StudioLife『トーマの心臓』製作発表会 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/最前列左より松本慎也、山本芳樹、倉田淳、萩尾望都、河内喜一朗、奥田努、三上俊、中央列左端・高根研一、同右端・曽世海児、最奥列中央・岩崎大
▲最前列左より松本慎也、山本芳樹、倉田淳、萩尾望都、河内喜一朗、奥田努、三上俊、中央列左端・高根研一、同右端・曽世海児、最奥列中央・岩崎大
 昨年が劇団創立20周年だった男優集団Studio Lifeが、96年に初演し、その後の「耽美」路線の原点となった『トーマの心臓』で約1カ月間にわたる東京・大阪公演を行う。原作漫画の作者・萩尾望都を交え、主要な役を務める男優陣、劇団代表の河内喜一朗、脚本・演出担当の倉田淳が、都内某所の静ひつな空気漂う講堂で会見に臨んだ。

 昨年、テレビドラマ化に先駆け東野圭吾の傑作小説「白夜行」を舞台化し、新境地を見せたStudio Life。今回で5回目の上演となる『トーマの心臓』は、漫画・小説をもとに、時に純粋かつ残酷な人間模様を、時に架空世界の冒険を描いてきた彼らのまさに原点となった作品だ。ドイツの寄宿舎学校を舞台に、自殺した少年トーマ・ヴェルナーと彼からの遺書を受け取った親友ユリスモール、そしてトーマとうり二つの転入生エーリクの、美しくも残酷な愛と友情が描かれる。初演から10年が経ち、今回は成長している若手団員もメインキャストに抜てき。「ゼーレ」「レーベン」「フリューゲル」と分けたトリプルキャストで、「特別な作品」をフレッシュに彩る。初演時を知る者、初の大役に襟をただす者、会見に出席した劇団員たちがそれぞれ作品に賭ける思いを語った。また、「初演は怖くて観に行けなかった」と明かした原作者・萩尾望都も “舞台版”に対して熱き思いを述べた。
山本芳樹 ユリスモール
ユリスモールを演じるのは4回目。慣れ親しんだ『トーマの心臓』の世界だが、慣れることはなく、またひとつひとつ丁寧に演じていきたい。『トーマの心臓』は愛がテーマだと思うので、そこを表現していきたい。

奥田努 ユリスモール
トーマの心臓の主人公、ユリスモールは本当に難しい役。原作を読めば読むほど難しいと思う。できるだけユリスモールになりきって頑張りたい。

岩崎大 サイフリート
自分が演じるサイフリートは、主人公ユリスモールを暴力で傷つける役どころ。原作を読むと酷いと思う一方で、やはりサイフリートも愛ゆえに傷つけ、自分も傷ついたのだと思う。その両面を表現したい。

松本慎也 エーリク
劇団の代表作『トーマの心臓』に初めて出演できるという喜びと緊張が今はあります。でも、エーリクという役は本当に天使みたいな役なので、天使になり切れるように頑張りたい。

三上俊
 エーリク
『トーマの心臓』を見て憧れてStudio Lifeに入ったので、今回初出演できて本当にうれしい。純粋で真っ正直なエーリクを表現できるように演じたい。

倉田淳(脚本・演出)
現代は、自分も含めて人間関係が希薄になっていると思います。けれど、『トーマの心臓』では、思春期の少年たちが気持ちをさらけ出し、ぶつかり合いながら成長していく。萩尾先生の作り上げた見事なこの世界が、現代を生きる我々に、何かを伝えてくれるはず。劇団としても、これまで同様、真摯に芝居に取り組んで、1人でも多くの人にこの作品を観てもらえればと思います。

河内喜一朗(主宰)
昨年の創立20年まで、男性だけの劇団として着実にファンを増やしここまでやってきました。常にリアリティーを追い求め、ドラマの中の関係性を大切にして作品づくりをしてきたが、今後も真の演技や心の動きを大切にし、皆様の心に響く作品づくりをしていきたいと思っています。

萩尾望都(原作)
「トーマの心臓」は20代に書いた作品で、思い入れの強いもの。私が書いた漫画の主人公たちが、いきいきと舞台で言葉を発し、身体を動かしているのを見ることができて本当に幸せ。快感すら感じます。新しいキャストも、どんな役づくりをしてくれるのか楽しみです。
公演データ
【スタッフ】  原作=萩尾望都 脚本・演出=倉田淳
【キャスト】  山本芳樹/曽世海児/岩崎大/高根研一/奥田努/松本慎也/三上俊/他 *ゼーレ、レーベン、フリューゲル3組のトリプルキャスト

【東京公演】
2006.6/3(土)〜29(木) 紀伊國屋ホール
・チケット発売中
・全席指定4,800円/当日5,000円
・お問い合わせ=Studio Life TEL.03-3319-5645

【大阪公演】
2006.7/8(土)・9(日) シアター・ドラマシティ
・チケット発売中
・全席指定5,500円
・お問い合わせ=梅田芸術劇場 TEL.06-6377-3888