松本潤主演『エデンの東』シアターBRAVA!へ - 2005年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
写真/団らんの中心は兄アロン、弟キャルの居場所はない…… 左から歌川椎子(家政婦のアマンダ)、水谷妃里(アロンの恋人アブラ)、浜畑賢吉(父アダム)、小橋賢児(アロン)
▲団らんの中心は兄アロン、弟キャルの居場所はない…… 左から歌川椎子(家政婦のアマンダ)、水谷妃里(アロンの恋人アブラ)、浜畑賢吉(父アダム)、小橋賢児(アロン)
写真/舞台稽古当日も演出のチェックに余念がなかった鈴木裕美(左)と初舞台の水谷 写真/「兄としての存在感を出すのに苦労した」と語る小橋

▲舞台稽古当日も演出のチェックに余念がなかった鈴木裕美(左)と初舞台の水谷

▲「兄としての存在感を出すのに苦労した」と語る小橋
 今年、没後50年を迎えたアメリカの映画スター、ジェームズ・ディーン。彼が主演した3本の映画の中から、4月には「理由なき反抗」が二宮和也主演で舞台化された。今月も、同じく人気グループ・嵐のメンバー、松本潤主演により「エデンの東」が上演され、東京グローブ座で今月21日に千秋楽を迎えた。
 制作発表時から「ジェームズ・ディーンの映画ということよりも、作品の面白さにこだわる」と発言してきた松本。公開稽古で彼が見せた主人公キャルは、繊細で激情タイプのディーンと異なり、スマートさと行動力を発揮する一方で、時おり見せる暗さの中に父親から理解されない苦悩をにじませる。「稽古ではよく話し合いました」と語る言葉が充分納得できるほど、すれ違いながら決して断ち切れない家族のきずなを、現代の観客を前に生き生きと表現していた。

 スタインベックの原作小説と映画をもとに、ストーリーの骨格を押さえつつ、大胆に登場人物を刈り込んだ、演出家・鈴木裕美と脚本家・青木豪コンビのリメイクぶりも見事。事件を無駄なく結びつけ、メリハリをつけるためにユーモラスなシーンを挿入し、間延びさせることがない。その場面転換のテンポの良さは、衣裳替えの回数にも表れる。松本いわく「全部で7着も着替えるんですよ。まるでコンサート(笑)」。さまざまに変化する出演者の衣裳も見どころとなった。

 連日満席と大好評のうちに幕を下ろした東京グローブ座での公演に続き、今月27日からは大阪・シアターBRAVA!で上演される。

 農場を営むトラスク家は、父親と高校に通う兄弟の3人暮らし。まじめで婚約者もいる兄とは逆に、気難しいキャル(松本)は父との折り合いが悪い。家族の中で孤立する中、死んだと聞いていた母の秘密を知った彼は――。