劇団四季『鹿鳴館』製作発表会 - 2005年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から福井晶一、広瀬明雄、野村玲子、日下武史、濱田めぐみ、浅利慶太
▲左から福井晶一、広瀬明雄、野村玲子、日下武史、濱田めぐみ、浅利慶太
 劇団四季が初めて三島由紀夫作品に挑む『鹿鳴館』の製作発表会が、本日都内にて行われた。会場には生前の三島が旧館にこもって執筆活動に勤しみ、かつ鹿鳴館があった土地の隣に位置する帝国ホテルが選ばれ、同劇団代表で演出を務める浅利慶太と、キャストから日下武史、野村玲子、広瀬明雄、福井晶一、濱田めぐみが出席した。

 同作品は、1956年に文学座20周年公演のために書き下ろされ、同年11月に第一生命ホールにて初演。以降、新派などでも上演しているほか、86年には市川崑監督により映画化もされている。浅利が三島作品を手掛けるのは、『喜びの琴』『戀の帆影』(共に日生劇場プロデュース公演)に続いて3作品目となる。スタッフにも土田茂昭(装置)、吉井澄雄(照明)、森英恵(衣裳)、林光(音楽)と“三島世代”を集めたという浅利。親友ならではの数々の三島のエピソードも披露し、時折笑いの起こる会見となった。
 「『鹿鳴館』は、三島さんに“神が宿った(その人が持っている以上の力で大きな仕事を成す)”作品。いつかは上演したいと思っていたし、非常に興奮しております。ほとんどノーカットで上演しようと思っています」とは、緊張していると前置きしてから語った浅利慶太。「(具体的なことは決まっていないが)三島さんの代表作は全部やりたい」とその第一歩となる作品を前に並々ならぬ意気込みを見せる。

 影山伯爵役には、同劇団の大ベテラン・日下武史をキャスティング。「三島由紀夫の頭の中にある偏愛から作り出された影山という人物を、(観客に)不自然に思われないように、人間として存在させるという作業が、いかに至難の技であるかを今実感しております」とひとつひとつ言葉を丁寧に紡いだ。ストレートプレイで初めて日本人女性を演じる野村玲子は影山朝子役。「時間をかけて熟成させて、艶やかな朝子を演じられたら」とすでに1カ月の稽古を経ているためか、役作りも進んでいる様子だ。清原永之輔役を演じる広瀬明雄は「自由と平等のために命を惜しまない反政府派のリーダーという、明治の男の気骨を少しでも表現できれば」とコメント。その息子である清原久雄役を演じるのは、入団10年目の節目を迎える福井晶一だ。「俳優としてステップアップするためにこの作品はとても大きな意味があると思っています。とにかく体当たりで演じたい」と意欲に満ちた表情を見せる。最後に、これがストレートプレイ初出演となる大徳寺顕子役の濱田めぐみが「とにかく自分のできる限りのことをやって、先輩方の胸を借りるつもりで精一杯頑張ります」と抱負を語った。

 同公演は、三島生誕81年目の日である来年1月14日に自由劇場で開幕。2月12日まで上演され、以降も東京以外での上演が予定されているという。
公演データ
2006.1/14(土)〜2/12(日) 自由劇場
【スタッフ】 作=三島由紀夫 演出=浅利慶太
【キャスト】 劇団四季

・11/19(土)前売開始
・全席指定S席8,400円/A席5,250円、ステューデントシート3,150円
・お問い合わせ=劇団四季 東京公演本部 TEL.03-5776-6730