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2005/2/21
『ラ・マンチャの男』製作発表
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| ▲左から山崎直子、佐藤輝、松たか子、松本幸四郎、上條恒彦、福井貴一 |
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![]() ▲報道陣に配られたバラには“Koshiro2000”の文字が >>拡大 |
2000年の公演で、松本幸四郎が還暦を迎えた日に公演回数1,000回を迎えたことで話題になった、ミュージカル『ラ・マンチャの男』が3年ぶりに再演される。今回は新たにアントニア役として山崎直子が加わり、前回同役を務めた松本紀保が演出補にまわる。また6月29日の帝国劇場千秋楽には、幸四郎のミュージカル通算出演回数が2000回を迎えることでも注目の公演だ。 |
帝劇の千秋楽に、私のミュージカル出演回数が2,000回目に丁度なるそうです。22歳の時に初めて『王様と私』に出演してから40年。誠に夢のようで、夢の中で夢を追い続けてきてここまで来てしまったなという感じがして、感無量でございます。ただ、1,000回も2,000回も役者にとって一番大事なことは、一回でも多く最高の舞台を見せることだと僕は思っていますので、今回の『ラ・マンチャ』を全力を尽くして演じていきたいと思います。確かチャップリンの言葉だったと思うのですが、あなたの最高傑作は何ですか、と聞かれた時に「次回作です」と答えたのだと覚えています。私も最高の『ラ・マンチャ』は、今年皆様にお目にかける『ラ・マンチャ』だと思って頑張りたいと思います。 松たか子(アルドンサ) またアルドンサをやらせていただくことになって、前回と同じくらい緊張感でいっぱいです。ですが、今回は今回のカンパニーで、また新しい空気を皆さんにお伝えできればな、と思います。 佐藤輝(サンチョ) 僕は95年から出演しています。初めてミュージカルの舞台を見せていただいたのは昭和41年芸術座の幸四郎さん(染五郎時代)の『心を繋ぐ6ペンス』という舞台でした。その頃は自分がミュージカルに出演する役者になるとは想像できなかったのですが、『ラ・マンチャの男』という素晴らしい作品に参加させていただいて本当に幸せだと思っています。ただこの幸せを、自分で幸せだと思っていないで、お客様に喜んでいただけるサンチョでありたいと思います。 福井貴一(カラスコ) 僕は今回で2回目なんですが、今回は新しい許嫁(アントニア役)に山崎さんを迎えることになりました。前回の許嫁(松本紀保)は幸四郎さんの片腕として演出の方にまわられることになりまして、僕としては、前の許嫁とも縁が切れずに、新しい許嫁を両方迎えられる。男冥利に尽きるというか、そんなんで「ええ芝居」ができないわけがないと思っています。 山崎直子(アントニア) 初めて『ラ・マンチャ』に出演することになりました。子供の頃からミュージカルが大好きで憧れていましたので、このような歴史のある素晴らしい作品に参加させていただけることがほんとうに幸せです。演出の幸四郎さんをはじめとして、キャストの方、スタッフの方、お客さまからも色々なものを吸収して、一日一日精いっぱい頑張りたいと思います。 上條恒彦(牢名主/宿屋の主人) 初演の牢名主が小澤栄太郎先生だったそうです。小澤先生は丁度、今の僕ぐらいの年だったのではないかと思います。長いこと演らせていただいてきましたけど、やっと小澤先生の年齢に届いたな、という感じがありますので、ここで初心に戻って頑張りたいと思います。 前回に引き続いて演出をされませすが、変更点はありますか? また俳優松本幸四郎にとってのミュージカルとはなんですか? 幸四郎:(演出の)最後の鍵を握っているのは俳優の肉体であり、声であり、息遣いであり、そして俳優の気持ちだと思います。その気持ち加わった時に初めて客席と一体となって、『ラ・マンチャの男』が完成すると思っています。役者の演技だけが際立っても、演出だけが際立ってもいけないと思います。全てが総合されて良い瞬間、良い時間を感じていただけるというのが最終的な芝居の目的なので、そこを目指してやっていきたいと思っております。22歳の時にミュージカルに出会って40年。40年幸四郎としてやってきました、というのが答えですね。それは本当にお客様のおかげであり、東宝さん、松竹さんのおかげだと思います。良い芝居を作るためであれば、歌舞伎であれ、ミュージカルであれ関係ない。良い芝居をお客さまに提供するのが一番の目的だという演劇的良心のおかげで今日まで40年間幸四郎はやってこられたと思っております。 今回松さんは2回目のアルドンサ役に挑みますが、新たなアルドンサにかける意気込みは? 松:前回博多と東京でやらせていただいたということしか自信がなくて、それがあるから今回もきっとできると信じて臨みたいなと思います。具体的にどうこう、というよりもとにかく稽古場に行って、そこに身を置いてみて始まるんじゃないかなと思っているので、役に関してどうしようというのは今は特に考えていません。 松本紀保が演出補で加わりますが? 幸四郎:今回自分としてはイギリスの『クリスマスキャロル』のように、いつかどこかで必ず『ラ・マンチャ』の灯が灯っていて欲しいなということになりまして、若い人に手渡していきたいなと。たまたま松本紀保は私がブロードウェイに行った翌年に生まれた長女で、ドン・キホーテのキホーテから紀保子とつけました。ですから彼女は『ラ・マンチャ』の申し子みたいなものです。小さい頃からもちろん舞台は観ておりますし、大きくなってからはアントニア役で出演させていただいたんですけれども、前回から私が演出しておりますので、今回、『ラ・マンチャ』の申し子である紀保にある意味演出面の勉強をしてもらって、『ラ・マンチャ』を次の世に伝えていく、第一歩にしたいなと思い、演出補という形で松本紀保にさせることにしました。 幸四郎さんの演出をどう思われますか? 松:今まで(幸四郎が)何十年やってきたということ、日本以外の場でも経験しているということ、作品にかかわっている時間が長いということもあり、全てに説得力があります。ある意味とても充実して、ある意味疲れる稽古場ですね。でもこの作品が好きなので、自分なりにこの演出家にぶつかっていくのみです。 佐藤:3年前の稽古の時は、それまで自分の中でイメージしていたものとはガラリと違う動きや台詞を幸四郎さんが言ってくださり、稽古場の一瞬一瞬が全く新しい世界を開いてくれました。それに付いて行くのは疲れるんですけれども、それだけ引張ろうとする演出家に負けじと付いていきたいです。 福井:僕はあまり疲れないのですが、なんでかいうたら、こんだけ長いことやってはったら、普通演出なら決まっているっていうイメージで前回やったんですけど、すごい客観的に見てはるんやなこの人って感じでね。僕なんか前回初参加だったので、好きなようにやらせてもらいました。僕自身何も考えてないので、稽古場で起こることを大切にしていて。それで何か起こると、演出家が、もっとこうやってみようって、すごく楽しい稽古になるんですね。 山崎:今日初めて顔を合わせたので、演出の感想を聞けて勉強になりました。とにかく疲れる方も、疲れない方もいらっしゃるそうなんですが、私としてはわからないことが一杯あると思うので、どんどん質問し、ご指導いただいてエネルギーをたくさん蓄えて、稽古場に挑もうと思います。 上條:福井君と同じで(幸四郎の演出は)楽しいですね。もともと僕は歌手で役者の修業をやったことのない人間だったので、この方のやることがすごい興味深くて、一緒に舞台に立ってても、いつの間にか観客になってしまう。稽古場では僕らにとって非常に新鮮なものを掘り出してくださる。本番より稽古場の方が楽しいぐらいだなという感想をもっています。 同作品は松本幸四郎の2,000回記念があるほか、ミュージカル同一主演の日本記録の更新や、ブロードウェイ・マーティンべック劇場単独主演から35年、同作品でミュージカルデビューを果たした松たか子のデビュー10周年など記録ずくめの公演となる。同作品は5月1日に名鉄ホールで初日を迎える。 |
| 【スタッフ】 脚本=デール・ワッサン 作詞=ジョオ・ダリオン 音楽=ミッチ・リー 訳=森岩雄/高田蓉子 訳詞=福井峻 日本初演の振付・演出=エディ・ロール 演出=松本幸四郎 【キャスト】 松本幸四郎/松たか子/福井貴一/山崎直子/上條恒彦/佐藤輝 ほか 【名古屋公演】 2005.5/1(日)〜28(土) 名鉄ホール ・3/1(火)前売開始 ・全席指定S席14,000円/A席9,000円 ・お問い合わせ=名鉄ホール TEL.052-585-7810 【東京公演】 2005.6/4(土)〜29(水) 帝国劇場 ・3/19(土)前売開始 ・全席指定S席12,500円/A席8,000円/B席4,000円 ・お問い合わせ=帝国劇場 TEL.03-3213-7221 |
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