KARACOMPLEX『調教師』公開舞台稽古 - 2005年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から白川役の木野花、マサヤ役の窪塚俊介、辻役の椎名桔平、モモ役の黒木メイサ、田口役の萩原聖人、モモ似役の峯村リエ
▲左から白川役の木野花、マサヤ役の窪塚俊介、辻役の椎名桔平、モモ役の黒木メイサ、田口役の萩原聖人、モモ似役の峯村リエ
写真/唐十郎(左)と内藤裕敬 写真/舞台挨拶に出席したキャスト 左から窪塚、椎名、黒木、萩原

▲唐十郎(左)と内藤裕敬

▲舞台挨拶に出席したキャスト 左から窪塚、椎名、黒木、萩原
 唐十郎と南河内万歳一座の内藤裕敬がタッグを組むKARA COMPLEX『調教師』の舞台稽古が、初日を目前に控えた5日午後、Bunkamuraシアターコクーンで報道陣に公開された。

 戦後の日本を思わせる黄ばんだ障子とふすまが張られた座敷と、周囲にトタンが巡らされた舞台から、唐ワールドが展開されてゆく。焼鳥屋の2階という設定のセットは、出演者が手動で引く回り舞台になっており、演出のスピード感を増長しているように感じられた。

 稽古終了後、出演者を代表して椎名桔平、黒木メイサ、窪塚俊介、萩原聖人と作の唐、演出の内藤が舞台挨拶をおこなった。
 辻役の椎名桔平は「難しい芝居ですから、台本の解釈を統一することから始めました」と稽古の様子を伺わせつつ「セリフ劇なんですが、表も裏も動きが大変で、ずっと革ジャンを着ているので、とにかく暑いですね」と舞台での裏話も披露した。「過度な寡黙症」と唐が表現したモモを演じる黒木メイサは「動きひとつ、表情ひとつで表現しなければならなくて。セリフがないところでの表現に苦労しました」と役の難しさについてコメント。マサヤ役の窪塚俊介は、初日を目前にしながら「台本を理解してから、役の可能性を探ることに重点をおいたので、“こういうふうに役作りをしていこう”ということを一度も考えないまま、初日を迎えることになります」と話す大胆ぶり。田口に扮する萩原聖人は「台本を理解するにつれて、こんなに素敵なセリフはないな、と。稽古場では内藤さんに甘えっぱなしだったので、ここまできたら自分で何とかしなければ」と数時間後に控えた本番を前に気合を入れていた。

 「それぞれの役が持つ相反する2つの性質が、(内藤の演出によって)上手く噛み合って、現代と昭和の暗黒時代をつなぐ横断劇になった」と舞台稽古のでき栄えを見た唐十郎は満足気に話す。最後に演出の内藤裕敬が「戯曲が手ごわいのですが、そうでないと面白くない。でも芝居は客が入って初めて全ての要素がそろうので、客の入った状態が早く観たいです」と初日への期待を表して、舞台挨拶を締めた。20日まで東京で公演した後、24日からは兵庫県立芸術文化センターでも上演される。