ミュージカル『ダンスオブヴァンパイア』制作発表会 - 2006年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/後列左より剱持たまき、大塚ちひろ、泉見洋平、浦井健治、前列左より山口祐一郎、市村正親
▲後列左より剱持たまき、大塚ちひろ、泉見洋平、浦井健治、前列左より山口祐一郎、市村正親
写真/山口(左)と市村の扮装写真 写真/一般客へ配られた“ヴァンパイアの牙”

▲山口(左)と市村の扮装写真

▲一般客へ配られた“ヴァンパイアの牙”
 ロマン・ポランスキー監督・出演による映画「ポランスキーの吸血鬼」(67年)を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』のミヒャエル・クンツェが脚本・作詞、ハリウッド映画「ストリート オブ ファイア」「フットルース」のジム・スタインマンが音楽を担当したミュージカルの日本版が、今年7〜8月に上演される。吸血鬼の重厚かつ退廃的なイメージに、躍動感のあるダンスやコメディーのエッセンスも織り交ぜた異色作で、97年のウィーン初演を皮切りに、02年にはブロードウェイ上陸も果たしている。

 孤高のヴァンパイア・クロロック伯爵を演じるのは山口祐一郎。対する、ヴァンパイア撲滅に情熱を傾けるアブロンシウス教授には市村正親。この二大スターの共演も話題の一つだ。また、伯爵にさらわれる宿屋の娘・サラには大塚ちひろ&剱持たまき、教授の助手でサラに一目ぼれするドジな若者アルフレートには泉見洋平&浦井健治と、それぞれ期待の若手がWキャストで挑む。

 メインキャストと演出の山田和也、計7名が勢ぞろいした製作発表には、応募2643通の中から選ばれた100人の一般客も参加した。キャストのテーブル席にはヴァンパイア除けのニンニクが飾られ、一般客へのお土産に“ヴァンパイアの牙”が配られるなど、遊び心いっぱいの演出も。ウィーン版の舞台映像や、アンサンブルによる劇中歌など、舞台を伺い知ることのできる素材も用意された。

 また、キャストのコメントと合わせて、各々の扮装写真を初披露。妖艶かつキュートな剣持・大塚、コミカルな表情の浦井・泉見、白髪&長髭の老人役へ見事に変身を遂げた市村、マント姿で威風堂々とした山口、それぞれの写真がスクリーンに映し出されるたび、客席からは大きな歓声が上がった。会見でのコメントは以下の通り。
山田和也(演出)
原作となった映画「ロマン・ポランスキーの吸血鬼」の原題は、「恐れを知らぬヴァンパイア・ハンターたち」というタイトルで、「すみません、あなたの牙が私の首にくいこんでいるんですけど」という副題がついています。ま、そういう感じの(コメディー色の強い)ミュージカルだと思って下さい。ちなみにこの映画を20数年前、大学の同級生の三谷幸喜に「面白い映画があるんだよ」と呼ばれて見て、腹を抱えて笑いました。クロロック伯爵は、山の中で育ったサラにとっては文化や芸術、また初めて知る異性のシンボルでもあると思うので、そういう意味で非常に華やかな存在であってほしい。永遠の命、死の世界と密接につながっている人ではあるけれど、むしろセクシュアルなものの象徴のようになってくれるといいなと思っています。特殊メイクに関しては、それをメインで楽しんでいただくという形にはならないと思いますが、ただ一人、駒田一さん演じるクコールという伯爵の使用人役が、もしかすると「駒田一さんはどこに出ていたんだろう?」となる可能性が大ですね。演出はウィーンと同じことをするつもりはありませんが、ある程度客席を巻き込んでいこうと、今スタッフと知恵を絞っています。

剱持たまき サラ役
“エロかわいい役”と言われてるんですが、私に当てはまるのかちょっと疑問なんですけど(笑)。山田さんからあまり真面目に考えるなと言われまして。私は真面目に考えてしまう傾向が強いので、そういうものを今回はいっさい排除して挑みたいと思います。入浴好きな役ということで入浴シーン(はどうなるのか)、と周りの方からすごく言われているのですが、実際どうなるのか全くわからない状態です(笑)。音楽はロックテイストが入っていて、今までにない新たな挑戦だなととらえています。

大塚ちひろ サラ役
この写真も、一日中エロかわいくと言われて撮った写真なんですが、無防備なエロさを出してほしいという、すごく難しい要望だったので、できているか不安なんですけれども……。私は基本的に能天気なので、楽しくやれたらいいなと思います(笑)。入浴シーンについては私も剣持さんと同じでまだどういうふうになるのかわからない状態なんですけど、でもぜんぜん大丈夫です! 普段ロックな曲ばかり聞いているので、すごく好きなテイストの音楽だなと。今まで裏声で歌うことが多かったのですが、地声を頑張ってみたいなと思います。

浦井健治 アルフレート役
ロマン・ポランスキー監督が演じられたアルフレート役で、監督自身の思い入れも入っている役だなと解釈しています。初めてコメディーに挑戦させていただくということでその緊張もあり、大先輩方の胸を借りながら、やっていきたいです。楽曲を初めに聴いた時、音階がいろいろなところに飛んでいて、難しい曲が多いなと思いました。気弱な性格ということで声色も考えて、サラに一目ぼれしてからの変化も歌で表現できたらなと考えています。

泉見洋平
 アルフレート役
(パーマのかかった髪形の扮装写真を見ながら)初めて、こういう髪形にもしていただきました(笑)。この作品を通じて、また新たな発見ができればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。曲を初めて聴いたときは、ロックテイストな感じだったので、「すごくかっこいいな」と思ったのですが、歌稽古が始まってアルフレートとして歌うようになって、かなり高度なことをやってるんだと実感しました。どういうふうになるか、僕自身も楽しみにしています。

市村正親 アブロンシウス教授役
(コミカルな写真への観客の反応を受け)……何も言うことはありません。引き受けなきゃ良かったなと思ってます(隣席の山口が「何だよ!」とツッコミ)。……私も、長い役者人生の中でいろんな役を演じてきましたが、とうとう、行き着くところにたどり着いたという気がします。僕の場合は“ダンス オブ プロフェッサー”ということで、これだけ足の上がる教授はいないなと。この足の高さで、ヴァンパイアをしとめていきたいと思っています。そのヴァンパイアが山口祐一郎ということで、非常にわくわくしています。倒し甲斐がありますが、しょせん後輩ですからね(笑)。以前は僕の方がかっこいい役もやってたんですけど……。恥をしのんでこの役を引き受けたのも、すべて山口祐一郎を立てるためのみでございます!(場内大拍手)この役は早口言葉みたいな歌詞が多いので、歌を歌ったっていう感じはしないと思います、ハイ(笑)。

山口祐一郎
 クロロック伯爵役
(扮装写真を見て)……いいじゃない! こういう格好でコメディーやるの(笑)? あの、市村さんがこういう思いで今度ご一緒していただけるのかと、今初めて知りました。一生懸命、頑張りたいと思います。毎日(キバの)入れ歯を入れる練習をしていて、あと2・3日中には、その状態で歌うかどうかを山田さんが決める予定です。キャラクターのイメージは、先ほどのみなさんの(コメディー色を強くという)コメントを聞いて、混沌としている状態。だからむしろ、何が出るのかを僕自身が楽しみにしています。毎回新しい作品の曲を聴くと、今までより素敵だなと、これまで歌った曲のおいしいところを全部集めたような感じを受けるのですが……今、言いよどんでいるのはほかの作品を演っている最中なので……。今も楽しいんですよ! でも今までも素敵だったけど、より素敵なものが出てくるんだな、本当にこれ歌っていいのかなとほくそ笑んだ瞬間を思い出します。
公演データ
2006.7/2(日)〜8/27(日) 帝国劇場

【スタッフ】音楽・追補=ジム・スタインマン 脚本・歌詞=ミヒャエル・クンツェ 演出=山田和也
【キャスト】山口祐一郎/大塚ちひろ・剱持たまき(Wキャスト)/泉見洋平・浦井健治(Wキャスト)/佐藤正宏/阿知波悟美/宮本裕子/吉野圭吾/駒田一/市村正親 ほか

・チケット7月分発売中、8月分は5/27(土)前売開始
・全席指定S席12,500円/A席8,000円/B席4,000円
・お問い合わせ=帝国劇場 TEL.03-3213-7221