『あずみAzumionStage』製作発表会 - 2005年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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 原作の漫画はもちろん、映画版も大ヒットした「あずみ」が、いよいよ舞台に登場する。ヒロインのあずみを演じるのは、『熱海殺人事件〜平壌から来た女刑事〜』(つかこうへい作・演出)での主演経験を持つ16歳(!)の黒木メイサ。あずみをめぐって三角関係に陥る仲間のうきはと敵方の豊臣秀頼には、それぞれジャニーズJr.の生田斗真、長谷川純。そのほか、つか作品の主力メンバー山崎銀之丞、舞台生活25周年を迎える涼風真世、このところ舞台にも意欲的な的場浩司ら、豪華で多岐にわたるキャスト陣がそろった。
小山ゆう(原作)
舞台化のお話をいただき、しかも明治座でというのは、非常に光栄なことだと思っています。脚本が原作をよく理解されている内容のものだったので、もう、すべてお任せしようと思っています。

黒木メイサ(あずみ)
あずみをやると聞いた時には、殺陣という今まで経験しなかったことがやれるとうれしく思ったのですが、今は、台本を読んでいく中で、使命を果たすために愛する人を斬っていくことに疑問を持ったりもする、あずみの悲しみや苦しみの深さというものをどう表現していこうかと考える毎日です。内容は違っても、悩んでるということに関しては、今の自分とあずみとは共通している部分もありますね。これから稽古場でいっぱい悩み、演出の岡本さんと話し合っていって、本番では全力でやっていきたいです。

生田斗真(なち・うきは の2役)
この作品に出合えて、とても光栄に思っています。台本や漫画を読んで感じたのは、ストレートなせりふがとても多いということ。相手に好きだという気持ちを伝える時に、感情移入できるせりふがたくさんありました。あずみに恋する役なので、究極の愛の形というか……クサいことを言ってしまったんですけど(笑)、とにかくストレートに作品にぶつかって、観ている方に何かを感じ取っていただけたらと思います。

長谷川純(豊臣秀頼)
舞台は1年以上ぶりなので、緊張しています。今回は(あずみにとって敵方となる)豊臣秀頼の役なんですが、最初に聞いた時は本当にびっくりしました。でも、殺陣がいっぱいあって、アクションも多いのかなと思っていたら、秀頼は殺陣がないということで少し残念だったんですが(笑)、あずみと出会うことで、成長していく秀頼の姿を演じていければいいなと思います。

涼風真世(最上美女丸・淀の方 の2役)
初舞台から今年で25年を迎え、明治座の舞台には初めて立たせていただくということで、初心に戻って演じようと思っています。美女丸は、狂気を持った男で、人を斬ることに喜びを感じるという役なのに対して、淀の方は、子供を溺愛する母親のもろさ、強さ、そしてヒステリックな部分も持ち合わせていると思うので、その部分を大切に演じていきたいと思っています。

山崎銀之丞(あずみと敵対、のちに協力する忍者・猿飛)
向こう(黒木・生田・長谷川)の3人を見ていて、こちら(涼風・山崎・的場)はハラハラドキドキしていて、付き添いの父兄みたいになってますが(笑)。今回は的場さん演じる勘兵衛に忠誠を尽くし、使命を果たすために生きる忍びの役です。忍びというと、ストイックで無口で、自分のやるべきことだけを遂行していくという感じなんですけど、飛猿に関しては、つらいことはつらい、痛いことは痛い、寒いことは寒い、とすべての感情を出していく人間っぽい忍びでいられたらいいなと思います。

的場浩司(敵方の井上勘兵衛)
井上勘兵衛をやらせていただきます。無骨で、男として深みのある芝居ができればと思っています。

岡村俊一(構成・演出)
漫画が始まった10年前くらいからファンとして読ませていただいてました。青年誌独特の若干のエロティシズムを抱えた愛と勇気、その中に青春の届かぬ痛みみたいなものが折り重なった漫画で、どうしてもこの作品を舞台にしよう、絶対に演劇のせりふにも合うという確信を持って、小山先生に(舞台化の)お願いをしました。

それぞれのキャッチコピーを言っていきますと……。黒木メイサさんは、2時間半本編があるとすると、2時間25分は舞台に出てます(笑)。過酷なことを強いますが、つかさんの下で1年やってた彼女の実力が幹となるあずみを作ってくれると信じています。生田君には、びっくりするくらい恋をしてもらいます。そして、アクションが基本なので、明治座ではやったことのないような装置を持ち込んだり、従来あるものを新しい形で使うなどして、かなり飛んでもらいます(笑)。長谷川君は、泣かせます、歌います。真世さんには、男役・女役という宝塚の得意とするものをすべて舞台上で繰り広げていただきます。銀之丞さんには、とにかくしゃべっていただきます(笑)。そこで全体が軽くならないように、文鎮のように、戦国武将のもっとも気高い部分を持った的場君ががっしりと全体を支えるような枠組みにします。

戦後60年経った現在、戦いがないことを前提に生まれた文学などの表現物がある中、あえてこの戦国時代という戦いの中に置かれた人たちを描くことで、“大儀ある戦争というものがあるのか?”という問いかけ、小山先生が投げかけていらっしゃるスピリッツを、何とか観客に届くように仕上げていきたいですね。


役づくりとしては、どこを強く意識されていますか?

黒木:
あずみの苦しみや悲しみを表現することはもちろん、殺陣もがんばっていきたいと思っています。あずみは刺客として育てられたという設定なので、“あずみの腕はこんなものか”と思われないように、頑張りたいと思います。

生田:
今回、曲を使った殺陣をしようかと話していまして、ジャニーズの先輩の曲を使うかもしれません。実現できれば“ジャニーズ斬り”とは言いませんが(笑)、その辺も見どころになってくると思います。あとは、あずみ役のメイサちゃんを愛することです!

長谷川:
賢いとは言えない殿の役なんですけど、あずみを心から愛し、人間的にも心の優しい役どころなので、そこを自分なりに表現できればいいなと思います。

涼風:
花粉症の季節なのでなりたくないなぁということと(笑)、健康第一で、お稽古でも走り回りたいと思っています。

山崎:
とにかくファンの多い作品ですし、すでに作品のイメージを持っているお客さんも多いと思うのですが、コミックでも映画でもない、舞台ならではの『あずみ』を作っていきたいと思います。いい意味でお客さんを裏切って驚かせたいですね。

的場:
漫画も映画も好きで、映画に関してはものすごいスピード感もあっていいなと思うんですけど、舞台でしかできない『あずみ』を、生でしか伝わらないようなものを作っていけたらと思っています。