『ラブ・レター』公開舞台稽古 - 2006年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/金子昇(左)と吉本多香美
▲金子昇(左)と吉本多香美
 直木賞を受賞した「鉄道員(ぽっぽや)」などで知られる作家・浅田次郎の同名短編小説を、映画「午後の遺言状」など数々の代表作を持つシナリオライター・映画監督の新藤兼人が舞台化した『ラブ・レター』。04年初演の作品が再演されることとなり、初日前日の24日、舞台稽古が公開された。

 再演に当たっては偽装結婚して日本で働く中国人女性・百蘭に吉本多香美、その偽装結婚の相手であるチンピラの高野吾郎に金子昇を新たにキャスティング。また、吾郎の弟分のサトシには、初演に続き佐野瑞樹が扮する。

 身体を壊した百蘭が帰らぬ人となり、その足跡を残された手紙を読みながら吾郎が辿っていくという物語だが、舞台上には見えざる百蘭もたびたび登場し、その視線で吾郎の心情の変化を巧みに表す。セットの入れ替えは最低限に押さえながら、青やオレンジなど鮮やかな照明を多用して景を切り替えるなど、演出は04年のものをほぼ踏襲している。

 稽古後に囲み会見が行われ、出演者が意気込みを語った。
吉本多香美
すごく楽しい舞台でワクワクしています。新藤監督は厳しいんですけど、(会話に)笑いもちりばめてあって、吹き出しちゃうくらい楽しい。94歳とはとても思えないくらい情熱があって、私たちよりむしろ若いかもしれないです(笑)。すごく素敵なストーリーで、演っている私たちも涙があふれてくるような、胸が熱くなるお話なので、その感動を皆さんと分かち合いたいです。

金子昇
『ラブ・レター』初演の吾郎役は、僕が兄貴のように慕っている北村一輝さんで、その後ということで余計にプレッシャーが大きいです。北村さんには電話をして相談に乗っていただきました。僕の役者人生で一番長いせりふをいただきましたが、台本を随分前からいただいていたので、これは覚えていかなきゃと思い……でも苦労しました。

佐野瑞樹
最低条件として前回よりも良いものを、というプレッシャーがありますが、「前回よりも良くなっている」と言われるよう頑張りたいと思っています。ショックだったのは監督から「佐野君、台本離したら良くなったね」と言われたこと(笑)。金子君と「最初は台本を持って稽古するよね」と確認していたのに(金子さんは)離しましたからね(笑)! 結局僕だけ一番最後まで持っていました。