芸術劇場スタジオ演劇「イッセー尾形スタジオライブ」会見 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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 NHK教育テレビの「芸術劇場」で、平成10年から年1本制作している「スタジオ演劇」。今年はイッセー尾形の一人芝居を送ることになり、放送を前に試写会及び会見が行われた。

 収録を前提に舞台のようなノンストップの芝居作りをし、収録、放送するというユニークな企画「スタジオ演劇」では、過去に鄭義信作「春のほた(平成16年度)る」、水谷龍二作「そのまま!」(平成17年度)など、オリジナル脚本による数々の佳作を送り出している。今回はイッセー尾形の代表作をまとめて放送するということだが、そういった“名作の再演”も企画の射程範囲内とのことだ。

 演目は代表作「幸せ家族―旅館編―」「バーテン―みっちゃんの出戻り編―」「老婦人―パーティー編―」「大家族―休職編―」に加え、新作「ベテラン俳優」を披露。衣裳替えや化粧替えの様子もテレビカメラが追い、舞台とは一味違った臨場感を醸し出している。

今年、一人芝居を始めて25年目となるイッセー尾形は、観客のいないスタジオでの一人芝居という難しいスタイルへの初チャレンジを「賭けだった」と語りながらも、その口調に達成感もにじませた。会見でのコメントは以下のとおり。

イッセー尾形
話をいただいたときには、どんなものかなと不安になりました。しかし、そこで分かったことがありました。僕は25年、お客様を頼りにやってきた、ということです。現場で聞けるお客様の笑い声、沈黙。今回はそれが無い状態で、すると、そこには何が残るのか。それは僕の肉体と、その肉体に刻まれた記憶でした。今回、そのことをひしひしと感じ、実感することができました。まさにスーパーライブといったライブでした。

(完成した映像は)まだ見ていません。怖くて見られないです。だから、今、皆さんの顔を窺ってしまいます。どうだったのかなと思って。番組はちゃんとオンエアーで見ようと思っています。一観客となって、見ることはなかなか無いですし、ちゃんと番組にして下さったので、そうしたいと思っています。

竹林チーフ・プロデューサー(制作統括)
イッセー尾形さんの(一人芝居の)25年の集大成とも言える番組になりました。旧作4本、この番組のために新作を1本、お茶の間の皆様で楽しんでいただこうという企画です。さらに、5月14日の本放送時には、イラストレーターの山藤章二さん、二人芝居で共演の小松政夫さん、作家の関川夏央さん、阿川佐和子さんら、「イッセー尾形ファン」を自認する4名の方のインタビューが、スペシャルプレゼントとして、ついてきます。

兼歳ディレクター(演出)
いつも舞台でやっているものとは違う、スタジオライブをできないかなと思っての試みでした。お客様がいない中でやる、それがどういうことなのか、自分なりに理屈を考えました。カメラがお客様であり、それを見ている視聴者の方が、一番いい席でみていただいているというつもりでやりました。新作も本番までなかなか全容が見えず、スリリングでとても面白い体験でした。新作についても賭けてみようという気持ちでイッセーさん自身に臨んでいただきました。その姿勢をとてもうれしく思っています。

公式サイト
NHK