田村正和主演『新・乾いて候』記者懇親会 - 2005年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/田村正和
▲田村正和
 ファンからの熱い要望もあり、再々演が決定した『新・乾いて候 そなたもおなじ野の花か』の記者懇親会が5月30日に都内で開かれた。黒のジャケットとパンツの「正和様スタイル」で登場した彼。会場は一気にニヒルなムードに包まれた。
 『乾いて候』と言えば、「暴れん坊将軍」でおなじみ、8代将軍吉宗のご落胤(らくいん:愛人の子)である腕下主丞(かいなげもんど)が大活躍する人気シリーズ。『新・乾いて候』は、そのシリーズの第3弾にあたる。第2弾で主丞は黄泉の国へと行ったはずが……母の言葉に諭され、再び現世に舞い戻ってくる。「ありえない!」って驚いているあなた。いいんです。正和様の哀愁漂う美しいお姿を拝見すれば、そんなの大した問題じゃなくなります。

 今回は正和様自ら全面的に直しを入れての上演となる。一番の改善ポイントはオープニングの黄泉の国でのシーン。というのも、2000年大阪での初演のスローモーションバージョンは、正和様曰く「見事に失敗(笑)」とのこと。03年東京での再演でも、まだまだ納得いかなかったご様子。徹底した美学追求への強い思いがうかがえる。だからこそ、「今度こそは」と、3回目の今回にかける思いは力強い。

 「僕の作る舞台はリアリティーではなく、ただただ視覚にうったえていて、本当にきれいな作り物。その方が見ていて華やかで楽しめると思っている」と語る正和様。そのこだわりに、ファンならずとも期待は一気にヒートアップする。「あれじゃあ人は斬れない」と語る“型”最優先の殺陣も健在。暴れても暴れても着物が乱れない美しさに、さらに磨きをかけるとか。またその着物も一新する。「デザインはNYモダンに近く、絵画的な色彩となる。だから自分にしか着こなせない」と自信満々。加えてもう一つの見どころは、シリーズ中、初となる主丞の恋を描くこと。原作の主丞はプレイボーイなのに対して、正和様の主丞は純愛中の純愛。「純愛ブーム」なんて言われている昨今、本当の純愛は正和様から学んでみよう。

 代表作『眠狂四郎』と比較して「あちらは白黒、こちらは総カラー」と言わしめた、その美しく華やかな世界観と、ニヒルでストイックな正和様が、この夏再び新橋演舞場に姿を現す。
公演データ
2005.7/1(金)〜30(土) 新橋演舞場
【スタッフ】 原作=小池一夫 脚本=齋藤雅文 演出=田中林輔
【キャスト】 田村正和/平淑恵/片岡京子/川野太郎/千葉哲也/二宮さよ子/金田龍之介/北村和夫 ほか

・6/8(水)前売開始
・全席指定一等席13,650円/ニ等席8,400円/三等A4,200円/三等B2,520円/桟敷席14,700円
・お問い合わせ=チケットホン松竹 TEL.03-5565-6000