宝塚歌劇月組 ミュージカル『オクラホマ!』製作発表 - 2006年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から霧矢大夢、中村一徳、小林公一(宝塚歌劇団理事長)、轟悠、城咲あい
▲左から霧矢大夢、中村一徳、小林公一(宝塚歌劇団理事長)、轟悠、城咲あい
写真/轟悠 写真/霧矢大夢”

▲轟悠

▲霧矢大夢
写真/城咲あい 写真/当日は楽曲も披露された”

▲城咲あい

▲当日は楽曲も披露された
 『サウンド・オブ・ミュージック』『回転木馬』『南太平洋』など、数々の名作を生み出した、作曲家リチャード・ロジャースと作詞家オスカー・ハマースタイン。この名コンビが誕生した記念すべき作品が、43年にブロードウェイのセント・ジェイムズ劇場で初演され、後に2248回というロングラン記録を打ち立てた『オクラホマ!』だ。20世紀初頭のアメリカ西部のオクラホマ州を舞台に、お互い好き同士なくせに素直になれないカウボーイのカーリーと農場の娘ローリー、そしてローリーに想いを寄せる孤独でひねくれ者の農夫ジャッドが繰り広げる三角関係の恋の騒動を、明るく陽気に描いた物語だ。オクラホマ州の州歌にもなっている有名な主題歌「オクラホマ!」の大合唱は迫力満点。

 宝塚ではこの作品を67年に上月晃、84年に大浦みずきの主演で上演している。宝塚が初めて挑戦した海外ミュージカルとしての本作の成功は、『ウエストサイド物語』『回転木馬』など、その後の海外ミュージカル上演に大きな影響を与えた。

 公演に先駆け、7月5日、都内ホテルにて製作発表が行われ、歌劇団理事長の小林公一と演出家の中村一徳、そして主演のカーリー役の轟悠(専科)、ローリー役の城咲あい(月組)、ジャッド役の霧矢大夢(月組)が顔をそろえた。
小林「『オクラホマ!』は、67年に宝塚が初めて上演したブロードウェイ・ミュージカル。その後、宝塚は数々のミュージカルの公演を行い、日本のミュージカルの発展に少しは貢献したのではないかと思います。今回は、その宝塚の原点に当たる『オクラホマ!』を、今の宝塚の、今の『オクラホマ!』としてお届けしたい。」

中村「リチャード・ロジャース氏、リチャード・ハマースタイン氏の名曲をそろえた作品。今日のミュージカルの原点、基礎であると言っても過言ではないと思っています。初演当時、この作品は明るさ、楽しさに加え、人間味あふれる作品として、観客の心を強く打ったと聞いております。出演者が西部の人間たちをどのように描いてくれるのか期待しています。」

轟「日生劇場へは、3回目の出演。(再演を)バウホールで観ましたのが、ちょうど音楽学校の本科生のとき。先輩方が作られた『オクラホマ!』を上回れるような作品を作れれば。」

城咲「映画などを拝見しましたが、とてもすてきなミュージカルで、出演させていただくことができてとても光栄。(東京宝塚劇場公演『暁のローマ』『レ・ビジュー・ブリアン』に)引き続いて、轟さんと一緒に出させていただくことも、勉強させていただく良い機会だと思っています。」

霧矢「ジャットという役は、この作品の中では唯一、暗い(笑)、孤独を背負った男。私自身の演技の幅も広げていけるのでは。」
Q:今日は『オクラホマ!』を意識しての衣裳でしょうか?
霧矢「……ちょっと(笑)。」

Q:歴史ある作品を今の時代に上演する意図は?
中村「旧き良き時代のアメリカの、現代の人たちが少し忘れていたような、とても純粋な人間たちを観ていただきたい。ロジャース&ハマースタインの世界を、いかにテンポアップさせて今のお客様に感じていただくかを考えたいですね。」

Q:『オクラホマ!』を選んだ理由は?
小林「(初演から)40年の間にいろいろな経験を積んだ宝塚が、今回はどのように料理するのかをお見せしたいと考えました。」

Q:初共演の轟さんと霧矢さん、お互いの魅力を。
轟「……誉め讃え合いましょうか(笑)。組長(夏河ゆら)から聞いたのですが、月組生は自分たちで誉め讃え合う組だと。「誰も誉めてくれないから」なんて(トップスターの)瀬奈さんも言ってましたけど(笑)。霧矢君の舞台は前々から観ていました。今回はミュージカルですが、とても安定感のある歌声で、お客さんも安心して観られると思います。」

霧矢「私が轟さんの魅力を語るのもなんですけれども(笑)。存在感など、宝塚の男役としてすべてが素晴らしい方。学ばせていただくことがまだまだたくさんあります。カーリーとジャットの対比みたいなものに難しさを感じていますが、全身全霊でぶつかっていきたいと思うので、受け止めて下さい(笑)。」

Q:城咲さんの印象は?
轟「初舞台のころから目立っていましたね。スラッとしていて“現代の宝塚の娘役”という感じ。とても朗らかな人なので、『オクラホマ!』ではそれがバーンと開花するのでは。私は組んだ人に対して、こうしなさい、ああしなさいとは言ったことはありません。舞台上では下級生・上級生関係ありませんから、自由に伸び伸びと演じてほしいですね。」

Q:楽曲を歌ってみての感想は?
轟「やはり名曲。とてもきれいで素直。きりやん(霧矢)が(控え室で)ずっと人の歌ばっかり口ずさんでいましたが(笑)、一回観ただけで口ずさめるような歌。はやく思いっきり歌いたいですね。」

霧矢「主題歌はよく宝塚でもイベントなどで使われていて、とてもなじみがありますが、まだまだこんな名曲がたくさん織り込まれてたんだと、改めて思いました。私自身は(本番では)そんなに歌わないと思いますが、人の曲を聴いて、楽屋で歌いたいと思います(笑)。」

城咲「初めて聴いた曲でも耳に残る、すごく印象的な、心弾むような歌が多いと思います。今からとても楽しみです。」

Q:『ファントム』では原作を宝塚的にアレンジしたが、今回は?
中村「なるべく宝塚的に変えたい。この作品はお芝居が占める部分が多いので、わかりやすく組み立てていきたいと思っております。」

Q:フィナーレの演出プランは?
中村「宝塚のフィナーレと『オクラホマ!』の印象はかなり違うので、うまく融合させたい。西部という舞台をそのまま生かせれば。」
公演データ
2006.10/5(木)〜27(金) 日生劇場

【スタッフ】 脚本=リチャード・ロジャース 脚本・作詞=オスカー・ハマースタインII 潤色・演出=中村一徳
【キャスト】 轟悠/霧矢大夢/城咲あい ほか

・8/20(日)前売開始
・全席指定SS席8,000円/S席7,000円/A席5,000円 
・お問い合わせ=阪急電鉄 歌劇事業部 TEL.03-5251-2071