ひょうご舞台芸術『獅子を飼う―利休と秀吉』製作発表 - 2005年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から山崎正和(作)、平幹二朗、坂東三津五郎
▲左から山崎正和(作)、平幹二朗、坂東三津五郎
 今年10月にオープンした兵庫県立芸術文化センターの開館記念事業、ひょうご舞台芸術『獅子を飼う―利休と秀吉』の製作発表が都内で行われ、主役の千利休と豊臣秀吉を演じる平幹二朗、坂東三津五郎と、作者の山崎正和が顔をそろえた。
 ひょうご舞台芸術の第1回公演として1992年に初演されたこの作品は、日増しに名声を高めていく利休と、天下統一後、将来への不安を抱きはじめた晩年の秀吉、同じ戦国の世を生きた2人の男の、隠された微妙な心理と愛憎を如実に描き出し、話題を呼んだ。

 山崎が「(初演では)2人が丁々発止のせりふを交わすクライマックスでは、得難いものを見せてもらった。(自身の著作)『世阿弥』よりも良く書けた作品だと思っている」と語る自信作。初演に引き続き利休役を演じる平は、「脂の乗りきっている三津五郎さんと一騎打ちできるまたとないチャンス。初演時にはまだわからなかった“死が近づいている男の生きざま”を、利休の年齢に近づいた自分に重ねて演じたい」、同じく初演同様秀吉役を演じる三津五郎は「(初演時は)36歳で白髪の秀吉を演じるのは冒険だったが、今回はそれでは済まされない」と2人とも“再演”の意味を深くかみしめている様子。また自分の役どころを「(利休は)自分の理想を秀吉という獅子の上に飼おうとした男」(平)、「利休(の茶道)は今も生きているが、秀吉は過去の人になった。秀吉はそれを見通して複雑な思いだったのでは」(三津五郎)と語り、役への深い理解と関心を示していた。