パルコ+リコモーションプレゼンツ『開放弦』制作発表 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/前列左より大倉孝二、水野美紀、京野ことみ、後列左よりG2、倉持裕、丸山智己、伊藤正之、犬山イヌコ、河原雅彦
▲前列左より大倉孝二、水野美紀、京野ことみ、後列左よりG2、倉持裕、丸山智己、伊藤正之、犬山イヌコ、河原雅彦
 故・中島らも作の『こどもの一生』を皮切りに、後藤ひろひと作『人間風車』『ダブリンの鐘つきカビ人間』『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人』といったヒット作を次々打ち出してきたパルコ+リコモーション・シリーズ。注目の次回作は、03年に岸田戯曲賞を受賞したペンギンプルペイルパイルズ・倉持裕の書き下ろし作だ。演出は、同シリーズの全作品を手がけてきたG2が担当。ギタリストの渡辺香津美による音楽も話題となっている。

 倉持初のラブ・ストーリーとなる今作は、都会から遠く離れた農村が舞台。結婚式を終えたばかりなのに、なぜかよそよそしい様子の遠山(丸山智己)と恵子(水野美紀)夫婦。その理由は、遠山のバンド仲間である門田(大倉孝二)だけが知っている。遠山の元恋人・依代(京野ことみ)も、過去の恋に未練を引きずり、遠山夫婦に懐疑的な目を向ける。そんな中、取材旅行中の漫画家夫婦・進藤(河原雅彦)と素江(犬山イヌコ)が運転する車によって、遠山が事故に遭ってしまい、償いのために進藤夫婦は遠山の田んぼで働き始める。そこへ編集者の木戸(伊藤正之)が、素江を連れ戻しにやってきて――。

 タイトルの“開放弦”は、どこも押さえない状態の弦の事。作中ではギターが象徴的な役割を果たし、渡辺作曲のナンバーをキャストが演奏もするとのこと。作者、演出家、キャスト7名が勢ぞろいした会見では、渡辺からのビデオメッセージが届くなど、終始和やかな雰囲気で進行した。
G2(演出)
今までは“自分が観客として観たいもの”という意識でやってきましたたが、今回は“こういう演出がしてみたい”というところからスタートしました。そして、人間の本質に迫るコメディー――こっけいでばかげていてはかなくて切ないものを描きたいと思った時、それは意外なことに恋愛だと気付いた。成就するまでの“居心地の悪さ”が恋愛の面白さで、今回はそれをキーワードにしたいと思います。

倉持裕(作)
恋愛は“一方がもう一方を好きで、くっつく”“くっつきそうでくっつかないじれったいもの”、大きく分けてこの2つだと思うのですが、その中で僕がどちらが好きかというと“じれったい”方。独身同士ならある意味当たり前だけど、夫婦なのにじれったいというのならどうだろう?と。今回は何か特殊な感じのラブストーリーになるのではと思っています。

渡辺香津美(音楽) *ビデオメッセージ
タイトルにビビッと来まして、(音楽を担当するなら)ギタリストである自分でなければ、と思いました。右手が使えなくなって最後左手で弾く……という話ですが、自分では(そういう事態は)考えたこともなかった。でもありうることですね。僕はギックリ腰になっただけで暗たんたる気持ちになったくらいですから。ギターをキーにした新しい愛のかたち……読みながらわくわくしました。自分の仕事の中で、有意義なものを残せたらと思っています。

大倉孝二
えーすごく主役っぽい雰囲気ですが、僕はぜんぜん主役じゃないので、誤解なきよう。主役じゃないのに主役っぽい雰囲気だなーと思いながら……頑張りたいです。ストーリーの中で僕だけ恋愛にからまないので……そういう意味で主役なのかなと。(秘密を握っているという役だが、個人的には秘密を守るタイプか?という質問に)結構黙れますけど、ちょいちょいしゃべります。ま、お酒ですね(笑)。(秘密を打ち明けられたりは?と聞かれ)全くされないタイプです。

水野美紀
倉持さんの脚本、G2さんの演出、とても楽しみです。(キャストも)お客として舞台を観に行ってファンな人たちばかりなので……あの、精一杯頑張ります。演じる役は、すごく“女”ですね。人間っぽく、ずるく、人に依存することもある。生っぽく、息を吹き込んでいければと。(ギター演奏もするとのことだが?という質問に)ギターを弾くところはそんなにはありません。意外な弾き方をします。楽しみにしていて下さい。

京野ことみ
初め、正直依代という女性にあまり好感を持てませんでした。でも二度目に台本を読んだとき、これは私自身かもしれない、と思いました。伝えたい気持ちがあってもぶつけられない、誰もが持っている不器用なところは、周りから見たら“素直”なのかもしれない。「不器用でいいじゃない」と胸を張って言えるような依代にしたいと思っています。自分が幸せになることだけがハッピーエンドではなく、自分の中で納得がいけばすべてハッピーエンドなんじゃないかと、そんなことを思って演じたいと思います。

丸山智己
僕もお客として(共演者の)皆さんのことを観て、いろいろな思いをさせてもらったので、今回その立場に立ててうれしいです。すごく良い作品なんです。深く考えると、「これってどういうこと?」と考えさせられることが一杯で、居心地の悪さもあるんだけどそれを含めて、温かいものが最後伝わってきたホン。(そんな風に)皆さんにも感じてもらえるとうれしいです。

伊藤正之
倉持君の作品は2回目なのですが、とてもせりふが面白く、もう一度出たいなと思ってました。今回の役は、編集者という立場を守りつつ、漫画家さん(犬山演じる素江)に対応するのですが、いつの間にかイビツなところが出てしまうという……。うまくできるかな……どうしよう……という感じですが、頑張ります。

犬山イヌコ
(演じる役名が)“モトエ”なんですよね。水素の素に江戸の江、私、“ソエ”だと思ってた(笑)。倉持さんの作品が好きで、いつかやりたいと思っていました。今回、楽しみにしています。私は戯曲を読むのが苦手なのですが、今回はぜんぜんそんな感じがなかった。「息苦しい感じ」が魅力な作品です。

河原雅彦
俳優としては今年初めての舞台で、7カ月以上ぶりになります。売れない漫画家の役、ということでとりあえず痩せようと思って、今コーンフレークとレーズンと乾燥マンゴーを混ぜたもの、それしか食べていません。後、(ダイエット食品の)チアシードを2万円分超すくらい買って飲んでいます。とりあえず形からですが精一杯頑張ります。頑張ろうとしている自分を、ほほえましく思っています(笑)。
公演データ
【スタッフ】 作=倉持裕 演出=G2 音楽=渡辺香津美
【キャスト】 大倉孝二/水野美紀/京野ことみ/丸山智己/伊藤正之/犬山イヌコ/河原雅彦

東京公演:PARCO劇場(7/14〜30)

【愛知公演】
2006.8/1(火) 愛知厚生年金会館
・チケット発売中
・全席指定S席8,000円/A席7,000円
・お問い合わせ=キョードー東海 TEL.052-972-7466

大阪公演:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(8/3〜6)

【広島公演】
2006.8/9(水) 広島郵便貯金ホール
・チケット発売中
・全席指定7,800円
・お問い合わせ=広島テレビチケットセンター TEL.082-249-1218

【福岡公演】
2006.8/11(金) メルパルクホールFUKUOKA
・5/27(土)前売開始
・全席指定S席7,500円/A席6,500円/B席5,000円
・お問い合わせ=ピクニックTEL.092-715-0374

【新潟公演】
2006.8/13(日) 新潟市民芸術文化会館・劇場
・6/25(日)前売開始
・全席指定S席7,800円
・お問い合わせ=キョードー北陸チケットセンター TEL.025-245-5100

【宮城公演】
2006.8/15(火) 仙台市民会館
・6/3(土)前売開始
・全席指定7,500円/高校生以下4,000円
・お問い合わせ=仙台放送 TEL.022-268-2174/ウェルパフォーミングアーツマネジメント TEL.022-771-1432