菊川怜主演『五瓣の椿』制作発表 - 2005年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から藤真利子、片岡愛之助、菊川怜、若林豪
▲左から藤真利子、片岡愛之助、菊川怜、若林豪
 映画やドラマでもおなじみ、山本周五郎原作の時代劇サスペンス「五瓣(ごべん)の椿」が、いよいよ明治座に初登場する。舞台は天保の江戸の町。最愛の父の死をきっかけに、不義を重ねる母の相手となった男たちに次々と“復讐”していくヒロイン「おしの」の、激しくも悲しい生きざまが描かれる。今回は、原作にはなかった恋物語を加え、より広く深い感動を呼ぶ舞台になるという。

 おしのを演じるのは、初舞台にして座長を務めることになる菊川怜。与力というおしのを追う立場でありながら、次第に彼女に惹かれていく千之介には、上方歌舞伎界のホープ片岡愛之助。フレッシュな2人の顔ぶれに早くも期待が高まる。さらに、おしのの最愛の父・喜兵衛に若林豪、母・おそのに藤真利子と、演技派のベテラン勢が脇を固める。

 鮮やかな舞台衣裳に身を包んで登場したキャスト陣。そして脚本のさとうしょう、演出の山田和也が、同作に対する意気込みをそれぞれ語った。
さとうしょう(脚本)
菊川さんには本を書く前に一度お会いしたのですが、美しく、シャープで、素敵な声の方でした。喜んでいただけるような本になったと思います。今回は、原作と比べて2人の淡い恋物語にも重きをおくサスペンス時代劇となっています。(上演される)6月は、毎日が「火曜サスペンス」ですね(笑)。

山田和也(演出)
明治座で山本周五郎というと、なかには仕上がりを予測される方もいらっしゃると思いますが、それをおおいに裏切りたいですね。原作は、人物を論理的に登場させるしっかりとした構成で、今だに古びたところを感じさせません。そういう原作の骨太さ、そして(サスペンスならではの)謎ときのおもしろさを、スピーディーな、大劇場ではあまりない見せ方でご覧にいれたいと思います。

菊川怜(おしの)
初舞台というプレッシャーを感じつつも、舞台は前からやってみたいと強く思っていたので、ワクワクした気持ちがあります。おしのは、雪のように真っ白くきれいな部分と、それと相反する狂気のようなものを持った女性。でもそれが、人間だからこその表裏一体の感情なのかなとも思います。私自身、“復讐”をしたいと思ったことはないんですけど、自分の中にもきっと悪女の部分はあるんだと思います。そのあたりをこれから考えていきたいですね。

片岡愛之助(青木千之介)
(菊川の初舞台という)人生の大切なポイントに立ち会えてとても光栄です。「五辧の椿」は、山本周五郎さんの名作ですし、大先輩も演じた役。与力でありながら、おしのを愛していくという役ですが、人間味あふれた千之介を演じたいと思っています。

若林豪(おしのの父・喜兵衛)
今回は、踏みにじられて死んでいくかわいそうな男の役です(笑)。せりふのあるページ数が少ない分(笑)、一言一言を大切にしたいですね。(菊川を見て)とてもきれいですね。この作品を終えたら、女優として、きっと一周りも二周りも大きくなっているはずです。これからともに七転八倒していくしかないと話していたところです。

藤真利子(おしのの母・おその)
明治座に立つのは初めてなんです。演じるのは奔放に生きる母親の役ですが、今度生まれ変わったら私もこうなりたいという役柄ですね。ドラマティックで、自分中心の人生。私とは対極(笑)。(初舞台の菊川へのアドバイスを求められて)そうですね、余計なことはしないで、いつもどおりでいることです。急に体力づくりを始めたりすると、私のように怪我をしますよ(笑)。

 今回の全40公演をこなすと、計算上、観客は約5万人にのぼるとか。「『五瓣の椿』ならぬ『五万の椿』です」と、会場を笑わ(凍ら?)せた菊川。実は、この日、司会を務めた日テレ・福澤朗アナと打ち合わせた上での発言だった。福澤とは「真相報道 バンキシャ!」で仕事をともにする間柄。舞台経験では先輩となる福澤が「(座長は)キャスト、スタッフすべての人たちを引っ張っていくポジション。気配りも大変だね」と菊川を気づかう一幕もあった。
公演データ
2005.6/4(土)〜28(火) 明治座
【スタッフ】 原作=山本周五郎 脚本=さとうしょう 演出=山田和也
【キャスト】 菊川怜/片岡愛之助/若林豪/藤真利子 ほか

・4/30(土)前売開始
・全席指定A席12,000円/B席5,000円
・お問い合わせ=明治座チケットセンター TEL.03-3660-3900