕎麦屋の三代目・サッちゃんを、『キレイ』再演に出演した鈴木蘭々が演じるほか、宮藤官九郎、猫背椿、小松和重ら松尾ワールドをよく知る濃いメンツがそろう。久々の劇団公演を前に、劇団について、自身の活動について松尾が語ったこととは?

3年ぶりの劇団公演! 松尾スズキ インタビュー

宝塚から飛び出し新生するアイーダThe Musical『AIDA アイーダ』

03年に初演され、文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど高い評価を得た、宝塚歌劇『王家に捧ぐ歌』。オペラ『アイーダ』を元に、反戦メッセージを織り込んだ脚本、全編オリジナルの楽曲で好評を博した同作が、劇団を飛び出し、キャストに男性を含むThe Musical『AIDA アイーダ』として新たによみがえる。主人公アイーダには宝塚歌劇版でも同役を演じ、その熱演が話題を呼んだ安蘭けい。躍進著しい伊礼彼方、ANZAを共演に迎え、新生『AIDA』の鼓動が、今動き始める――。

宝塚から飛び出した新生アイーダ The Musical『AIDA アイーダ』

(世田谷+カフカ)×KERA=演劇?ナイロン100℃『世田谷カフカ』〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜

01年にはカフカの評伝劇『カフカズ・ディック』も手掛けているケラリーノ・サンドロヴィッチが、カフカの未完の長編小説「審判」「城」「失踪者」を元にした新作に挑む! カフカに寄せる思い、そして、「“こんなもの演劇ではない”と思うようなものができ上がる可能性も、なくはない」という新作の構想とは?

世田谷+カフカ×KERA=演劇? ナイロン100℃『世田谷カフカ』〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜

アダム・クーパーとウィル・ケンプが夢の競演英国ロイヤル・オペラ・ハウス版『兵士の物語』

2004年と05年に英国ロイヤル・オペラ・ハウスの小劇場リンバリー・スタジオ・シアターで期間限定上演された話題作『兵士の物語』(ストラヴィンスキー作曲/ウィル・タケット振付・演出)が、日本で初演される。出演は、アダム・クーパー(写真)、ウィル・ケンプらロイヤル・バレエ出身のトップ・ダンサー4人。アダムとウィルの意気込みあふれるインタビューを絡めながら、本作の魅力を紹介します。

アダム・クーパーとウィル・ケンプが夢の競演 英国ロイヤル・オペラ・ハウス版『兵士の物語』

その他、鼓童『打男 DADAN』坂東玉三郎/『ワルシャワの鼻』明石家さんま&生瀬勝久/『ネジと紙幣 based on 女殺油地獄』ともさかりえ&倉持裕/『トリツカレ男』坂元健児&原田郁子/G2プロデュース『静かじゃない大地』G2/DRAMA PLAY『美しき背徳 Beautiful Magic』DIAMOND☆DOGS/フキコシ・スペシャル・ソロ・アクト・ライブ スペシャル『スペシャル』吹越満/『宮城野』草刈民代/大宮エリープロデュース『SINGER5』大宮エリー/『中国の不思議な役人』白井晃&三宅純/<気になるあの人>深谷由梨香(柿喰う客)/<わたしの本棚>長谷川孝治/<File-P>太宰治作品をモチーフにした演劇『新しい男』森元隆樹の記事を掲載。写真家・十文字美信が撮りおろす好評連載中の「劇顔」には、劇団、本谷有希子『来来来来来』のりょうが登場します。クロムモリブデンの切り込み隊長・森下亮のフード・エッセイ「俺が食べれば桶屋が儲かる。」は今月で最終回。胸に秘めたるスイーツ好きをカミングアウトした彼自ら、人気のアノお店に体験取材に行ってきました!

待望の新作、注目作が多いこの9月はあれもこれもと目移りして、スケジュールのやり繰りも大変ですが、街に秋の彩りもあふれ始めるこの時期こそ、劇場通いにやはり精を出したいところです。シアターガイド、リニューアルしたばかりのこのホームページ、シアターガイドmobileを使って、快適な観劇ライフを!