情報登録:燐光群/(有)グッドフェローズ
燐光群
燐光群創立35周年記念公演VOL.1
『くじらと見た夢』
公演期間 | 2017年12月19日(火) |
---|---|
会場 |
岡山市立市民文化ホール 〒703-8293 岡山県岡山市中区小橋町1-1-30 |
PR・解説 |
私ども燐光群は1982年12月に創立、まもなく35周年を迎えます。創立35周年記念公演の第一弾として、この秋、坂手洋二の書き下ろし・演出による新作、『くじらと見た夢』を、上演いたします。 燐光群・坂手洋二は、クジラと捕鯨に関する作品をさまざまな形で発表してきました。 1993年に初演、翌年全国ツアーを行い高い評価を得た『くじらの墓標』は、英語、ロシア語、ポーランド語等に翻訳・出版され、ニューヨークのラ・ママ劇場、シンガポール等、それぞれの国のバージョンが作られ、上演されてきました。特に1997年ロンドン・ゲートシアターでは、テアトル・ド・コンプリシテのリロ・バウア、クライヴ・メンデスが参加し、注目を浴びました。今年3月にはオリジナル版を吉祥寺シアターにて再演、NHK「プレミアムステージ」でも放送されました。 2000年にはインドネシア・フィリピン・アメリカの俳優を9名招いての国際合作『南洋くじら部隊』、2008年には東北の捕鯨村を描いた『戦争と市民』、フランス・ロワール地方で開催されている「水のフェスティバル」の委嘱によりうまれた2011年の短編とその犬島での野外上演版(福武教育文化振興財団「犬島 海の劇場」)『内海のクジラ』等があります。 多彩な才能と世代のメンバーを抱えた「劇団」であることの特長を生かした密度の濃いアンサンブルにより、国際的な捕鯨問題と日本社会の現状をリアルに描くこの新作は、ワールドワイドな関心を得るでしょう。 客演に、民藝に所属しつつ芝居一人語りを長く続ける佐々木梅治、『だるまさんがころんだ』『カウラの班長会議』等に続き四度目の参加となるベンジャミン・ビアズリイ、「夢の遊眠社」退団後は映像の世界でも活躍する円城寺あや、燐光群〈『楽屋』フェスティバル〉をリードし最近は『日輪の翼』に出演して話題の南谷朝子、『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』で進境著しい東谷英人(DULL-COLORED POP)、橘麦を迎えます。 |
ストーリー |
ふたつの海。 クジラのいる海、いない海。 でも忘れちゃいけない。 海はひとつ。 必ずどこかで繋がってる。 ・・・ 沖縄でのイルカ(ヒートゥー、ピトゥ)漁は、伝統的なものとして知られているが、戦後の一時期、名護西岸で本格的な捕鯨をしていたことを、最近になって知った。十五年近くにわたって、年間数十頭のザトウクジラを捕っていたのだ。昭和二十六年、「戦後初めての捕鯨」と思しき漁に参加した漁師に、詳しく話を聞いた。 名護東岸、島の反対側に位置する海では、米軍基地キャンプ・シュワブに、普天間基地代替施設としての空港建設が強行されようとしている。同じ名護市なのに、海の風景はまったく違うのだ。 昨冬、かつて『くじらの墓標』を書くため訪れた捕鯨村・鮎川を、震災後には初めて、再訪した。津波の猛威を受けた町並みはすっかりなくなってしまったが、捕鯨は今も続けられていた。 『南洋くじら部隊』の舞台、レンバダ島の捕鯨村ラマレラを、久しぶりに訪れた。電気も電話も貨幣経済もなかった暮らしは近代化の洗礼を浴び、変わってしまった。それでも漁師たちはクジラを捕り続けている。 そして、映画『ザ・コーブ』等によってイルカ漁が国際的な非難を浴びた和歌山・太地に、初めて行った。捕鯨反対運動は沈静化していたが、それとは無関係に、人々は未来を見つめていた。 私の中で何かが繋がった。捕鯨に携わる家族たちの「伝承」と「共存」の物語が、くっきりと浮上してきた。『くじらと見た夢』は、私と燐光群による四半世紀にわたるクジラとの旅の、新たな結実となるだろう。 坂手洋二 |
スタッフ |
作・演出○坂手洋二 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 舞台監督○森下紀彦 藤村謡子 美術◯加藤ちか じょん万次郎 衣裳○小林巨和 演出助手○村野玲子 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ 宣伝意匠○高崎勝也 制作○古元道広 近藤順子 |
キャスト |
佐々木梅治 Benjamin Beardsley 円城寺あや 南谷朝子 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 杉山英之 東谷英人 武山尚史 山村秀勝 樋尾麻衣子 宗像祥子 田中結佳 秋定史枝 橘 麦 中瀬良衣 |
お問い合わせ |
燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 rinkogun@alles.or.jp 燐光群 |
おかやま燐光群を観る会(映画の冒険内)
086-252-7606 |
2017年10月15日(日)
一般前売2,700円/当日3,000円/大学生以下1,500円(全席自由・税込)
※大学生以下は要証明書提示。 おかやま燐光群を観る会と燐光群でのみ取り扱い。
受付開始時より整理券を発行します。 客席開場前にロビーで整理券の番号順にお並び頂き、開演30分前よりその順にご入場頂きます。
燐光群/(有)グッドフェローズ |
03-3426-6294
当日精算にてご用意致します。 |
---|---|
おかやま燐光群を観る会(映画の冒険内) | 086-252-7606 |
ぎんざや | 086-222-3244 |
岡山シンフォニーホールチケットセンター | 086-234-2010 |
岡山県天神山文化プラザ | 086-226-5005 |
シネマコレクターズショップ映画の冒険 | 086-252-7606 |
当日券情報 | 開演1時間前より劇場にて販売 |
---|
2017年12月19日(火)
上演時間 | 未定 |
---|
2017年12月
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
17 | 18 |
19
|
20 | 21 | 22 | 23 |
※ブログパーツ登録時によせられた、評価・コメントです。
この記事のトラックバックURL
http://www.theaterguide.co.jp/trackback/if.php?id=45304
(0人のコメント)