舞劇『覇王別姫〜ある愛の伝説〜』記者会見 - 2005年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/劉邦役のリュー インホン(左)と虞美人役のジュ ジェジン

▲劉邦役のリュー インホン(左)と虞美人役のジュ ジェジン
 今世界でもっとも活気にあふれる街・上海から、新しいエンターテインメントがやってくる。一つのストーリーを中国の伝統舞踊、西洋バレエ、現代舞踊を融合させたスタイルで、せりふを用いずに、オリジナルの音楽、美しい美術や衣裳、独特な色彩を持つ照明を駆使した壮大な舞台。英語で「Dance Drama」と訳される“舞劇”と銘打たれている。

 『覇王別姫』は、映画「さらば、わが愛―覇王別姫―」の題材となった中国の歴史物語。一時は天下統一のために手を取り合った武将、項羽と劉邦がたもとを分かち、繰り広げる男のロマンと皇帝の座をかけた闘いと、項羽が想い続けた最愛の人・虞美人との「永遠の愛と死」を描いた、アジア版「ロミオとジュリエット」とも例えられている。
 中国国内では50回の公演が行われ、昨年は中仏文化年のクロージングセレモニーとしてパリのシャンゼリゼ劇場でも上演された本作。今後はヨーロッパツアーも決定しているそうで、海外公演の第一歩として日本公演が実施される。観劇したその場で日本公演を決定したという田中珍彦東急文化村副社長は「自分の舞台パフォーマンスに関する知識の中ではとらえられない作品でした。クラシックバレエの高度なテクニック+ドラマを伝える力に優れている。すべて内容がわかったわけではないが、愛と死をテーマにした物語に自然と目頭が熱くなった。マシュー・ボーンの『白鳥の湖』を呼んだときも、世間の評価を得た後で10年もかかった。しかしアジアで生まれて間もない作品を招聘するというような仕事は今後必要だと思い決めた」と語る。本作のプロデューサーである孫明章氏は「西洋と東洋を完璧に融合させた舞踊芸術を試してみたかった。中国には200を超える舞踊団があるが、上海東方青春舞踊団にこの作品を依頼したのは、プロとしての高度な訓練を受けていること、活力があること、表現力があること、そして美しいことです。温かい家族のようなカンパニーで、この作品を彼らに任せた私の選択は正しかった」と自信をのぞかせる。

 項羽役のリュー シカイは軍関係の仕事もしているため都合で来日できなかったが、虞美人役のジュ ジェジンと劉邦役のリュー インホンがこの日の会見に出席した。彼らは中国ではスター級の存在だとか。ジュ ジェジンは「虞美人のことを最初はよく知らなかった。初めて話を頂いた時は18歳で、子供の私が演じるには難しかった。愛ゆえに項羽と別れ自殺する虞美人がうちに秘めた想い――心の善良さ、愛に対する強さを表現するのが大切だと思う」、リュー インホンは「劉邦は複雑な内面を持っている。怒りっぽかったり私の性格とはだいぶ違うので、どうやって演じるかは私にとって挑戦でした。でも今では人物を表現できるようになってきたと思う」と語った。
公演データ
2005.9/10(土)〜17(土) Bunkamuraオーチャードホール
【スタッフ】 演出・振付=ジョウ ミン 作曲=ジャン チェンイ 台本=デン ハイナン 美術=ジャン ジウェン 照明=ワン ルイグォ 衣裳=ソン リ
【キャスト】 リュー シカイ/ジュ ジェジン/リュー インホン/グォ イン/ツァゥ チン ショウ/ウ ビン ほか

・チケット発売中
・全席指定S席11,000円/A席9,000円/B席7,000円/C席5,000円
・お問い合わせ=Bunkamura TEL.03-3477-3244