劇団キンダースペース『イプセンの世界』 - シアターガイド
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劇団キンダースペース

劇団キンダースペース 第31回公演

『イプセンの世界』「ロスメルスホルム」「幽霊」

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・深層心理を追求した舞台! 人間の中にある本質を垣間みた気がした。
・キンダースペースの期待を裏切らない熱演。イプセンが近いものに感じました。
・普通に拍手することがためらわれる。このようなカーテンコールは初めて。今はただ「安らかに」と祈ります。
・ボディーブローのように、今回の舞台は後になるほど 私にじわじわと効いて……すごいものを観たと感じております。是非とも「幽霊」の上演もお願いいたします。
(2009 イプセン「野鴨」上演時 感想より)

公演データ

公演期間 2010年2月17日(水)〜2月21日(日)
会場 シアターΧ
〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14
PR・解説  キンダースペースはここ十年間、ギリシャ悲劇、ユージン・オニール作品、チェーホフの「プラトーノフ」と小説を構成した「チェーホフ的チェーホフ」、そして昨年のイプセン「野鴨」を本公演として上演してまいりました。これらは全て現代リアリズム演劇の立脚点を確かめ、その新たな可能性を探るという趣旨の下での上演です。
 イプセンの戯曲が極めて現代的であるのは、彼が家庭というもの、親子(幽霊)や夫婦(ロスメルスホルム)というものを背景としながら、実はそこに投影されている、社会あるいは制度といったものの歪みを描き出そうとしているからです。
 イプセンの登場人物たちは、普段は隠されていて、いつの間にか姿を現す「制度」のもたらす圧迫を感じとり、抵抗し、闘いを挑み、敗れます。もちろんリアリズムというものを狭義に捉えた場合、この「制度」はイプセンにとってのキリスト教(ノルウェー国教会)や、当時の保守的な思想、社会通念という事になり、家庭に恵まれず、二十数年にわたって諸国を放浪せざるを得なかったイプセンの精神的苦闘が反映されている、という事になるのですが、イプセンが見ていた制度の歪みは、同時に又、現在の個人と社会の間に存在する歪みでもあります。
 イプセンが伝えるものは、現在の我々が毎日のように見せ付けられる犯罪、それを引き起こす焦燥感や、圧迫の姿と重なります。衝動的に見えるこれらの犯罪の背後には、制度、システム、社会通念と言った、正にイプセンが炙り出そうとしたものが横たわっています。
 強迫観念としての象徴的な存在、「ロスメルスホルム」の白い馬の幻影や、アルヴィング夫人にとっての「幽霊」を、劇場空間にどう登場させるか、演技としてのリアリズムと、形式としての実験性の演出における融合を試みて行きたいと考えています。
(構成・演出 原田一樹)
ストーリー 【ロスメルスホルム】
ロスメルはロスメルスホルムと呼ばれる屋敷の所有者で、以前は牧師。物語は、彼の妻ベアーテが水車小屋の用水路に身を投げた直後に始まる。レベッカは、ベアーテの兄、クロルを通じてロスメルスホルムの住人となっている。レベッカはロスメルの将来性を見出して、自分が彼の思想の実現のため力になれると考える。ロスメルはレベッカに恋をし、彼女の影響で人生観も変わり、一時は政治に参画しようと決意する。しかし次第に保守的なクロルとの間に争いが生じる。一方ロスメルは、子供を生めずロスメル家の家系を守れないという重圧から病を得たと思われていた妻はに対して、レベッカがロスメルの子供を身ごもっていると信じ込みそれが自殺の原因だったのではとの疑いと自責の念にさいなまれる。レベッカ自身もロスメルの妻になりたいために間接的にベアーテの自殺の原因となったと告白。にもかかわらずロスメルは彼女に結婚を申し込む。二人はベアーテが身を投げた場所と同じ水車小屋の用水路に身を投じる。
【幽霊】 
アルヴィング夫人はアルヴィング大尉の未亡人。生前、夫は酒に溺れ、息子オスヴァルのほかに使用人に産ませた娘のレギーネがいた。レギーネは現在大工のエングストランの実の娘としてアルヴィング夫人の家の使用人をしている。今、婦人は、故アルヴィング大尉を記念して翌日に開館をひかえる孤児院の最後の準備に追われている。式典を明日に控えた晩、アルヴィング大尉記念孤児院が全焼する。孤児院に保険をかける必要はないと主張して、今財務管理者として責任を恐れている牧師マンデルスはエングストランと密約を交わし、エングストランが失火の責任を負う代わりに彼の「船乗りの家」に、運営資金を融通してもらおうとする。一方、家庭環境を避けるため、子どもの頃に外国に出されていたオスヴァルは、自分が梅毒にかかっていたことを告白。パリでの放蕩の報いとレギーネの手で致死量のモルヒネを飲ませてもらうことを望む。アルヴィングは夫人はオスヴァルに亡くなった父親の真実の姿を話し、この病気は父親の遺伝だと知らせる。彼女はいまや、安楽死のためのモルヒネを与えて息子を苦しみから救うかどうか決断しなければならない。夜が明け、オスヴァルが病気は末期症状に陥る。
スタッフ 構成・演出/原田一樹  美術/松野潤  照明/篠木一吉  音響/浦崎貴(ワンダースリー)  衣裳/鳥居照子  小道具/高津映画装飾(株)  舞台監督/村信保  演出助手/坂上朋彦  宣伝美術/古木杏子 他
キャスト 【ロスメルスホルム】古木杏子・仲上満・深町麻子・田中修二・瀧本志優・加藤佳男
【幽霊】瀬田ひろ美・大桑茜・清水拓也・うえだ峻・花ヶ前浩一
お問い合わせ 劇団キンダースペース
048-252-0551 / 048-255-4342
post@kinder-space.com
劇団キンダースペースサイト

チケット発売日

2010年1月11日(月・祝)

入場料金

前売り券4,000円/ペア券(お二人でご入場の方)7,500円/養成所割引券(大学・専門学校・演劇養成所)3,000円/学生割引券(高校生以下)2,000円/二回観劇券(お一人で二作品ご覧になる方)7,000円/当日券4,500円(全席自由・税込)

未就学児童のご入場はお断りしております。

チケット発売窓口

劇団キンダースペース 048-252-0551
1 お名前 2 お電話番号 3 枚数 4 御希望日時 5 チケットの種類
6 留守番電話の場合、確認の御連絡の為、お持ちであれば、FAX番号かメールアドレスをお伝え下さい。

FAX 048-255-4342
メール post@kinder-space.com
も同様にご予約ください。

チケット販売サイトへ

当日券情報 開演30分前より劇場にて販売

公演日程

2010年2月17日(水) 〜 2月21日(日)

上演時間 [ロスメルスホルム]約2時間10分
[幽霊]約1時間50分

2010年2月

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◎…ロスメルスホルム
☆…幽霊

【原作の魅力を最大限に引き出す原田一樹の緻密な構成と演出、出演陣の情感溢れる確かな演技力の総合力で、小劇場演劇の醍醐味ともいえる、演じる側と観る側の「小空間の共有」。】
前回公演「野鴨」の好評をいただき、満を持して劇団キンダースペースが上演する イプセンの「新しい」世界。

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