『レ・ミゼラブル』2000回特別カーテンコール - 2005年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/涙、涙の2000回特別カーテンコール
▲涙、涙の2000回特別カーテンコール
 帝国劇場で上演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』が24日、上演2000回を達成した。当日は特別カーテンコールが行われ、同日から29日まで8公演限定で「2000回達成スペシャルバージョン」を上演する。鹿賀丈史、島田歌穂、岩崎宏美、石川禅、斎藤晴彦といった歴代のキャストが復活し、2003年公演からジャベール役で出演している岡幸二郎が01年まで演じていたアンジョルラス役で出演するという、ファン垂涎のキャスティングが話題だ。
 通常カーテンコールから場内は熱気に溢れ、ジャベールを演じた鹿賀丈史がジャン・バルジャンを演じた今井清隆と肩を抱き合うと大きな拍手が。通常カーテンコールが終了し、照明を落とした中で、オーケストラのファンファーレとともにバリケードのセットが登場。2000回特別カーテンコールがスタートした。ステージ上に紙吹雪が舞い、舞台天井から「みんなで創った『レ・ミゼラブル』!! 祝 2000回達成!」と書かれた看板が下りてくると、客席からは割れんばかりの拍手が起こった。

写真/ファンファーレとともにバリケードが登場 写真/マダム・テナルディエ役の森公美子

▲ファンファーレとともにバリケードが登場

▲マダム・テナルディエ役の森公美子

 司会を務めたのは、1997年からマダム・テナルディエ役で出演している森公美子。「1987年6月11日に帝国劇場で、この『レ・ミゼラブル』は誕生いたしました。それから18年の年月を経て2005年5月24日2000回を迎えることとなりました」と涙ながらに挨拶すると、観客から「頑張れー!」という声援とともに、より一層温かで盛大な拍手が送られた。

写真/マリウス役の石川禅 写真/アンジョルラス役の岡幸二郎

▲マリウス役の石川禅

▲アンジョルラス役の岡幸二郎

石川禅(マリウス)
(森の涙を衣装の袖で拭いてあげつつ、森の「何年ぶりですか?」の問いに)6年……5年10カ月ぶりくらいになります。(森が「それだけ?」と返すと場内から笑いが)この役は賞味期限というものがありまして(笑)、僕はもう6年前に終わったと思っていました。「あの時にこうしておけば良かった」とか「ああ、ここはこうだったんだ」というのが後からたくさん出てきまして、この2000回という記念に皆さんの前でやらせていただくことができたのは、非常に幸せです。

岡幸二郎(アンジョルラス)
22日にジャベールで(通常バージョンの)千秋楽を迎えて、若返りのためにパーマをあてて(笑)、(涙を堪えつつ)今こうして改めて本当にこの作品が好きなんだなと……。

写真/エポニーヌ役の島田歌穂 写真/テナルディエ役の斎藤晴彦

▲エポニーヌ役の島田歌穂

▲テナルディエ役の斎藤晴彦

島田歌穂(エポニーヌ)
4年前に自分なりに感謝して(エポニーヌ役を)封印をさせていただいたんですけれども、まさかこの(キャストの)中にいれるとは思わなくて、本当に幸せです。8回だけですが、精一杯本当に感謝の気持ちを込めて、頑張ります。

斎藤晴彦(テナルディエ)
僕も2000年まで出たんですけれども、もうやれないと思ってましたから、こんなことなことだったら、もっとちゃんと稽古しておけば良かった、つくづくそう思っています(笑)。ありがとうございました。

写真/ファンテーヌ役の岩崎宏美 写真/ジャン・バルジャン役の今井清隆(左)とコゼット役の知念里奈

▲ファンテーヌ役の岩崎宏美

▲ジャン・バルジャン役の今井清隆(左)とコゼット役の知念里奈

岩崎宏美(ファンテーヌ)
(今回の)ファンテーヌのお話をいただいたときに、嬉しいのと、続けて8回も公演できるのかな(笑)、と色々な思いがありました。それでも、時間が経って、また違ったファンテーヌをお見せすることができたのを本当に嬉しく思っています。

今井清隆(ジャン・バルジャン)
数年前、劇団四季にいて『オペラ座の怪人』に出てたんですけれども、鹿賀さんと斎藤晴彦さんと公美ちゃんと禅ちゃんと、あと宏美さんが観にきてくれて、そのとき食事をしながら「2度とこのメンバーでやることはないね」って話をしてたんですけれど、人生って何が起こるか分かりません。このメンバーでもう一度できました。今まで頑張ってきて良かったなと思います。

知念里奈(コゼット)
今日は本当に緊張しました。皆さんからいっぱい勉強しようと思っています。よろしくお願いします。

写真/ジャベール役の鹿賀丈史 写真/カーテンコールに駆け付けた演出のジョン・ケアード(中央)

▲ジャベール役の鹿賀丈史

▲カーテンコールに駆け付けた演出のジョン・ケアード(中央)

鹿賀丈史(ジャベール)
36歳のときに、ジャン・バルジャンとジャベールの両方を2年間やりました。その後はジャン・バルジャンをやり続けました。僕は俳優としてはバルジャンのような慈悲に満ちた寛大な男より、どこかエキセントリックな役の方が似合うのではないかと常々思っておりました。今日、この2000回という記念すべき日に、このジャベールという役を16年ぶりに演じることができ、38歳のとき以上のパワーを出せたかなと思います。この2000回に至るまでには、379人の俳優がこの作品に参加したそうです。そういったキャストに受け継がれて今日があるわけですが、この先また3000回、4000回とこの作品を皆さんのご支持で続けさせていただきたいと思います。今日は本当にどうもありがとうございました。

 また、演出のジョン・ケアードも劇場に駆け付け「18年間で2000回とは驚くべき回数だと思います。僕が『レ・ミゼラブル』の仕事を初めて手掛けた頃には、まだ生まれてなかった人もこの中にはいるかもしれない(笑)。この昔、昔、昔、昔からの友達と一緒にここにいられるというのは本当に驚くべきことです。一緒にまたこの舞台に立つことがあるなんて、僕は思ってもいませんでした」とユーモアを交えたお祝いのメッセージを送った。

 続けて“The People's Song”をキャストらが披露し、最後に銀テープが客席に放たれて特別カーテンコールの幕が閉じた。


 終演後にはステージ上で、プリンシパルキャストのインタビューが行われた。
公演データ
帝国劇場(5/1〜29)

2000回達成記念プログラム:A4版1,200円