吉田栄作主演『やわらかい服を着て』公開舞台稽古 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
写真/左から小島聖、日沖和嘉子、吉田栄作、丸山桂、大沢健、粟野史浩
▲左から小島聖、日沖和嘉子、吉田栄作、丸山桂、大沢健、粟野史浩
 『カエル』『マテリアル・ママ』に続き、同劇場が送る「われわれは、どこへ行くのか」シリーズの第3弾、『やわらかい服を着て』。昨年、自身が率いる二兎社公演『歌わせたい男たち』で高い評価を得た永井愛が、“未来に継承すべきもの”をテーマに、NGOで活動する若者たちのハードな日々をつづる骨太青春群像劇を書き下ろした。主演は、本作で舞台デビューを飾る吉田栄作。22日の初日を前に、20日夕、新国立劇場小劇場にて公開舞台稽古が行われた。
 物語の中心は、NGO団体「ピース・ウィンカー」。2003年のイラク戦争開戦前夜から現在までの、若いメンバー9人の活動の軌跡を追う。彼らは人道支援への達成感や挫折感を共に味わい、時には意見の相違から互いの感情をぶつけ合う……。壁にぶち当たりながらも、世界平和のために、そして自分たちの未来のために力強く前へ進んでいこうとする若者たちの姿が生き生きと描かれる。

  本作で、NGO団体の代表を務める青年役に扮するのが、歌手・俳優として活躍する吉田栄作。デビュー18年目にして初舞台を踏むことになった彼が、舞台稽古後に発した第一声は「緊張しますね」。映像と違って失敗したらやり直しがきかないという緊張感の中、彼は学生時代に所属していたバスケットボール部のことを思い浮かべるという。「コートがあって、メンバーがいて、フォーメーションがあって……。(音楽の)ライブよりも、バスケに近い緊張感と戦っています。でも、お客さんに生でメッセージが送れるっていいですよね」と笑顔を見せる。「なぜ、いま舞台なのか?」という問いには、「やらないままきたので、無理してやらなくていいかな……と思っていました。でも、永井先生と出会って、“われわれは、どこへ行くのか”というテーマについてお話しして、引き込まれました。この作品は素晴らしい。いい出会いでした」と答える。劇中、イラク戦争で命を落とした少女への思いを歌うシーンが登場する。「幼い子が亡くなっていくというシーンに泣けて……。自然に出てきました」という吉田自身が作詞作曲を手がけ、見事なギターの弾き語りを見せる。募金活動など、小さな活動を地道にコツコツと積み重ねるNGO団体の努力をたたえ、自分にできる範囲で応援したいという吉田は、最後に「体に気をつけて、千秋楽まで頑張りたい」と意気込みを見せていた。