宝塚歌劇雪組『ベルサイユのばら―オスカル編―』舞台稽古 - 2006年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/▲朝海ひかる

▲朝海ひかる

 宝塚歌劇雪組公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』の舞台稽古が、初日7日の午前、東京宝塚劇場にて行われた。

 4月2日まで同劇場で上演されていた、星組『ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―』では、きらびやかなベルサイユ宮殿を舞台にフェルゼンとマリー・アントワネットの悲恋が描かれた。その同じ空間が一転。オスカル編では、革命から暴動へとひた走る貧しい民衆たちの姿を背景に、フェルゼン〜編で脇役として登場していた男装の麗人・オスカルと、彼女を見守り続けるアンドレとのはかない恋をクローズアップする。

 タイトルロールのオスカル役には、妖艶な女役や中性的な役どころもこなす、いわゆる“フェアリー・タイプ”の主演男役・朝海ひかる。凛々しさと繊細な女性の心とを併せ持ったオスカルの心を見事に表現したほか、1幕ラストの、ペガサスに跨ってのフライングも迫力に満ちていて見応え十分だ。

 またアンドレ役は、雪組の人気男役スター、貴城けいと水夏希に加え、フェルゼン〜編でオスカル役を情熱的に演じて好評を博した星組の安蘭けいが、トリプルキャストで演じる。舞台稽古では貴城が務め、これまでの彼女の貴公子的な雰囲気とはひと味違う、包容力にあふれた骨太な演技を見せた。

 今回のオスカル編で初めてクローズアップされたロザリー役は、はかなげさの中に一途で静かな情熱を秘めた役どころを得意とする主演娘役・舞風りらが演じる。貧困と絶望の中から救い出してくれたオスカルを女性と知りながら、抱いてしまった切ない恋心を、しっとりとした歌とダンスでたっぷりと表現した。

 稽古終了後には、朝海ひかるの囲み取材が行われた。軍服姿で颯爽と登場した朝海は、「(2〜3月の宝塚)大劇場公演を通して、演じれば演じるほど奥の深い作品だと感じて参りました。東京公演でも一日一日を大切に、雪組全員で『ベルサイユのばら』をより素晴らしいものにしていけるように頑張って参りたいと思います」とあいさつ。その後、記者からの質問に答えた。

Q:はまり役・オスカルに出会えた気分は?
朝海「はまり役かどうか自分ではわかりませんが(笑)、オスカルという人物に出会えたことは、自分自身を見つめ直すきっかけになり、いろいろなことを考えるようになりました。一日一日、オスカルと向き合うことが、成長する糧と思いながら演じております」

Q:一幕ラストの、ペガサスに乗って空を翔るシーンは、どんな気分?
朝海「すごく楽しい(笑)。高いところが好きなので。お客様のお顔も拝見できますので、皆さまが喜んで下されば下さるほど、私は笑顔で飛び続けていられます(笑)」

Q:宝塚の『ベルサイユのばら』にはいろいろなバージョンがありますが、今回の見どころは?
朝海「やはりペガサスが一番の見どころかなとは思いますが、それ以外にも、雪組ならではのチームワークを必要とされる、群衆芝居が多いところが見どころかと思います」

Q:女性でありながら男装するというところは、オスカルと宝塚の男役の共通点かと思いますが、ご自分の中でオスカルと共通する部分や、演じる上でポイントにしているところ、苦労しているところは?
朝海「共通点はなかなか見いだせずにここまで来ているんですけれども(笑)。オスカルは本当に素晴らしい人物で、私など足下にも及ばないような人格者だと思います。苦労した点は、いつも通りにやってしまうと“男役”になってしまうので、そうではなく“男装の麗人”を作らなければいけないところですね」

Q:雪組の貴城けいさん、水夏希さん、星組から特別出演される安蘭けいさんの三人がアンドレを演じますが、共演へ向けての思いを。
朝海「大劇場公演の時は、(一人一人が)短期間での役替わりでしたが、東京公演は、一人約二週間ずつ、じっくりやらせていただきますので、アンドレとのお芝居が、より密に、深いものになっていくのではないかなと思います。安蘭けいは(1〜2月の星組・宝塚大劇場公演で)アンドレを演じておりますので、さらに(2〜4月の星組・東京公演で)オスカルも演じた上での(今回の)アンドレがどのようなものになるのか、とても楽しみです」

公演データ
2006.4/7(金)〜5/21(日)  東京宝塚劇場
【スタッフ】 原作=池田理代子 脚本・演出=植田紳爾 演出=谷正純
【キャスト】 朝海ひかる/舞風りら ほか

・チケット発売中
・全席指定SS席10,000円/S席8,000円/A席5,500円/B席3,500円 *新人公演は料金が異なる
・お問い合わせ=東京宝塚劇場 TEL.03-5251-2001