『白夜の女騎士(ワルキューレ)』公開舞台稽古 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
写真/サスケをかばい、機動隊に取り囲まれる“その後の信長”
▲サスケをかばい、機動隊に取り囲まれる“その後の信長”
写真/炎の中でサスケに呼びかける“眠り姫” 写真/鈴木杏(左)と勝村政信

▲炎の中でサスケに呼びかける“眠り姫”

▲鈴木杏(左)と勝村政信
 野田秀樹29歳の時の名作をあの蜷川幸雄が演出するとあって、いやが上にも注目を集めている『白夜の女騎士』。翌日に初日を控えた6日、その最後の通し稽古の一部が取材陣に公開された。

 お披露目されたのは、ラストシーンまでのおよそ15分。『白夜の女騎士』は、もともとワーグナーの大作オペラ『ニーベルンゲンの指環』をモチーフに野田が三部作の第一作目として書き上げた作品とあって、今回も、巨大な山の装置をはじめ神話的なイメージは色濃く反映されている。だが、そこは野田戯曲と、それを読み解く06年の蜷川幸雄の目。剣をかかげ、壮麗な白の衣裳につつんだ女騎士3人「ワル!」「キュー」「レ?」が登場する一方で、60〜70年代を彷佛とさせる機動隊員と過激派が喧噪を巻き起こし、神話と日本の現代史がダイナミックに重ね合わされる。棒高跳びの天才少年“空飛びサスケ”(松本潤)、“眠り姫”(鈴木杏)、“その後の信長”(勝村政信)を中心に繰り広げられる“現代の神話”は、若き野田の疾走感、いや飛翔感を最高潮に高めて、その幕を閉じる。舞台中空を飛び回るサスケの姿を眺めながら、成熟よりも熱きパッションを選ぶ蜷川幸雄の、「若さ」に負けないエネルギーを改めて感じた。

 稽古後には、メインキャストの3人と蜷川が会見に応じた。
松本潤 空飛びサスケ
大変だったけど、充実した稽古だった。この作品はとにかく展開が早くて、追い切るのが大変。だけど、感覚で観てもらえれば、最後には感動してもらえるはず。

鈴木杏 眠り姫
いろいろなメッセージが入った作品なので、観た人それぞれに何かを感じてもらえれば。がんばりながらも、のびのびと演じたい。

勝村政信 その後の信長
今までの蜷川さんの作品で、装置にこんなにお金がかかっているものはないんじゃないかな。(ここで蜷川が「赤字だってよ」と冗談まじりにささやく)

蜷川幸雄(演出)
今回は初日から立ち稽古をしました。せりふだけ追っていても分からないから、この戯曲は。主役の松本(潤)は初めて一緒にやるので、ずいぶんとしごきましたよ。1000本ノックです。作品の出来? 分かりやすくて綺麗で、野田さんのよりもいい(笑)。こんなこと言ったら怒られるかな。