SHINKANSEN☆RS『メタルマクベス』製作発表 [記者会見] - 2006年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/上段左からいのうえひでのり、宮藤官九郎、下段左から森山未來、内野聖陽、松たか子
▲上段左からいのうえひでのり、宮藤官九郎、下段左から森山未來、内野聖陽、松たか子
 いのうえひでのりと宮藤官九郎が初タッグを組む、SHINKANSEN☆RS『メタル マクベス』の製作発表が、本日都内にて行われた。会場にはいのうえ、宮藤と共に、キャストから今回が劇団☆新感線初登場となる内野聖陽、松たか子、森山未來の3名が出席し、熱く意気込みを語った。また、同作品のベースとなる翻訳本の著者、松岡和子も顔を出し、登壇者にエールを送った。

 同作品は、ロックバンドが劇中で演奏する音楽とのコラボレーションが特徴の、劇団☆新感線“R”シリーズの最新作。「ロック(R)するシェイクスピア(S)」とのことから、“RS”の冠が付いた。2206年の荒廃した近未来と、バンドブームが席巻した1980年代の日本を二重構造に置き換えつつ、『マクベス』の世界観を表現するという。また、ギターのメーカー名からヒントを得た役名が登場するなどの趣向も凝らされる。

 5月5日にまつもと市民芸術館 主ホールで幕を開けたのち、青山劇場、大阪厚生年金会館 大ホールでの上演を予定している。

 繰り返される戦争によって、瓦礫の荒野と化した2206年。レスポール王率いるESP軍は、将軍ランダムスター(マクベス)の指揮の下、絶大な勢力を持って敵軍を次々と征服してゆく。そこへ3人の魔女が現れ、ランダムスターに「ランダムスターこそが未来の国王である」と予言を告げるのだが……。
写真/いのうえひでのり 写真/宮藤官九郎

▲いのうえひでのり

▲宮藤官九郎
いのうえひでのり(演出)

約10年前に青山円形劇場で上演した『スサノオ』で、メタル音楽を多用して、メタルの甲冑みたいな衣装を使いました。その衣装が好評で、「メタル マクベス」というタイトルでファッションショーをやろうとしたのですが、頓挫しまして。それから『メタル マクベス』のタイトルで、お芝居にしようとしたのですが、上手くいかなくて。シェイクスピアは蜷川幸雄さんという大巨匠がおられますし、僕自身も蜷川先生のファンなので、そのままだと模倣しちゃうような気がして。ただ、メタルであれば、蜷川さんは手を出さないだろうと(笑)。宮藤くんには、劇団☆新感線の「轟天」というキャラクターを使ってお芝居をしてくれたことが縁で、脚本を頼むことになりました。本当にきっちり『マクベス』でありながら、宮藤くんらしい、非常に面白い脚本になってます。相当面白くなると思います。ぜひ、ご期待下さい。

宮藤官九郎(脚色)

いのうえさんに「『メタル マクベス』をやろうと思う」といわれて、「メタル マクベス」と3回くらい自分の中で復唱して、これはやった方がいいんじゃないかと(笑)。『マクベス』もそうなのですが、シェイクスピアの他の作品も1冊も読んだことはありません(笑)。ですので、「マクベスって人の名前なんだ」からスタートしておりまして、かなりスタート地点は低いです(笑)。メタルもあまりよく知らなかったので、最初から調べなくてはいけなくて、結構大変でした。(内容については)「王様になるんだという野望と、それを支える奥さん」の関係が、「音楽業界のロックスターになりたいという思いと、彼の影には女の人がいる」という関係に上手くリンクできるんじゃないかと思い、その設定で話をまとめました。マクベスの台詞は名言が多いので、自分で上手いこと咀嚼して、松岡先生が翻訳したのを、更に僕が翻訳したみたいになればいいですね。いのうえさんとお仕事するのは初めてですが、ずっとお客さんで観ていた劇団☆新感線の舞台で、僕の考えた台詞をいのうえさんの演出で上演されるというのは、非常に嬉しいですし、本当に観るのが楽しみだな、と思うのですけれども、あいにく私は大人計画の本公演が重なっておりまして、観れるのはだいぶ先です(笑)。
写真/内野聖陽 写真/松たか子

▲内野聖陽

▲松たか子
内野聖陽 ランダムスター(マクベス)

企画自体は2・3年前にお聞きしまして、全然内容も決まってもいないのに「『メタル マクベス』ですか。それはぜひやらせて下さい」と(笑)。劇団☆新感線のお芝居は僕の好きなハードロックをいっぱい使っていますし、なおかつ自分がいつかやりたいと思っていたマクベスができるなんて、すごく面白い企画に違いなかろうということで始まりました。夫婦の愛であったり、野望へ駆け登っていく男や女の葛藤やゆらめき、そういうものがこの作品の一番の面白さだと思っているので、そこは確実に掴んだ役を造形していきたい。台詞劇をハードロックに絡めてやるという、今までにない、ものすごい企画だと思うので、今からワクワクして、武者震いしている今日この頃です。

松たか子 ランダムスター夫人(マクベス夫人)

劇団☆新感線の舞台に初めて参加させていただくことになりまして、非常に嬉しく、緊張しております。私も同じく『メタル マクベス』という言葉の響きにすっかりその気になり、半分騙されて今日この日を迎えています(笑)。このまま7月まで上手いこと騙されて、楽しく駆け抜けたいと思います。宮藤官九郎さんの脚本も、コミックや新聞の連載を読むような勢いで読み切りました。たくさんの方に面白がっていただける刺激的な舞台を、全身全霊で頑張って楽しんでやりたいと思います。
写真/森山未來 写真/松岡和子

▲森山未來

▲松岡和子
森山未來 レスポールJr.(レスポール王の息子)

本当に申し訳ないのですが、僕はシェイクスピアという作家さんにも、ハードロックにもまったく縁がなかった人間です。なので、これからどうなっていくのかまったく想像ができない部分が多いのですが、劇団☆新感線という場の空気だったり、そこで出会えた人たちとのやりとりだったり、精一杯楽しんでいきたい。そこで新しいものを得られればいいなと思っています。

松岡和子(翻訳)

劇団☆新感線は絶対お客の側だけで一生を終えると思っていたのですが、こういう形で関われて何よりもすごく嬉しいです。宮藤さんが脚本をお書きになるというので、シェイクスピアの『マクベス』は影も形もなくなっているんではないかと覚悟していたのですが、意外や意外、影も形もありで、しっかり『マクベス』です。脚本を読んでいても笑った笑った。もうこれからは100%お客の立場で楽しみにしようと思います。
公演データ
【スタッフ】 原作=ウィリアム・シェイクスピア(松岡和子翻訳版「マクベス」より) 脚色=宮藤官九郎 演出=いのうえひでのり ほか
【キャスト】 内野聖陽/松たか子/森山未來/北村有起哉/橋本じゅん/高田聖子/粟根まこと/上條恒彦 ほか

【松本公演】
2006.5/5(金・祝)〜7(日) まつもと市民芸術館 主ホール
・3/12(日)前売開始
・全席指定S席9,800円/A席8,500円/B席6,800円
・お問い合わせ=まつもと市民芸術館 TEL.0263-33-3800

【東京公演】
2006.5/16(火)〜6/18(日) 青山劇場
・3/18(土)前売開始
・全席指定S席12,000円/A席9,500円/Z席6,500円
・お問い合わせ=ヴィレッヂ TEL.03-5361-3027/サンライズプロモーション東京 TEL.0570-00-3337

【大阪公演】
2006.6/29(木)〜7/4(火) 大阪厚生年金会館 大ホール
・4/22(土)前売開始
・全席指定S席12,000円/A席9,500円/Z席6,500円
・お問い合わせ=キョードーチケットセンター TEL.06-6233-8888