二宮和也主演『理由なき反抗』が3日開幕 - 2005年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/ヒロインのジュディを演じる貫地谷しほり(右)
▲ヒロインのジュディを演じる貫地谷しほり(右)
 ジェームズ・ディーン没後50周年を記念して上演される舞台版『理由なき反抗』が、3日に公演初日を迎え、上演を直前に控えた東京グローブ座では本番さながらの通し稽古がマスコミに向けて公開された。
 主演の二宮和也は、ジェームズ・ディーンの代名詞ともなった、あの赤いスウィング・トップを羽織って終始存在感を示しながら、悩める17歳・ジムの喜怒哀楽に揺れる心を軽やかに演じて見せる。ヒロイン役の貫地谷しほりも瑞々しい演技で、若さゆえの不安定さを力まずナチュラルに表現。ほかの出演者も適度に力の抜けた様子で、笑いをとるシーンからアクロバティックな決闘シーンまで、テンポ良く繰り広げる。

 堤幸彦の演出は、ジムの自宅からチキンレースで不良グループと勝負する崖までを、物語の重要な舞台の一つであるドーム状のプラネタリウムを回転させ、照明の明暗を変化させることで巧みに表現。得意の映像を随所に盛り込むことで屋内外の場面をテンポ良く切り変え、物語の流れをスムーズに観客に伝える工夫も光る。さらには劇場の臨場感を意識した不意を突く演出も。それはぜひとも劇場でご体験を。脚本を担当した若手劇作家・中津留章仁のせりふも非常に聞き取りやすく、ともすれば青臭くなりがちな若者たちの心情を、湿っぽくなり過ぎずに描くクールさに好感が持てた。

 映画を見ていなくても充分に楽しめる、まさに舞台に捧げた『理由なき反抗』といった仕上がりの本作。今月24日まで東京グローブ座にて公演したのち、来月1日からは梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。