吉祥寺シアター、演劇関係者・マスコミに公開 - 2005年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/吉祥寺シアター外観

▲吉祥寺シアター外観
   今月21日にオープンを控えた武蔵野市立吉祥寺シアターが、17日に演劇関係者やマスコミに公開された。当日は支配人・箕島裕二氏らスタッフにより、劇場やロビー、楽屋や奈落のほか、稽古場などが案内された。

 同劇場は武蔵野市政センター跡地に建設された、敷地面積約876平方メートル・地上3階立ての小劇場。市内の他の公共施設との差別化を図るため、現代演劇やダンスなどの「同時代の舞台芸術」に特化した事業を展開する。またカフェや稽古場を併設することで、上演時以外でも人々が集える劇場を目指す。10〜15%を公演やセミナー、ワークショップなどの自主事業で使用し、残り90%近くを貸館事業で運営してゆく。現在、来年3月までの使用申し込みを受け付けているが、すでに90%以上のスケジュールが埋まっているという。
写真/1Fロビー 写真/シアターカフェ

▲1Fロビー

▲シアターカフェ
写真/足元のメッセージにも注目

▲足元のメッセージにも注目
  1Fロビー

 デザイナーズマンションのような外観の劇場に一歩踏み入れたところで、まずは足元に注目。床面には劇場では珍しく点字ブロックが配置されているほか、観客へのメッセージが書かれた照明プレートが並ぶ。メッセージの内容はすべて異なるので、客席に座る前にゆっくりと見て回るのもいいだろう。左手にはシアターカフェ(5/22オープン)が併設されており、観客でなくとも食事を楽しむことができる。またロビー全体は、午前9時から10時45分まで公共スペースとして開放されることが決まっている。
写真/宇野亜喜良氏によるポスター絵

写真/劇場内観、客席から(上)と舞台から

▲劇場内観、客席から(上)と舞台から
  劇場

 ロビー奥の階段を昇ると2階に客席入口がある。階段踊り場の壁はプロジェクターによる映写ができるようになっていて、今後上演劇団がどのように使用するかも楽しみだ。またロビーと同様、ホワイエも太陽光が入るように設計されており、当日は晴れだったせいか、かなり明るい印象を持った。このホワイエからバルコニーに出ることもできる。ちなみに2・3Fバルコニーは、劇場の外からも入ることのできるフリースペースになっている。

 客席数は、標準的な配置で197席、最大で239名を収容する。2F部分には上手下手それぞれ12席のギャラリー席も設置。舞台は12.7m×7.2mで、搬入スペース部分を使用すればより奥行を出すこともできる。
 箕島氏は同劇場設置の経緯を説明したのち、「劇場を成功させるためには、劇場のカラーが必要。そのカラーを作るためにも自主事業をやっていきたい」と自主事業を積極的に展開させる姿勢を表明した。また、劇場を利用する若手劇団にもアドバイスができるようテクニカル・ディレクターを常勤させるなど、舞台の現場に精通した人員を配置しているという。自主事業だけでなく、貸館事業においても同劇場ならではの対応が期待できそうだ。

 同劇場のこけら落とし公演は、来月10日から上演されるオープニングステージ第1弾の鄭義信の新作『カラフト伯父さん』。その後、同シリーズとしてKERA・MAP『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』、振付家・矢内原美邦の新プロジェクトによる『3年2組』の上演が予定されている。