武蔵野市立吉祥寺シアターが5月21日オープンこけら落とし公演のラインナップ発表 - 2005年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から福田重雄(武蔵野文化事業団理事)、佐藤尚巳(建築家)、土屋正忠(武蔵野市市長)、岡田義徳、冨樫真、矢内原美邦
▲左から福田重雄(武蔵野文化事業団理事)、佐藤尚巳(建築家)、土屋正忠(武蔵野市市長)、岡田義徳、冨樫真、矢内原美邦
 来る5月21日(土)にオープンする武蔵野市立吉祥寺シアターのこけら落とし公演のラインナップ等を発表する記者会見が、2月9日に都内で行われ、俳優の岡田義徳、女優の冨樫真、パフォーミング・アートカンパニー「ニブロール」主宰の振付家・矢内原美邦らが出席した。
 吉祥寺は、文化勲章受賞者を5名も輩出する武蔵野市にあり、若者にも人気のカルチャー色の強い街。その特色を生かし、“同時代性”をキーワードに、新しい動きが見られる現代演劇やダンスなどのジャンルに特化した、公立では珍しい単館小劇場となる。特定の芸術監督は置かず、「ごった煮感のある劇場にしたい。ベニサン・ピットとシアタートラムを足したようなイメージです」と支配人の箕島裕二さん。

 劇場は最大キャパ239名の小空間。東京国際フォーラムなども手がけた建築家の佐藤尚巳氏の設計で、空気清浄の機能も持つ竹炭の塗料を壁面に用いたブラックボックスタイプ。客席だけでなく、“からくり空間”と呼ばれる裏方用の空間も充実し、さまざまな仕掛けを施すなどの自由な使い方ができるように工夫されている。また、最大2ヵ月の連続使用が可能なほか、5日以上の使用からは割引き料金が適用されるなど、長期公演にも対応してくれるのが興行主や劇団にとってもうれしいところ。
 気になるこけら落とし公演は、6月10日(金)からスタート。第一弾を飾るのは、「血と骨」などの映画でも活躍する劇作家・鄭義信による新作書き下ろしとなる、トム・プロジェクト プロデュース『カラフト伯父さん』。古びた鉄工所を1人で切り盛りする男(岡田義徳)の元に、父(ベンガル)が元ストリッパーの女(冨樫真)を連れて戻って来たことから始まる奇妙な共同生活を描く。

 出演する岡田は、「こけら落としということで光栄ですがプレッシャーもあります。作品を通して劇場の良さを伝えられれば」、一方、女優としての初舞台(94年『楽屋』)が武蔵野芸能劇場だったという冨樫は「思い入れも強い街の劇場で、演劇の楽しさを多くの人に伝えたい」と意気込みを語った。

 第2弾のKERA・MAP#004『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』に続き、第3弾は、矢内原美邦が新たに始動するプロジェクト、MIKUNI YANAIHARA projectの初公演『3年2組』(仮)。

 「“身体と言葉”をテーマに新作を作りたいと考えていた時にちょうどお話をいただきました。市民と発信者をどう結び付けていけるか、楽しみです」(矢内原)

 最初の一年は自主事業2割、貸館事業8割で運営していく予定で、早くも小劇場系の劇団から予約や問い合せが相次いでいるそう。“カルチャー”と言えども、音楽のイメージが強い吉祥寺に、新しい演劇の風が吹くのか! 期待したい。
公演データ
開館記念事業スケジュール

●6/10(金)〜19(日)
トム・プロジェクト プロデュース『カラフト伯父さん』
作・演出=鄭義信
出演=岡田義徳/冨樫真/ベンガル

●6/25(土)〜7/3(日)
KERA・MAP#004『ヤング・マーブル・ジャイアン
ツ』(仮)
作・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演=オーディション合格者

●7/15(金)〜17(日)
MIKUNI YANAIHARA project第一弾『3年2組』(仮)
構成・演出=矢内原美邦 映像=高橋啓祐 音楽=スカンク
出演=矢沢誠/関寛之/山本圭祐/三坂知絵子/稲毛礼子 ほか