『魔界転生』制作発表 - 2006年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から成宮寛貴、中村橋之助、G2
▲左から成宮寛貴、中村橋之助、G2
 天才剣士・柳生十兵衛と天草四郎を中心とする魔界衆との闘いを描いた、山田風太郎の代表作「魔界転生」が舞台化されることとなり、その制作発表が行われた。脚本・演出にはオリジナル作品から翻訳もの、はたまたミュージカルまで、幅広くかつハイペースで活動を続けるG2。柳生十兵衛役には歌舞伎俳優・中村橋之助、対する天草四郎には進境著しい若手俳優の成宮寛貴が扮する。
 長年この企画を温めてきたという橋之助は「やっと実現したという思い」と笑顔を見せながら、「シノプシスを読んで、これで(魔界という)秘境の地に行くチャンスを得たなと思いました。稽古期間も長く取らせていただき、充実した芝居ができるのではと思っています」と自信をみなぎらせた。約一年半ぶりの舞台となる成宮も「橋之助さんが出演された『四谷怪談』を観に行って、こんな“怪物”と一緒にやるんだと緊張し、テンションが上がりました」と神妙な面持ちで意気込みを語った。

 柳生十兵衛役に関して、演出のG2は「とても人間的で、時に女の人を見て鼻の下を伸ばしたり、急にやる気をなくしてしまったり。そういった人間らしさが橋之助さん(の魅力)と重なると思います」と分析。天草四郎役についても「10代の男の子が、三万何千人もの人が死んだ事件(島原の乱)の頂点に立っていた、というリアルさは成宮君だからこそ出せると思う」と話し、それぞれ役者への期待を表した。

 81年故・深作欣二監督、03年平山秀幸監督により過去2回映画化され、その印象も強い作品だが、「新しいものをお見せしたい。原作に一番近い形になると思います」とG2。役者陣も「(深作監督版の映画を)数十年前に見て画期的な映画だったという印象があるのですが、シノプシスがその印象をくつがえすようなものでした(笑)。シャープでワイルドなはずの十兵衛がキュートで人間くさい」(橋之助)、「今の僕の目線と五感で作り上げたい」(成宮)と、舞台版『魔界転生』へ意欲を見せた。また、原作を読み返そうとした橋之助にG2がストップをかけ、「僕の脚本と演出を信じてくれ」と話したというエピソードも飛び出した。

 美しい扮装写真が載ったチラシやポスターも目を引く。「普段はスチール撮りが嫌いなのですが、今回は興にのって3時間くらいで一気に撮りました。昨日まで勘三郎襲名興行だったのですが、(素敵なポスターで)楽屋のいたるところにベタベタ貼っていました(笑)」と橋之助。成宮も「(自分の姿が)美しいと思います。いや、今そう言えって(橋之助に)言われて(笑)」と発言、会場の笑いを誘っていた。