『スーパー喜劇狸御殿』制作発表 - 2005年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/上段左から市川笑也、市川春猿、市川猿弥、市川門之助、下段左から大津嶺子、市川右近、藤山直美、藤間紫、小島秀哉
▲上段左から市川笑也、市川春猿、市川猿弥、市川門之助、下段左から大津嶺子、市川右近、藤山直美、藤間紫、小島秀哉
 藤山直美率いる“喜劇”と市川猿之助一門の“スーパー歌舞伎”。二つの超人気演目が合体したら……。そんな夢のような企画がこの秋実現する。木村恵吾監督の同名映画(1939年)を皮切りに、映画化、舞台化を重ねてきた和製ミュージカル・コメディーの傑作『狸御殿』。狸の姫君と人間の若君の許されざる(でもちょっとドタバタな)恋の物語が、喜劇+21世紀歌舞伎組の超豪華キャストによって、涙と笑いと感動に満ちた「スーパー喜劇」に生まれ変わる。
 スタッフ・キャスト併せて15人もが登壇する華やかさに加え、新鮮な顔合わせならではの初々しさと、稽古開始直後の和気あいあいとした空気が入り交じる温かいムードの会見。

 この企画のそもそもの言い出しっぺは、市川猿之助と一門のファンで、出待ちをしたこともあるという藤山直美本人とか。99年の『花あかり―天下分け目の女いくさ―』で共演した猿之助夫人・藤間紫(今回も妖狐につかれた卯月の方役として一座をまとめる)に、「腰にダイナマイト巻いて」うち明けた。「先生、これは夢物語ですけど、私が歌舞伎に出るのはできなくても、ひょっとしたら一門の若い方々と喜劇を……」。

 ダイナマイトを爆発させることなく、制作発表を迎えられたことは、出演者・スタッフはもちろん、観客にとっても喜ばしいことだ。歌舞伎と喜劇のコラボレーションに、新派の経験者も加えたバラエティーに富むキャスト、女形と女優の競演、藤山と市川猿弥の宙乗り……と話題は尽きない。今回はエグゼクティブスーパーバイザーとして、演出や演技指導の援護射撃を務める猿之助も「実に素晴らしい企画」と称える『狸御殿』。物語は、御殿での婿選びの宴から始まる。満月の夜の踊り競べに、歌競べ。のっけから“スーパー”なお祭りぶりが満喫できそうだ。なお、公演は11月1日(火)〜25日(金)大阪松竹座、12月2日(金)〜25日(日)新橋演舞場にて行われる。

齋藤雅文(作・演出)
稽古を重ねてみないと、わからないところも……というのが今の正直な気持ち。ただ、上方喜劇とスーパー歌舞伎の、単なる1+1=2ではない、新たな化学反応を生み出したいと思っています。

藤山直美 狸の姫・きぬた姫
今はとにかく、この計画に快く賛成し、猿之助さんにお話していただいた紫先生に感謝しております。(喜劇だからと)お客さんにヘンに近づこうとすると、かえってよくないこともあります。努力はすれどもうるさくないよう、空回りしないよう頑張りたいと思います。それから、私には「クスクス…」でいいんですけど、女形の方には「はぁ〜きれーっ」って声が、客席から聞こてくるといいですね。私は野性のエルザみたいなもんですけど、女形の方は真っ白な、天ぷら揚げる前みたいにキレイですから(笑)。

藤間紫 相馬家の女主・卯月の方
一門の皆も、何せはじめてのことで戸惑っているところもあるかと思います。けれどそれは、演出の齋藤先生にお任せして、私は自分の役だけに集中していこうと思っております。どうしたらよいのか……なんだか狐につかれるみたいだし……九尾の狐だかわからなくて……直美さんによっかかって頑張ります(笑)。

市川右近 相馬家嫡男・織部
これぞ新ジャンルの開発です。喜劇のお客様と歌舞伎のお客様とで、客席のお客様もコラボレーションされる。きっと感動の瞬間が生まれると思います。直美さん、お手柔らかに。
公演データ
【スタッフ】 原案=木村恵吾 作・演出=齋藤雅文 エグゼクティブスーパーバイザー=市川猿之助
【キャスト】 藤山直美/市川右近/市川猿弥/市川寿猿/市川春猿/市川笑也/小島慶四郎/市川門之助/大津嶺子/小島秀哉/藤間紫

【大阪公演】
2005.11/1(火)〜25(金) 大阪松竹座
・チケット発売中
・全席指定一等席12,600円/二等席7,350円/三等席4,200円
・お問い合わせ=大阪松竹座 TEL.06-6214-2211

【東京公演】
2005.12/2(金)〜25(日) 新橋演舞場
・11/8(火)前売開始
・全席指定一等席12,600円/二等席8,400円/三階席A4,200円/三階席B2,520円/桟敷席13,650円
・お問い合わせ=新橋演舞場 TEL.03-3541-2600