演劇集団キャラメルボックス『雨と夢のあとに』製作発表 - 2006年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から成井豊、真柴あずき、岡田達也、福田麻由子、久松信美、加藤昌史(製作総指揮)
▲左から成井豊、真柴あずき、岡田達也、福田麻由子、久松信美、加藤昌史(製作総指揮)
 父と幼い娘との切ない愛情を描いた、芥川賞作家・柳美里の小説「雨と夢のあとに」。05年4月〜6月には、成井豊と真柴あずきの脚本、黒川智花、沢村一樹、木村多江、速水もこみちなどのキャスト陣により映像化され、テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」初のファンタジー作品として放送された。今公演はさらに、脚本を2時間に凝縮して舞台化に挑戦する。
 主役の少女・桜井雨役を務めるのは、舞台版で脚本・演出を手がける成井豊が「この子ならいける!と一目ぼれした」という、弱冠12歳の女優・福田麻由子。テレビドラマ「女王の教室」での印象も記憶に新しい未来の実力派だ。福田は「初舞台でキャラメルボックスさんとサンシャイン劇場でできるなんて。やるからには最後までやります!」と力強く語った。作品の冒頭に入るパフォーマンス・シーンのために、腹筋や腕立て伏せまで始めたそうだが「体育は得意なんですか?」との質問には「苦手です……」と照れ笑いを浮かべた。

 雨の父・桜井朝晴役を演じるのは、キャラメルボックスの看板俳優の一人、岡田達也。「僕の好きな食べ物はイカでして、彼女(福田)の好きな食べ物もイカでして。僕の嫌いな食べ物はキュウリでして、彼女の嫌いな食べ物もキュウリでして。もう(親子役として)ばっちりだと手応えを感じました(笑)」

 朝晴の先輩役で、キャラメルには3度目の客演となる久松信美(のぶよし)は「(見どころは)冒頭の僕のソロのダンスシーン(笑)」と会場を沸かせながらも、「すべてが見どころになるよう頑張りたい」と語った。

 成井は「(ドラマでは)3カ月の物語だったものを(舞台版では)親子の場面を軸に10日間に仕立て直します。自分で言うのもなんですが、名シーンがいっぱいありすぎて(笑)。凝縮することで、ドラマにはなかった疾走感が生まれ、ジェットコースターのようなスピード感ある物語になると思います。お客さんの想像する余地が映像よりたくさんある、という意味で、僕はファンタジーをやるなら舞台が一番だと思っています」との熱いコメント。また福田の女優としての魅力については「目の表現力がすごい、目だけですべてを物語っている。子役というのは失礼。大人以上の表現力」と大絶賛した。

 同じく脚本・演出を担当する真柴も「10時間分の作品をどうやって2時間にまとめるのか、これから考えていきたい」と意欲を見せた。

 最後に、キャラメルボックスの魅力について福田は「それまで舞台自体、観たことなかったけど、(キャラメルボックスを観て)感情の伝わり方がテレビと全然違うと思った。その場に一緒にいるからすごく感情移入できる。キャラメルボックスさんは、せりふを言うときに声を大きくするのも自然で、舞台は不自然なものだと思ってたけど、そんなことなかった」。また作品の魅力については「切ない物語だけど、悲しいだけじゃなくて、見終わった後に温かい気持ちになれる作品です」。小学生とは思えぬしっかりとした回答に、壇上のめんめんからは感嘆の声が上がった。
公演データ
【スタッフ】原作=柳美里 脚本・演出=成井豊/真柴あずき
【キャスト】福田麻由子/岡田達也/岡内美喜子/岡田さつき/久松信美/楠見薫/畑中智行/三浦剛/青山千洋/大木初枝/篠田剛 ほか

【東京公演】
2006.7/20(木)〜8/20(日) サンシャイン劇場
・6/11(日)前売開始
・全席指定6,000円
・お問い合わせ=演劇集団キャラメルボックス TEL.03-5342-0220

【大阪公演】
大阪公演:2006.8/24(木)〜31(木) シアターBRAVA!
・7/9(日)前売開始
・全席指定S席6,000円/A席5,000円
・お問い合わせ=キャラメルボックス TEL.03-5342-0220